[ファイトクラブ]コロナ感染拡大リスク高まる冬本番 武道館3大決戦は大丈夫か?

[週刊ファイト1月21日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼コロナ感染拡大リスク高まる冬本番 武道館3大決戦は大丈夫か?
 ノア1・10後楽園ホール & 国内コロナ対応展望
 photo & text by TERUZ
・ジュニア戦は高度な技の読み合い 原田ジャーマンホールドで制す
・宣言明け“5日後”だが断言 拳王「必ず日本武道館まで連れて行く」
・丸藤「秋山準は俺より厳しいぞ」 タッグ結成で清宮&稲村と対決へ
・2・12ノア10年ぶり、3・3スターダム10周年、3・4新日旗揚げ記念
・小池知事が外出自粛第一声“2月下旬” 今年もまたやって来る
・感染者数増と、人数制限5千人と、時間制限20時のトリプルパンチ
・ノア年間防衛・潮崎vs.平成怪物・武藤 珠玉カードABEMA生中継


■ プロレスリング・ノア HIGHER GROUND 2021
日時:1月10日(日)11:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆488人(主催者発表)

【国内団体の武道館3大決戦】

■ プロレスリング・ノア ABEMA presents DESTINATION 2021 ~BACK TO BUDOKAN~
日時:2月12日(金)18:00
会場:東京・日本武道館

■ スターダム10周年記念~ひな祭り ALLSTAR DREAM CINDERELLA~
日時:3月3日(水)18:00
会場:東京・日本武道館

■ 新日本プロレス 旗揚げ記念日
日時:3月4日(木)18:00
会場:東京・日本武道館

 実に10年ぶり再進出となる日本武道館大会を1か月後に控えたノアが、1月10日、後楽園ホール大会を開催した。とはいえ8日に首都圏1都3県に新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が発出されたばかり。宣言で指定されている期間は2月7日までとなっているが、予定通り終了となるのか、延長されるのか。こればっかりは神のみぞ知るものとなる。プロレス界全体に目をやると、ノアを含む団体が2月~3月上旬にかけて日本武道館3大決戦で競演となる。課題点を概観しつつ、展望していきたい。

 
 ジュニア戦は高度な技の読み合い 原田ジャーマンホールドで制す

<第5試合/GHCジュニアヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
●大原はじめ
  18分39秒 片山ジャーマンホールド
〇原田大輔
[第43代選手権者]
※原田が2度目の防衛に成功

 積極的にアピールをするイメージがない大原が志願して実現したジュニア王座戦。大原は入場時から手拍子を煽り、気合い十分に入場する。プロレス界でのトラディショナルな技であるスリーパーやバックブリーカーを大原が仕掛ければ、原田も雪崩式フロントスープレックス、ツームストンパイルドライバー、ニーリフトで呼応した。15分経過と同時に大原が放った張り手はパシーンと響き、女性ファンから悲鳴が上がる。原田もラリアットを放つなど最後までデッドヒートとなった一戦は、“スープレックス”ではない“押さえ込み”としての片山ジャーマンホールド(入り方にアレンジあり)で原田が制した。

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