[週刊ファイト1月21日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼時短8時終了マット界入場制限-東京ドーム再検証-トランプ弾劾とWWE
タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・緊急事態宣言は身近だが民主主義危機が小さい扱いの国内報道番組
・「神になった飯伏」も評価が天空まで届いたジェイ・ホワイト職人芸真髄
・StrongStyle開眼ジェフ・コブと金箔NEVER王座鷹木信悟-棚橋弘至へ
・1・5が今回の中身充実だったのに観衆7801人:落ち込みの誤算検証
・年間進化賞ジュリア&朱里Dark Match前年より栄達スターダム40分
・イッテンヨン/イッテンゴ不幸中の幸いと緊急事態宣言下のエンタメ業界
・大丈夫かRAW?フィーンド豚の丸焼き⇒ハーレクインの覚醒アレクサ
・トランプ支持UFCティト・オーティス議員、マスク拒否で議会出入り禁止
・「さらばプロレス大統領」と選手発言、団体広報を妄信するファンの課題
・十人十色趣味の世界、解釈自由の錯覚ゲームされどプロレス改革必要
―― 平日6時からの開催でも会社勤めの方には難しいのに、それが8時には終了となるなら、会場行くのは控えようとなります。2021年マット界は暗い始まりと言わざるを得ません。
オフレコ BABYMETALの武道館1・19-20二連戦も開始時間繰り上げ、「今回は断念する」が仲間から聞こえてくる。飲食業のことがクローズアップされるけど、エンタメ業界の打撃は計り知れない。新日本プロレスもお世話になってる芸能界最大手のアミューズは富士山麓に本社移転を計画していると週刊文春にスッパ抜かれた。オンライン会議はコロナが収束しても続くだろうから、東京でなければならない理由が乏しくなった。
緊急事態宣言は身近だが民主主義危機が小さい扱いの国内報道番組
―― 現地時間6日が、トランプ支持者が暴徒化して米議会に窓を割ったりで乱入、死者を出す異常事態に発展したんですが、日本時間7日が首都圏の緊急事態宣言初日だったことが大きいんでしょうが、ニュース番組の扱いが小さく唖然としました。
オフレコ 本誌の深淵分析拡大版では、しつこい位に「日本のニュース番組なんか横並びの偏向が激しい。頼ってたらアホになる」と繰り返している。コロナ報道、米大統領選といい、今回はニュース量の落差が憂慮しかない。今でも毎日、毎時間、民主主義の危機が延々とCNNやBBCの報道テーマなのに、日本ではちょこっと上辺の経緯しか紹介されてない。
―― 香港の政治家逮捕もあります。議会制民主主義が揺らぐ事態が2021年の新春最大のニュースなんですが・・・。
オフレコ 英国の感染拡大なんか死者1日1500人超と日本の比じゃないのに、BBCも米議会襲撃のニュースが今も引き続きトップ扱いや。ビジネス番組もまたCNNもBBCも、この議会への暴徒侵入事件によりどの企業が影響受けるかの話題から始まっているのに、日本では他人事だと思われている。
―― Comedy番組になるのか、東部時間夜のトーク番組も一斉にトランプ断罪を延々とやって、「本日はジョークなしでやります」と。
▼セス・メイヤーズが人気深夜番組LATE NIGHTで明確にトランプ罷免を訴えた
オフレコ 日本ならお笑い番組までが「安倍首相の桜を見る会」問題を芸人さんが真面目に「これは酷い」とトップの責任まで追求している図になるのかなぁ?
―― トランプ再選委員会を率いたリンダ・マクマホンは、1716万ドルもの超高額献金をしていて、そのウチの1000万ドルは、今回の襲撃を煽って「ワシントンDCに集合!」の号令をかけた保守派女性団体Women for America Firstに10月に送金だと暴露されて非難されています。
オフレコ トランプ大統領だけが悪いんじゃない、あの元ニューヨーク市長だったルドルフ・ジュリアーニ、現在トランプの個人弁護士だけど、Trial by Combatと明瞭に演説して煽っていた。リンダはカネ配って「トランプ再選なんだ」というプロレス流の”嘘も方便”を「100回言えばファンは本当だと思い込む」手法で後方支援したんだから同罪やろう。‘March to Save America’というキャンペーンが立案され、全国のトランプ支持者を首都に召集した。
―― 映像見ていたら、女性の行進軍参加も結構目に付きましたからねぇ。FBIは国内テロ扱いで170人以上を起訴するそうですが、裏で資金出している黒幕たちにも追及は及ぶでしょうねぇ。
オフレコ マット界と関係ある話なんだけど、最後まで読まずに怒る人がいるからトランプと衝撃のCapital Riot勃発の波紋は後半にして、先週号で全部を細部までやれなかった東京ドームとか、国内のマット界ニュースを先にやろう。こちらも他媒体ではやれない議論に絞るから。
「神になった飯伏」も評価が天空まで届いたジェイ・ホワイト職人芸真髄
’20年12月31日年始合併号TLC スターダム新日 シバターDelfinバラモン チャクリキ女子
―― 今週のニュースというなら、ジェイ・ホワイトの「辞めてやる!」会見がライト層ファンの話題だったのですが、トランプ弾劾訴追とCapital Riotの深淵をひも解こうという本誌には笑止千万というか、アングルに決まってるじゃないですか!(笑)。
オフレコ 表紙をどれにするか、毎回スタッフ間で意見がわかれるんやけど、(上記の)林下詩美とか、「年始合併号扱いだから賑やかなスターダムのコラージュにすべき」との図案は却下されてしまった。電子書籍ジャーナル購読者なら、何度も担当稿で「東京ドームは飯伏幸太の戴冠」と活字にしてあるんだけど、公開するサイトしか見てない方には、本誌がジェイ・ホワイトと予想しているとか中身読まずに勘違いされる恐れがあり、ボクは反対票だった。
―― スタッフからだけでなく読者にせよ異なる意見が出るのは健全であり、結構なことです。それに我々も「28歳のジェイ・ホワイト、最高のお仕事役パフォーマンスに痺れました」と先週号で大絶賛なのですから、飯伏幸太と48分5秒を奏でたG1ならぬジェイ1押しで正解でしょう。
▼年末年始総括RIZINさいたまSA-新日東京ドーム-コロナ緊急事態宣言