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困ったことにWWEジャパンからも『レッスルマニア』のカードというものが回っては来ているのだが、本誌既報の通りローマン・レインズ欠場他、色々変更あることはすでに漏れているというのに、前のままのカード宣伝というのは消費者を欺いているのではないか?
いや、これが当日に体調不良なら仕方ないが、すでに今回録画中継になる『レッスルマニア 36』の収録は全部終わっているのである。日本時間「#土曜の朝はWWE」でアングル打って変更をやるのか、それともこのまま虚偽広告を貫くのか。道理でルーク・ハーパーことブロディ・リーが傲慢ビンス・マクマホンをパロディにする由縁であろう。
まして今回、他のストリーミング・サービス会社に「4大PPV大会だけ売る」ことが叶わず、普通TVでの2日で$60、$70の昔ながらのPPVを売るため番組中でも強調するのはともかく、SmackDownを放送するFOXのや、FITE TVのようなストリーミング・サービスにも一日$29.95で売るというのはマイナス効果しかないと思うのだが・・・。WWEネットワークは$9.99、今回からどんなモンかと加入した方なら初月無料だというに、ネット環境が整ってないから高くとも普通のPPVしか選択がないならともかく、ファンは馬鹿ではないと信じたい。
そんな情勢下でのNXTは、今回の会場はフルセイル大学スタジオのようだし、今回から『テイクオーバー:ポートランド』予定の試合が少しづつ番組内でやってくれると。もう『レッスルマニア』後の番組も撮り貯めたらしいのだが、フロリダはロックダウン宣言が出たので、収録分がなくなればパフォーマンス・センターも使えなくなる緊迫の米国事情なのである。
最初の試合はベルベティーン・ドリームvs.マーティ・スカルから。ドリームが手袋して試合している(笑)。う~む。悪くはなかったが良くもなかったか。続くデクスター・ルミスも手袋と。ジェイク・アトラス戦、イマイチ記憶に残らないのだが・・・。
.@RealRinkuSingh. @gurjar_saurav. @Malcolmvelli.
BIVENS ENTERPRISES is here to change EVERYTHING. #WWENXT pic.twitter.com/LVNSQRPoA1
— WWE NXT (@WWENXT) April 2, 2020
謎の超大型インド人選手はリンク・ラージプート、サウラヴ・ガジャールという覚えられない名前らしい。参謀マルコム・ビべンスが紹介していたが、チーム名はビべンス・エンタープライズとか言っていた。なんでも現地SONYとの協力でインドではRAW、SmackDown、NXTの3つとも放送されるそうだ。日本より進んでいるんじゃないか?
NXT女子王座挑戦者決定ラダー戦は敗者復活戦のガントレット戦に。ショッツィ・ブラックハートが、ニュージャージー出身のディオナ・プラゾ、本物中国出身ザイヤ・リー、前回ハメられたアリーヤ、アスカにお仕事していたケイデン・カーターと、4連勝は良かったかと。
ショッツィはジョーン・ジェット&ブラックハーツのファンがリングネームの由来だが、♪I Love Rock’n’Rollの作者にして日本在住だった外タレのアラン・メリルがコロナで亡くなったばかりである。最後はやはりというかダコタ・カイが出てきて「そういうことか」となるんだが、視聴者には次々対戦相手が変わるから集中させるんで良かったかと。
KUSHIDAはホアキン・ワイルド戦なんだが、「KUSHIDAが見た映画は3本だけ」と、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を持ち出すサム・ロバーツのセンスのない解説は最悪。途中で、「折れた、折れた」とKUSHIDAが日本語でレフェリーに言う場面があり、録画収録試合だからあとからカットすればイイと思ったんじゃないか? ただ、咄嗟に日本語でやってしまったのはアスカのお約束とはまた別なので、ボケてしまったミスかも。ホアキンは大丈夫だったようで編集もせずにそのまま腕十字にタップアウトしていた。
.@KUSHIDA_0904 and @joaquinwilde_ square off in a HARD-HITTING battle on #WWENXT! pic.twitter.com/AHTqZa5Iyl
— WWE (@WWE) April 2, 2020
但し、あとのインタビュー・セグメントで弁解しようとしていたところ、ラウル・メンドーサに続いて謎の黒ルチャ覆面組に連れ去られるという、前回と同じスキッドもやっていた。WWE版のダークオーダー増殖始動なのかもだが、なんか芸がないなぁ。
トリは『テイクオーバー』で予定されていたNXT北米王座戦。悪くはなかったんだが、3 way戦で全員がノックアウトする場面とかは、そこでお客が興奮の歓声を上げるから引き立つのであって、そうでないなら無観客試合の場合は闘い方、組み立てを変えろと思ったのは記者だけではないだろう。この辺りがWWEスタイルだけを貫こうとする課題かも。
次週がいよいよ、トマソ・チャンパとジョニー・ガルガノの『テイクオーバー』予定だった遺恨戦である。今回はまた パフォーマンス・センターを破壊したかのリアル・アクション映画がダイジェストで再挿入されていた。
戦時下なのであまり深読みしてもしょうがないが、平均視聴者はAEWが685,000人(前週より16.4%ダウン)、NXTが 590,000人(前週より11.8%ダウン)と、「水曜生TV戦争」開始以来の最低値を記録している。
■ WWE NXT
日時:4月1日(現地放送時間)
会場:米フロリダ州オーランド近郊 フルセイル大学スタジオ
◆ワイルド撃破したKUSHIDAがクルーザー級王座に照準か!?
KUSHIDAがホアキン・ワイルドとNXTで激突した。KUSHIDAは華麗な動きで捕まえたワイルドにアーム・バーを決めて攻め込むと、ワイルドもコーナーに追い込んだKUSHIDAに対してチョップやショルダータックルで反撃。さらにKUSHIDAがワイルドの左腕を蹴り上げると、「折れたぞ。大丈夫か」とレフェリーに主張して対戦相手を心配するも試合は続行。KUSHIDAが豪快にハンドスプリング・エルボーを決めると、最後はアーム・バーでワイルドにタップ勝ちを収めた。
試合後、両腕を上げて勝利をアピールしたKUSHIDAはワイルドと握手を交わしてお互いの健闘を称え合った。さらにバックステージでKUSHIDAは「今日も勝ちました。205含めて何連勝?4、5連勝かな?このままいきますか。クルーザー級のベルト狙っちゃいましょうかね」とNXTクルーザー級王座奪取をほのめかすと、日本時間4月4日の205 Liveでダニー・バーチと対戦することが発表された。
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