フライ級新王者アドリアーノ・モラエス9・12『One FC 20 – Rise of the Kingdom』

(C)ONE FC

 2014年9月12日にカンボジア・プノンペンで『One FC 20 – Rise of the Kingdom』が開催された。
 アジア最大のMMA団体として、初のドバイ大会(One FC 19)に続き、今度は、初のカンボジア大会となった今大会は、メインにフライ級王座決定戦が行われた。

 そのフライ級王座決定戦は、ブラジルのアドリアーノ・モラエスとフィリピンのゲヘ・ユスタキオで争われた。両者ともOne FCで2連勝しており、その実績で抜擢されたものの、MMA先進国であるブラジルと、MMAシーンも選手もこれから伸びていくであろうフィリピンの差が出たようで、モラエスが打撃を散らして、テイクダウンしてグランドで攻め、最後はギロチンチョークで見事に一本勝ち。これでモラエスが新王者に輝いた。

 3大タイトルマッチをはじめ、世界各国の選手を集めた豪華なドバイ大会に比べ、今大会は主にカンボジア人選手を中心としたカードで、UFCで言えば、UFN大会のようであったが、アジアの主要各国で次々と大会を開き、アジア全土をマーケットにするOne FCの戦略が垣間見えた大会だった。

ONE FCオフィシャルホームページ

■ One FC 20 – Rise of the Kingdom
日時:2014年9月12日
場所:カンボジア・プノンペン

<フライ級王座決定戦>
○アドリアーノ・モラエス
 2R 3分54秒 ギロチンチョーク
●ゲヘ・ユスタキオ

<ライト級>
○カロス・フォドー
 2R 4分43秒 チョークスリーパー
●ヴィンセント・ラトール

<カンボジア・フェザー級グランプリ決勝戦>
○サムアン・ダン
 1R 反則
●チャン・ロタナ

<カンボジア・フェザー級グランプリ準決勝>
○サムアン・ダン
 1R 2分34秒 TKO)
●チン・ヘン

<カンボジア・フェザー級グランプリ準決勝>
○チャン・ロタナ (カンボジア)
 1R 4分32秒 TKO
●プラク・チャンシン

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