エマニュエル・ニュートン王座防衛！9・12『ベラトール 124』＋9・12『RFA 18: Manzanares vs. Pantoja』

(C)Bellator

　2014年9月12日にミシガン州プリマスで『ベラトール 124』が開催された。
　メインでは、ライトヘビー級王座タイトルマッチが組まれ、現王者エマニュエル・ニュートンに、ジョーイ・ベルトランが挑戦した。スパイクTVが王者にしようと鳴り物入りで契約し、同じスパイクTVで放送しているTNAにもプロレスラーとして参戦させるなど、知名度を上げてバックアップしたキング・モーをバックブロー一発でKOしてしまい、目論見を崩壊させたニュートン。その勢いのまま、トーナメントでも優勝した上、キング・モーとの再戦でも返り討ちにして暫定王者になった。そして、正王者であるアッティラ・ベグとの王座統一戦でも勝利したニュートンの初防衛戦となった。対するベルトランは、あの古豪ウラジミール・マティシェンコに勝利して引退させた実績で王座戦に抜擢されるものの、全盛期の力のないマティシェンコに勝利しただけで、その前は3連敗だったので、下馬評も圧倒的にニュートンだった。しかし、試合はベルトランが頑張りを見せ、3Rまでもつれ込むが、最後はニュートンが、キング・モーを葬ったバックブローを決めて見事にKO勝利で初防衛戦を勝利した。

　このニュートンに次に挑む挑戦者を決めるライトヘビー級トーナメント決勝戦（新体制になりトーナメントは廃止されるが、現在、続いているトーナメントだけは行い、その勝者は予定通り、王座挑戦権を与える事をベラトールは発表している）は、リアム・マクゲリーが横三角でケリー・アヌンソンを倒して優勝。マクゲリーは、なんとMMA戦績9戦全勝という実力者だ。宿敵キング・モーに勝利した事で同じくタイトル挑戦権を得たランペイジ・ジャクソンは、王座戦よりも、キング・モーと再戦して完全決着をつけたいと語っていたため、マクゲリーの方が先にニュートンに挑戦する可能性が高い。ニュートンはここにきて最強の挑戦者を迎える事になりそうだ。

ベラトールオフィシャルホームページ
スパイクTV

■　ベラトール 124
日時：2014年9月12日
場所：アメリカ・ミシガン州プリマス

＜ライトヘビー級タイトルマッチ＞
○エマニュエル・ニュートン
　3R 3分7秒　KO
●ジョーイ・ベルトラン

＜ライトヘビー級トーナメント決勝＞
○リアム・マクゲリー
　1R 4分40秒　横三角
●ケリー・アヌンソン

＜バンタム級＞
○L.C.デイヴィス
　判定　3-0
●ゼウトン・ロドリゲス

＜ライト級＞
○ライアン・クートゥア
　1R 3分1秒　チョークスリーパー
●トム・バグナスコ

　2014年9月12日にニューメキシコ州アルバカーキで『RFA 18: Manzanares vs. Pantoja』が開催された。

　メインではフライ級王座タイトルマッチが組まれ、現王者マット・マンザナレスに、RFA初参戦ながら、修斗ブラジルなどで7連勝中、ブラジリアン柔術名門ノヴァ・ウニオン所属のアレッシャンドリ・パントージャが挑戦した。ノヴァの選手らしく、試合序盤は王者マンザナレスの打撃に苦しんだパントージャだが、2Rにテイクダウンを成功させると、チョークを極めてマンザナレスを失神に追い込み一本勝ち。まさに柔術家らしいスタイルで新王者に輝いた。

RFAオフィシャルホームページ

■　RFA 18: Manzanares vs. Pantoja
日時：2014年9月12日
場所：アメリカ・ニューメキシコ州アルバカーキ

＜フライ級王座タイトルマッチ＞
○アレッシャンドリ・パントージャ（挑戦者）
　2R 2分38秒　チョークスリーパー
●マット・マンザナレス（王者）

＜バンタム級＞
○エイブル・カラム
　1R 1分29秒ギロチンチョーク
●ユリシーズ・ゴメス

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