追悼:ラッシャー木村 知られざる秘話で綴る金網の鬼

秘蔵写真と時代証言で解き明かす<さようなら! ラッシャー木村さん>永久保存資料集。ルー・テーズから「実はキムラはババやイノキより強い」と評価された“金網の鬼”当時を振り返り、波瀾万丈のレスラー人生を送った木村さんを眞鍋嶽山、岡村正史、みぶ真也ら究極の執筆陣をお迎えして多面的に評価する追悼企画の決定版。

【ラッシャー木村という男について】
ついに国際プロレスの語り部、真打ちがいよいよ登場! 眞鍋嶽山がミルホンネット参戦。貴重な情報、知られざる木村の仲間内での呼称まで記載されており、他専門誌の表面をなぞった追悼特集とは一味もふた味も違う強力な秘話満載の追悼記事を凝縮してお届け。1981年に新日本プロレスに登場した国際軍団についても、定説とされる史実とは異なる経緯を披露。デビュー以来「いい人」としかマスコミで報じてこられなかったラッシャー木村が、一夜にして大悪党に変貌を遂げたのであるが…。

【とっておきのエピソード5連発!】
週刊マット界舞台裏'10年6月03日号の再録になりますが、井上譲二記者自身が撮影したパリ市内のコーヒーショップでの大磯武、清美川さんと木村さんの貴重写真等秘蔵コレクションをまじえながら、週刊ファイト紙面では書くことのできなかった逸話をも収録しています。

【金網の中から こんばんは! 〜さようならラッシャー木村さん〜】
涙なしには読めない感動の「回転4の字固め封印秘話」で、たっぷりと泣かせようとしたのは俳優のみぶ真也だ。ここにある素顔の木村さんこそ、オールドファンが求めていた永久保存版たりえる追悼号の中身に相応しい。

【ラッシャー木村の哀愁について】
「プロレス界の哀しみを一身に背負ってきたラッシャー木村のプロレス人生。木村政雄のレスラーのあり方には日本のプロレス自体が抱いてきた哀しみが体現されている」〜力道山と日本人(青弓社 2002)、力道山―人生は体当たり、ぶつかるだけだ(ミネルヴァ日本評伝選 2008)で知られる岡村正史先生が、哀愁のルーツを探る。ビル・ロビンソンの人間風車を受け、足をバタバタさせた負けっぷりの悪さとは? 素晴らしい内容は必読だ!

ほかにも、漫画に描かれたラッシャー木村にせよ、原作・梶原一騎、作画はミルホンネットがインタビューした峰岸とおるという黄金タッグによる『悪役ブルース』を取り上げるなど、きめの細かい配慮がなされている。昭和プロレスのマニアなら必携の書となるであろう。

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眞鍋嶽山プロフィール
ファイト!ミルホンネットでおなじみのタダシ☆タナカの後を受けバイト待遇ながら週刊ファイトに関わり、主に校正を担当する。
またIWE国際プロレスFC『VIOLET』の主宰者だった事でもマニアには知られる。
そのVIOLET会員でもあった黒木比呂氏プロデュースのラッシャー木村著『猪木へのラブレター』(ライオン社1983年)でも、国際プロレスのTシャツを着用し続ける当時大学生だった眞鍋君たちファンクラブの会員たちを心配して「君たち、俺みたいに石を投げつけられるぞ」と声をかけると、「それでも僕たちはいいんです。好きですから」という答えが。彼らには大変感激して、たしなむ酒がよりおいしく味わえるような気分になる・・・とのエピソードが紹介されていた、あの!眞鍋氏、その人なのである。
地伏丈とVIOLETS(地伏丈、黒木比呂史、眞鍋岳ーたかね・当時)著の名義で『プロレス戦国史仁義なき戦い 敗れざる男たちの外伝』(総和社1996年10月30日発行)がある。
旧・国際プロレス、ジャパンプロレス、第1次UWF、SWS、パイオニア戦志から始まるインディー乱立、分裂について記されているマニア必見の好著なのだ。
マニアが語り継ぐべき、伝説のミスターヒト引退記念&高杉正彦プロレスラー生活20周年記念興行(1996年11月22日・大阪市中央体育館サブアリーナ)のプロモーターとしても知られる。


FC誌『VIOLET』を読むキャピタルジャージ姿の木村さん
写真提供:西尾智幸、眞鍋嶽山、藤井敏之、井上譲二、猪俣謙次

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別冊ミルホンネット 剛竜馬追悼 プロレス馬鹿一代記

追悼:ラッシャー木村 知られざる秘話で綴る金網の鬼

商品コード miruhonnet050

価格 315 円

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