UFC日本大会記者会見後の囲み取材で、「(UFCの)アジアで次のターゲットはインド」とダナ・ホワイトが語っていたが、そのインドのTV局Multi Screen MediaとUFCが契約した事が発表された。ダナ・ホワイトは「UFCにはインドで大きな計画がある。その為には最高のパートナー」と喜びのコメント。この大きな計画とは『ジ・アルティメット・ファイター』のインド版で、過去にアメリカとイギリスの対抗戦というコンセプトのシーズン9、そして現在行われているシーズン16はブラジル版なのだが、今後、更に世界中のいろいろな国で行うという計画があり、アジアではまずインド、続いてフィリピンがそのターゲットであると、囲み取材でダナ・ホワイトは語っていた。
WWEに次ぐもう一つの全米メジャープロレス団体TNAも先にインドに進出、『Ring Ka King(King of the Ringのインド語)』というインド独自の番組を放送しているが、予想以上の成功を納めている。また、MMAでもメジャー大会『Super Fight League』が発足、第一回大会にはジェームス・トンプソン、ボブ・サップ、第二回大会はミノワマンが参戦して話題になったのは記憶に新しい所。5月6日に予定されている第三回大会では、元WWEのスーパースター、ボビー・ラシュリーvs.ジェームス・トンプソンという世界的にメジャー選手同士の対戦が決定しており、世界中のプロレス・格闘技団体がインドを次なる黄金マーケットとして認識している事が分かる。
また、UFC4連敗でその去就が注目されていた秋山成勲の次戦が決定、7月22日にカルガリーで開催されるUFC149にてチアゴ・アウベスと対戦と正式発表となった。秋山は4連敗にも関わらずリリースされない理由として、上記のインドプロジェクトとの繋がるが、UFCがワールドワイドな大会を目指しているという事が大きい。例えば、現在、タレントの猫ひろしがカンボジア国籍に変更してマラソン五輪代表になり大きなニュースになっているが、単純な実力のみで計るなら、マラソンの世界標準記録をクリア出来る選手がいないカンボジアは五輪に出られない。しかし、五輪は世界各国の選手が参加する事に意義がある為、特別枠でカンボジアには枠がある。これは五輪だけでなくサッカー、ワールドカップでも同じで、単純な実力のみだと欧州と南米のみで構成されてしまうが、世界各国が出場するワールドワイドな大会であるが故にアジア枠もある。そういう意味で、実力が劣っていても、アジア枠である秋山成勲、イギリス枠であるダン・ハーディなどは4連敗でもリリースを逃れている。逆に選手層が厚いアメリカ、ブラジルの選手の場合、連敗すると、すぐに次の選手が準備しているのでリリースされてしまうという厳しい状況になっており、秋山は運が良いと言える。しかし実力主義のUFC、マッチメイクに関しては、常に厳しい相手が用意され、さすがに5連敗ではリリースの可能性が高まる状況でも、アウベスという強豪が用意された。しかも対戦相手、チアゴ・アウベスも前戦でマルティン・カンプマンに敗れている為、負けた方がリリースの可能性が高い過酷な生き残りマッチとなりそうだ。
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