4・6『ベラトール 64』上田将勝&中村”アイアン”浩士-日本勢明暗 元戦極王者マルロン・サンドロ辛勝

bellator64.jpg
(C)bellatorFC
※リアルタイム中はリロードしてお楽しみください。
 ズッファ社経営以外ではもっともメジャーなMMA団体であるベラトールFC。4月6日(現地時間)、カナダで、64回目の大会が開かれたが、この大会には日本から上田将勝、中村“アイアン”浩士という2選手が参戦、更に戦極マットで王者として君臨したマルロン・サンドロも登場という事で、日本でも注目されていた。
 そんな中、メインにはMMA無敗のままベラトールFCウェルター級王座まで登りつめたベン・アスクレンに、北米中規模大会を渡り歩き遂にタイトルマッチまで辿りついたダグラス・リマという好カードが用意された。
 メインカード第一試合は、バンダム級トーナメント一回戦、中村“アイアン”浩士とホドリゴ・リマだが、一昔前の柔術家の様にグランドで下になるリマが、下から仕掛けてくる。逆に中村はタックルから上をキープ、リマの下からの攻めと、テイクダウンの中村、僅差だが、北米基準でジャッジは中村を支持、中村が判定勝ちした。
 続いて、同じくバンタム級トーナメント、上田将勝とトラヴィス・マークスと続いた。1Rからマークスがスラム気味に上田を叩きつける。上田もアームロックを狙うがグランドでバックを制し、重いパンチを浴びせてくるマークス有利。2~3Rもテイクダウン、グランドで上をとり有利に試合を進めるマークス。上田もテクニックで決定打を許さず寝技を仕掛けるものの、パワーの差でマークスが上回り判定勝ち。日本人同士の決勝の期待がもたれたが、残念な結果に終わった。
 セミファイナルはアレッシャンドリ・ベゼーラ、マルロン・サンドロのフェザー級トーナメント準決勝。ベゼーラもその勝利のほとんどが一本勝ちという北米の強豪、それゆえ両者、警戒してか、3Rまで距離をとってスタンドでの攻防に終始。会場からはブーイングが飛ぶが、3R、遂にベゼーラが持ち上げて投げるも、サンドロがすぐに上を取り返しグランドの攻防になるものの、しかし膠着でスタンドに戻されると、再び、スタンドの攻防に戻り、そのまま判定に。非常に接戦だった為、判定は割れたが2-1でサンドロが辛勝という感じで判定勝ちした。
 メインはウェルター級タイトルマッチ。1Rからアスクレンがそり投げの様にリマを投げるとそのままグランドで上をキープしてパウンドで攻める。リマも下から仕掛けるが、上でがっちり固める戦法のアレクレン。2R、3R、4R、5Rもひたすらアレクレンがテイクダウンしてグランドで上をキープ、会場からは同じ様な展開に激しいブーイングが巻き起こった。判定は当然、アレクレンの防衛だが、退屈な試合展開に会場からは不満が漏れていた。
■ ベラトール 64
日時:2012年4月6日
場所:カナダ オンタリオ州ウィンザー
<ウェルター級タイトルマッチ>
○ベン・アスクレン(王者)
 判定 3-0
●ダグラス・リマ(挑戦者)
<フェザー級トーナメント 準決勝>
○マルロン・サンドロ
 判定 2-1
●アレッシャンドリ・ベゼーラ vs.
<バンタム級トーナメント 1回戦>
○トラヴィス・マークス
 判定 3-0
●上田 将勝
<バンタム級トーナメント 1回戦>
○中村“アイアン”浩士
 判定 3-0
●ホドリゴ・リマ
100620SRC1811.jpg
戦極では無類の強さを見せたマルロン・サンドロだが、北米では苦戦している
別冊ミルホンネット 戦極REAL大全2009
110718shooto-C.jpg
上田将勝は、あの修斗のカリスマ、佐藤ルミナを倒しているが今回は敗北。
別冊ミルホンネット灼熱の格闘技DREAM NJKF 修斗パンクラス日本復権の狼煙と狼狽事情
詳細版はマット界舞台裏’12年04月19日号泉田暴露事情40年新日好調疑DEEP金網cに掲載されました。
マット界舞台裏2月23日 『UFC on FUEL TV 1』地元JエレンバーガーDサンチェス下す
マット界舞台裏3月1日号WWEPPV大波乱 TNAアメフト超大物来襲 UFC日本大会直前見所
マット界舞台裏3月8日号WWEロック旋風 TNAアメフト継続参戦 野獣サップ連戦連敗
マット界舞台裏3月15日号WWE祭典へ UFC豪州充実 SFビキニ女子戦線話題 クリチコ快勝
マット界舞台裏3月22日号WWE音楽対決 TNA孤立王者 ミルコ引退興行衝撃
マット界舞台裏3月29日号WWE策謀渦巻 ヨコズナ殿堂 Gバーナード復帰 TNA女社長暴行
マット界舞台裏4月5日号WWE祭典直前 ジェリコやり過ぎ挑発 ホーガン新GM
マット界舞台裏4月12日号新GM就任Hホーガン 石井慧試合消滅 ブス先生引退
別冊ミルホンネット 格闘技2012年の現実 K-1身売り米国PRIDE消滅番組DEEP NJKF UFC
別冊ミルホンネット UFC襲来PRIDE消滅5年「しばくぞ、こら」戦士激白MMA歴史転換期記録