今年の大日本プロレスは、実は大阪が本拠地であったのかの如く興行スケジュールが例年にないほど組まれている。
　1週間前の1月8日、大阪たかいし市民会館アプラホール大会に続き大阪鶴見緑地花博記念公園水の館付属展示場大会が開催された。観客はもとより選手にとってより厳しい冬のさなかという屋外の試合となったが、外の観戦は寒いからという理由で今日来なかったファンには後悔させてやるぞ！とばかりの気合の入った迫力溢れ楽しさも加味した熱戦が続いた。
　一昔前、真剣勝負をやっているからシュート格闘技は偉いんだというとんでもない勘違いがはびこっていた時期もあったが、観客の想像力を上回って見せようとばかりに凄いことをさらりとやってのける第一線のプロレスラーのほうが優秀、より試合数も多くて大変なことなのだ。
その上、試合終了後にも時間の許す限りファンサービスに努めている。

第2試合のタッグマッチにて４選手が選手は裸なんだからお前もと、裸にさせられた大橋篤レフェリーとコーナーに下がるたびにジャンバーを羽織る冨宅飛駈に対しどういうことなんだというやりとり。


まだまだ全然ダメだと語る山川竜司、隣はシャドウＷＸ

この日もデスマッチファイターたちは狂乱のファイトを展開。

関本大介は肉体そのものが反則の領域に


　俺は鉄人なんだとばかりに試合終了後には氷を擦りつけ冷水を浴びる公開特訓を披露。大勢のファンが集まり共に盛り上がるインディ－マットきってのピープルズ・チャンピオン、アブドーラ小林。
　何かしらわかりにくいが下はしっかりグリーンのアンダータイツを履いております。お間違いのなきよう。

新土祐二リングアナマニアに捧ぐ。隣はデスマッチドラゴンこと伊東竜二
■大日本プロレス～真冬の屋外　鶴見緑地大会　大阪3大デスマッチ鏡開き開催～
日時：1月15日(日)12:30開場・13:00開始
会場：鶴見緑地花博記念公園・水の館付属展示場
観衆：４１２人(満員)
【全対戦結果】
＜メインイベント大阪3大デスマッチ鏡開き③氷結400キロデスマッチ30分1本勝負＞
アブドーラ・小林　稲葉雅人(フリー）●
　１７分８秒　ジャーマンスープレックスホールド
竹田誠志○　佐々木貴
＜セミファイナル　タッグマッチ　30分1本勝負＞
関本大介○　岡林裕二
　１５分３７秒　ジャーマンスープレックスホールド
ブラック・ジーズ　大谷将司●
＜第4試合大阪3大デスマッチ鏡開き②エニウェアフォール　ストリートファイト　3WAYタッグデスマッチ30分1本勝負＞
宮本裕向○　木高イサミ
葛西純　“黒天使”沼澤邪鬼
佐々木義人　星野勘九郎●
　１３分２５秒　ムーンサルトプレス　ｆｒｏｍラダー　ｏｎ　ｔｈｅ　トラック⇒片ｴﾋﾞ固め
＜第3試合　大阪3大デスマッチ鏡開き①有刺鉄線ボード　タッグデスマッチ30分1本勝負＞
伊東竜二○　南条隼人
　１３分４９秒　ドラゴンスプラッシュ→体固め
シャドウWX　山川竜司●
＜第2試合　タッグマッチ　30分1本勝負＞
冨宅飛駈○　魁
　１１分５５　逆十字固め
石川晋也　谷口裕一●
＜オープニングタッグマッチ　20分1本勝負＞
内田祥一　田中祐樹●
　１１分２３秒　ボストンクラブ
橋本和樹○　塚本拓海
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