これが2009年デスマッチの今だ!

 プロレスの存在意義がかつてないほどに揺らぐ2009年に、デスマッチの炎は今も禍々しく燃え続けている――!

 90年代には大仁田FMWにW★ING、00年代初頭にはECW…。プロレス華やかなりし時代、デスマッチはプロレス村を越えた層の支持を集めるサブカルチャーの一環として、独自の存在感を放ち続けていた。時は過ぎ2009年、プロレスブームはとうの昔に過ぎ去り、ついにはブームを牽引し続けてきたヒーローが、リング上の事故で帰らぬ人となった――。
 しかしそんな時代の中でも、デスマッチは生き続けている。けっして恵まれているとはいえない観客動員の中で、お互いの肉体を蛍光灯で切り刻み合うデスマッチファイターたち。なぜ、こんな時代に彼らは無軌道に傷つけ合うのだろうか…!?
 特に去る7月12日、大日本プロレス横浜文化体育館大会で行われた宮本裕向と竹田誠志の高架足場デスマッチは、大仁田厚以来20年弱引き継がれてきた、この国のデスマッチプロレスの究極を見る思いであった。挑戦者・竹田誠志は、葛西純に憧れデスマッチファイターになるべく、レスリングと総合格闘技を学んだ。これが、2009年の23歳デスマッチファイターにとっての、ごくごく当たり前の生きる姿なのである。焼け野原と化したプロレス界の中で敢然と行われる、2009年のデスマッチシーンは、こんな若者が支えているのだ。

 本書は、デスマッチの総合商社たる『大日本プロレス』を中心に、2009年上半期のデスマッチ名勝負をの数々を、臨場感溢れる迫力の写真群で完全網羅。デスマッチの「今」を余すところなくお伝えします。もちろん、早くも伝説と化しつつある7・12宮本vs.竹田も、二人が4メートルの足場から落ちる瞬間までバッチリ押さえております!

責任編集:「ファイト!ミルホンネット」デスク/植松晃一

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これが2009年デスマッチの今だ!

商品コード miruhonnet010

価格 315 円

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