週刊マット界舞台裏’09年6月18日号

 武藤敬司デビュー25周年記念興行と銘打って開催される全日本プロレス8・30両国国技館において、武藤&船木誠勝VS蝶野正洋&鈴木みのるというドリームカード・・・いやサプライズカードが実現する。
 最大の見どころは、プロレスに電撃復帰することを発表した船木が、復帰戦でいきなり5年以上も口をきいていない鈴木と対決することだろう。そもそも2人がタモトを分かつことになった理由とは、なんだったのか? そして今回2人は和解したのか? 全日カラーにそぐわない遺恨対決が実現に至った背景に迫る!
 「マット界騒然! 2ちゃんねへの書き込みが殺到!」・・・もうそんなプロレス暴露本が出ることはないと思われるが、ある著名なプロレスライターが、かなり際どいウラ話織り込んだ単行本を書き上げたという。
 あの団体の内情にも精通するライターだけに波紋を広げそう。そこで井上譲二記者が、今月下旬の発売を前にそのライターが書き上げた単行本の内容に探りを入れた! さらに元『週刊ファイト』編集長で、これまでいくつもの暴露系単行本を書いてきた井上記者から、暴露本を書く難しさをレクチャー。果たしてあのライターはどこまで踏み込んで書けるのか?
 新日本プロレス、ノアの社運がかかっているといっても過言ではない両メジャー団体の交流戦。6・20新日プロ大阪府立メイン競技場大会でも後藤洋央紀VS杉浦貴、岡田かずちかVS潮崎豪の対抗戦がラインナップされているが、これまでの対抗戦でどれほどの効果が表れているのだろうか? 実はその辺のことは両団体の営業部も掴みかねている様子。
 だが、井上記者はある“データ”から6・20大阪府立大会が、昨年12・7大阪府立大会の観客動員数を大きく上回ることが必至なのと、この先もカード次第では大幅な興行収益アップが期待できることがわかってしまった! 両団体のファンはもちろん、営業部の人間も必読だろう。
 今週の『マット界舞台裏アーカイブス2008』は、1989年11月29日に東京ドームで行われた伝説の『U−COSMOS』でのモーリス・スミスVS鈴木みのる戦について、未だに専門誌媒体ではケーフェイがあるため、肝心の核心に触れていないのに、井上記者はズバリ「○○○通りにならなかった試合だ」と明かしていることを振り返る。
 生意気盛りだった鈴木のプライドを、全盛期だったスミスが踏みにじったあの試合から20年・・・鈴木はデビュー20周年を盛大に祝ってもらい、スミスは『戦極〜第三陣〜』のメインイベントに出場して吉田秀彦と対戦したのだが・・・
 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、ボーナス仕様の豪華3本立て。 13日よりの公開直前特集:徹底検証・必見映画「レスラー」のすべてでは、試写会に招待(?)された二流の文化人ばかりに、なぜかくだらない映画評を語らせている噂の映画『レスラー』をあらゆる角度から絶賛。このプロレスという比類なきジャンルの“奥の奥”まで踏み込んだ名作を語らせるなら、やはりシュート活字の第一人者タダシ☆タナカしかいない。ネット検索すれば映画のデータや素人評などはいくらでも目にする時代となったが、金を払ってでも読む価値のある映画評とはどんなものか。その見本をミルホンネット編集部が自信を持って世に問います。
 米国版Blu-Rayを贈られたタダシ☆タナカが、細部を含めてこのケーフェイ破り映像の全容を解きほぐすだけでなく、この名画がプロレスマニアだけでなく、80年代ヘビーメタル音楽を愛する世代にとっても、いかに衝撃的な選曲がなされているかまでをも詳細。こちらは、そもそもネット検索してもまったく出てきません。「80年代」をキーワードとした、プロレスとヘビーメタルの至福の融合が、主人公ランディ、そして主演ミッキー・ロークの人生とリンクし、観る者の胸にぐっと迫るこの快作の真の魅力は、サウンドトラックのヘビーメタルの数々を解析しないと意味がないのです。
 主人公ランディ”ザ・ラム”ロビンソンの生きた時代、そして彼の聴くロック音楽をこよなく愛し、同時代を現地米国東部で暮らしたタナカにしか解説することのできない、至宝のプロレス映画の徹底特集。ケーフェイ検証を含むため、他の専門誌では絶対に不可能なミルホンネット独占企画となります。映画とともに必読です。
 東海どインディープロレスの雄『JWA東海』6・7第173回大会では、あの伝説の「前田vs.アンドレ」が完全再現!? 前田オマージュ&完コピレスラー「前田明日」(まえだ・ あした写真中央右 左は信州プロレスのチャールズ今井)と、ニセアンドレ「アンドレ・ザ・トモヤ」の一戦は、本家同様の緊張感溢れるセメント展開へ!? 藤本リングアナの渾身レポートをお楽しみに!
 必ず何かが起こると評判の、大日本プロレスの新木場1st Ring興行。6・8大会の主役は、前日32歳の誕生日を迎えたばかりの“黒天使”沼澤邪鬼。沼澤は自らの誕生日を祝うために、32000個の画鋲と200本の蛍光灯による“バースデーケーキデスマッチ”を提案! 伝説の3・12大会同様、新木場が「キチガイ」コール一色に包まれた狂乱絵巻の模様を、衝撃写真の数々とともに、ワンマッチとしては異例の17ページでお届けします! なんと全72ページの特別版ですが、前号で250円に戻すと記したので、出血大放出いたします。お見逃しのないように!

(c)Niko Tavernise for all Wrestler Photos
 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。
<今週の見出し>
▼船木VS鈴木の因縁対決実現に至った背景に迫る!
▼え、あの著名なプロレスライターがまさかの暴露本発売!?
▼新日プロVSノアの対抗戦効果を示すあるデータ
<アーカイブス2008>
▼生意気盛りのプライドをM・スミスに踏みにじられた鈴木みのる
<ファイト!ミルホンネット編集部>
■映画「レスラー」大特集+JWA東海&大日本福袋興業ルポ
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週刊マット界舞台裏'09年6月18日号

商品コード inouejojiz128

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