週刊マット界舞台裏’11年1月13日号 疫病神KENSO G浜田還暦記念

 『週刊ファイト』元編集長の井上譲二氏が独断と偏見(?)で選出した2010年のプロレス大賞をご覧になった方は多いと思うが、その中で年間最高試合賞をプロレスリング・ノアの12・5日本武道館で行われた杉浦貴VS森嶋猛にしたことに対する反論が最も多かった!
 「杉浦VS森嶋を選ぶくらいなら、プリンス・デヴィット&田口隆祐VS飯伏幸太&ケニー・オメガを選ぶべきだろ!? レベル、試合の完成度が数倍違う!」という意見もあれば、「東スポ主導のプロレス大賞と同じ試合を選出するわけにいかないから、わざと外したんじゃないですか?」なんて意見も・・・。そんな声に対し井上記者は「デヴィット&田口VS飯伏&オメガを私は全く評価していない。2度と見たくない試合内容だ!」とまで言い切った。そのワケとは?

 昨年7月、文字通り電撃的に全日マット参戦を果たしたKENSO(鈴木健想)。いきなり初戦でグレート・ムタと対戦して勝利(8・29両国)、昨年末の『世界最強タッグリーグ戦』で初優勝など、その後のKENSO売り出し作戦を振り返ってみると、全日本プロレスが小島聡の後釜として獲得した期待の新戦力だったことが分かる。
 全日プロ入りすると同時にヒールユニットのブードゥ・マーダーズ入りしたKENSOだが、1・3後楽園でブードゥから解雇され、ベビーターンも時間の問題と言われている。全日プロに参戦するようになって約半年。いよいよ三冠ヘビー級戦戦にも絡んでくると思われるが、団体内部では早くも「アイツは救世主じゃなく疫病神だよ」という厳しい声も……。一体、どういう意味なのか?

 新日本プロレス1・4東京ドームが終わり、次はノアのビッグマッチである1・15大阪府立第1競技場の番だ。GHCヘビー級戦の杉浦貴VSバイソン・スミス、GHCジュニア・タッグ戦の丸藤正道&青木篤志VS小峠篤司&原田大輔のほか、高山善廣VSKENTA、佐々木健介VS佐野巧真、森嶋猛VSモハメド・ヨネのシングル3試合もラインナップされた。そして秋山準も1・15で復帰を果たす。
 だが、全体的にパンチ力を欠くカードという印象を受けてしまう。せめてジュニアの試合だけでも新日プロ勢を絡ませてほしかった! ノアはなぜこのビッグマッチに新日プロ勢を投入しなかったのか、その原因に迫る!

 今週からは2010年のバックナンバーを振り返る『マット界舞台裏アーカイブス2010』がスタート。
 元新日プロ社長の草間政一氏が、2011年、再びマット界に降臨する。1・8T−1二見社長とのトークライブ、2・3T−1スペシャル、2・4安田忠夫引退興行への参戦が決定している草間氏だが、一年前の『マット界舞台裏』では草間氏がピンチである件が暴露されていた。
 元々はプロレスとは無縁だった草間氏。一年前も本来得意分野であるはずのプロレスとは関係のない仕事をしていた草間氏だが、なぜか大ピンチに陥ってしまった。井上記者はそんな草間氏の状況を見て、「アントニオ猪木という人間に深く関わった者にはロクなことがない」と記事にしている。いま読み返してみても、草間氏が猪木と絡んだことで、人生に狂いが生じてきたことがよく分かる。

 今週のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、ほかのマスコミとは一味違う切り口のミルホンらしく『レッスルキングダムV in 東京ドーム』の前日記者会見にスポットを当てて新日ドームを特集。飯塚が天山をチョークで失神させた乱入劇から、真壁、田中の乱闘。そして永田とみのるの因縁までを網羅。勿論、ジェフ・ハーディー、RVDら豪華TNA勢、そしてメインに登場する棚橋の雄姿もばっちり。そして、ドーム大会の結果を踏まえて、現在の新日本プロレスが日本マット界の盟主に返り咲いた事をしっかりと伝えている。
 去年の年間最優秀団体と業界で評判の大日本プロレス、正月興行もレポート。とにかくど派手な蛍光灯デスマッチ、選手の身体に蛍光灯がぶち当たり弾け飛ぶ瞬間を多数カメラに収めたので大公開する。その迫力には、驚かされるばかりだ。勿論、蛍光灯だけじゃなく、葛西&沼澤の有刺鉄線デスマッチ、そしてバラモン兄弟も大暴れ。プロレス大賞、新人賞に輝いた岡林の活躍も見逃せない。
 昭和プロレスと地方ネタに強いミルホンネットの本領発揮したのは、小さな巨人、グラン浜田の還暦記念興行レポートだ。メインでは、グラン浜田、タイガーマスク(初代)、ザ・グレート・サスケという日本にルチャを持ち込んだ名レスラー勢ぞろいという豪華さなのだが、相手にはなんとミスター・ポーゴが! 還暦記念にも関わらず、大流血という凄惨な事態になってしまった記念興行。何があったかは、もう読むしかない!

 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。

<今週の見出し>
▼デヴィット&田口VS飯伏&オメガは名勝負なんかじゃない!
▼KENSOに対し、全日内部から「アイツは救世主じゃなく疫病神だよ」の声
▼なぜノアは1・15大阪府立に新日プロ勢を投入しなかったのか?

<アーカイブス2010>
▼猪木に関わったのが運の尽きか? 草間政一元社長が大ピンチ!

<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼『レッスルキングダムV in 東京ドーム』の前日会見 乱闘続出!
・千両役者 棚橋の人気を見ろ
・衝撃的事件!飯塚乱入!チョークで天山失神させる!
・粗大ごみ永田の息の根を止める!みのるの挑発に永田の怒り爆発!
・真壁、田中 大乱闘!震えて眠れ!
・アメリカンプロレスの風TNA ジェフ&RVD
・ドーム大会結果速報 新日本プロレスは盟主に返り咲いた

▼大日本プロレス 年始興行『〜年はじめのデスマッチ 後楽園ホール大会〜』
・ど迫力の蛍光灯デスマッチで年明け!
・蛍光灯さく裂!ど迫力シーン満載のデスマッチ写真
・新人賞、岡林裕二が関本に肉薄
・葛西&沼澤 有刺鉄線ボードデスマッチで大暴れ
・バラモン兄弟出現、混沌(カオス)の嵐吹き荒れる

▼1 日遅れのクリスマス『グラン浜田還暦記念興行』大阪世界館-2010.12.26
・お祝いムードはなく二つの星はただ鮮血に染まりゆくのみ・・・
・猪木のイラスト顔は何度見ても楽しめる=西口の小猪木
・沖縄プロレス名物3WAYマッチ デルフィン、マングース、ロビン
・これは血塗られた友情の儀式か!? グラン浜田ミスター・ポーゴ腐れ縁
・還暦祝いで流血の洗礼とは前代未聞? これはある種、ギネス級

▼タブー満載企画<海外情報局.70>
UFC エドガードロー防衛 五味完敗 ジェフ・ハーディー 裁判 サップ醜聞裏事情
・UFC125 エドガー×メイナード壮絶ドロー B スタン激勝 五味無残
・筋肉増強剤チェール・ソネン不動産資金洗浄で有罪UFC から解雇
・MMA 成功選手チャック・リデル引退を正式発表 UFC フロント入り
・長期欠場か?ジェフ・ハーディー裁判 CZW ニック・ゲージ強盗逮捕
・野獣ボブ・サップは何処へ行く? ドタキャン伝説を詳細に振り返る

★合わせて読めばさらに楽しめる!
2010年の最後に井上記者が週プロ・佐藤編集長にひと言物申す問題作!
来年の1・4ドーム大会のラインナップからうかがえる新日プロの英断
星野さん追悼記事・後編とノアとIGFのいま
星野勘太郎さん追悼記事
ノアー新日ーIGFの危険な三角関係

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週刊マット界舞台裏'11年1月13日号 疫病神KENSO G浜田還暦記念

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