今週の「マット界舞台裏」は、プロレス大賞がベストバウトに選んだあの試合をぶった斬る!

11.01.13BUTAIURA.jpg 東京スポーツ主催のプロレス大賞2010でベストバウト賞を受賞した、新日本プロレスの10・11両国国技館大会で行われたプリンス・デヴィット&田口隆祐VS飯伏幸太&ケニー・オメガのタッグマッチ。
 地上波の『ワールドプロレスリング』でも放送された試合だったこともあり、この試合を見たほとんどのプロレスファンはベストバウトに異論はないようだ。
 しかし審査委員を務めたプロレス記者の中には、飛んだり跳ねたりが中心のジュニア・ヘビー級の試合はベストバウトには相応しくないと異を唱えた者もいたらしい。
 『マット界舞台裏』の井上譲二記者も、ファイト!ミルホンネット鷹の爪大賞2009-2010の年間最高試合賞に、デヴィット&田口VS飯伏&オメガではなく、プロレスリング・ノアの12・5日本武道館で行われた杉浦貴VS森嶋猛を選出している。
 井上記者のもとには「なぜデヴィット&田口VS飯伏&オメガを選ばなかったのか?」といった感じの反論が多く寄せられたという。
 すると井上記者は2011年一発目となる今週の『マット界舞台裏』の巻頭記事で、「デヴィット&田口VS飯伏&オメガを私は全く評価していない。2度と見たくない試合内容だ!」とまで言い切った!
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 井上記者がデヴィット&田口VS飯伏&オメガを否定したのは、飛んだり跳ねたりするジュニア・ヘビー級の試合だからという単純な理由ではない。
 その証拠に某ジュニア・ヘビー級のレスラーも、井上記者に「いまのジュニアの選手たちは・・・」と同じような不満を吐露したという。
 一体、井上記者がデヴィット&田口VS飯伏&オメガをベストバウトはおろか、「2度と見たくない試合内容」とまで断罪した理由とは何なのか?
週刊マット界舞台裏'11年1月13日号