週刊マット界舞台裏’11年6月09日号どこにもない平井暴行事件の深淵

 全日本プロレス5・29神戸の試合前、TARUに顔面などを殴られたスーパー・ヘイト(平井伸和)が開頭手術を受けるほどの重傷を負ったことは、「レスラーは打たれ強い」という定説を完全に覆した。
 実は昔、こういう事態も起こり得ると予測した人物がいた。さらに公になっていないだけで、ファンには見えない控室内でこういうレスラー同士の衝突が起こることもあった。では、なぜ今回はスーパー・ヘイトが意識不明になるほどの重傷に陥る事態になってしまったのか? この暴行事件にはまだナゾが多い……。

 GHCヘビー級王座の防衛回数も5・13イギリスでのタイトルマッチで12回まで伸ばし、名実ともにノアのエースにのし上がった杉浦貴。
 新日本プロレスの1・4東京ドームには2年連続で出場し、G1クライマックスにも出場。まさに我が世の春をオウ歌している感じだが、一部のコアなファンからは同情の声が上がっている。それは「あれだけ頑張っているのに年俸が400万円程度じゃあまりにもかわいそう」というものだ。
 エッ、GHC王者の年俸がわずか400万円? しかし井上記者が試算した金額はそんなもんじゃなかった。誰だ、杉浦の年俸が400万円なんてことを、したり顔で言っているのは?

 K−1やDREAMを主催するFEGを見ても明らかだが、今、各団体に1番必要なもの…それは間違いなく大口のスポンサーである。
 ところが、IGFのエグゼクティブ・プロデューサーである蝶野正洋も言っているように、ビッグマッチを成功させられるだけのスポンサーを持っているのはアントニオ猪木率いるIGFのみ。だが、猪木の金遣いの荒さのせいか、これまでIGFはせっかくスポンサーが付いてもしばらくすると離れていってしまった。その度に「団体崩壊の危機か?」と叩かれるIGFだが、何とこのご時世にIGFにまたまた超ド級のスポンサーが付いたという情報が飛び込んできた! 早速真意を確かめるべく、井上譲二記者が猪木に近い関係者を直撃した!
 2010年のバックナンバーを振り返る『マット界舞台裏アーカイブス2010』では、現在大激震が起こっている全日本プロレスが、実は1年前から警鐘が鳴っていたことがよく分かる記事を取り上げている。
 今回のTARUが平井選手を暴行した事件をプロレス専門誌がどう取り上げるか気になるところだが、唯一、本音で読者が知りたいことを記事として書いているのはミルホンネットだということが、1年前に井上記者が武藤ゼンニッポンに苦言を呈した記事を読んでもらえれば分かるはずだ。


 
 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、プロレス界最大のニュースとなっているスーパー・ヘイト平井伸和VM軍暴行事件を取りあげている。この衝撃記事は性質上、ここで何か書く事は出来ない。読んだものだけが経緯の真相を知る事になろう。

 盛り上がっている新日本プロレス『BEST of The SUPER Jr.』の記事も入稿。好調新日本プロレスにあって、ジュニアの祭典として長い歴史があるだけに、今年も名勝負続出。定番中の定番ブックである、開幕戦で優勝候補がことごとく敗れてという”波乱続出”で、大人の観点から楽しんでいる者の優勝予想をわからなくする仕組みこそがネオ・クラシカルの神髄だ。仙人ウリ・ジョン・ロートの音像と同じく、春、夏、秋、冬の起承転結に則った星取り進行表は時空を超えて響き渡り、新たな感動の旅を始めた。
 全世界注目の外道の明晰な頭脳に、天空の使者たちがアヴァロンの空を飛翔する。外道さんより俺の方が凄いと豪語する試合を作る側の目線でスポット展開を読むマニアとの壮絶なる知恵比べ死闘が開戦する。ヴィバルディの「春の訪れ」を奏でたのは、デイビー・リチャーズを輝かせたプリンス・デヴィットのお仕事だった。今の輝いている新日本プロレスを垣間見せている。

 現在、日本マット界でもっとも充実していると評判の大日本プロレスの5月27日後楽園ホール大会も取材を行った。メインの壮絶なデスマッチでは、なんと意外な男が覚醒!? 王者、伊東への挑戦権までゲットしてしまったのだ。更にセミファイナルでは、正統派“ストロングBJW”が正反対、邪道プロレスの権化、バラモン兄弟と対戦。絡むはずのない両雄がぶつかり合った先に見えたものとは? 真の強敵とは肉体ではなく、アイデアなのだという底なし沼に突き落とされる奈落。

 ミルホンネットが独占している、慈善事業家、タイガー・ジェット・シンの最新情報も入手。ジェット・シンが子供達に語った事、それは・・・・。

 そして、別冊として単独で発表してもおかしくない、これだけで34ページの超ボリュームで、話題沸騰の女子プロレス『REINA』の東部フレンドホール大会をスーパーワイド特集。撮影、記事共に、本当に女子プロレスを理解している者が行ったレポートだけに、女子プロファンを必ず満足させる事だろう。他団体と一線を画し、外国人勢を導入して新風を吹かせつつも、世界に類を見ない女子王国を築き上げた日本マットの中心人物であった豊田真奈美も参戦するという充実した『REINA』の華麗なる世界。豊田真奈美など、むしろ海外で神、いや女神として尊敬を集めているのだ。
 プロレス、格闘技問わず、どうしても男子に比べて女子というジャンルは、ワンランク下と見られる中、日本だけは、全日本女子プロレスからの流れで、男子以上のものを魅せてきた歴史がある。ゆえに尊敬を集め、多くの女子選手が日本へ行く事を憧れにしている。そんな生きるお手本、【天翔絶美】豊田様が、女子プロレス伝承を行うというのは意義ある事だ。勿論、そうした状況に刺激され、中川ともか、A☆YU☆MIなども大ハッスル。この充実した大会を鮮明な写真を豊富に入れて綴っている完全保存版である。

 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。

<今週の見出し>
▼こういう事態は予測出来た? まだナゾが多いTARUのS・ヘイト暴行事件
▼GHCヘビー級王者・杉浦が“ボンビー王者”というのは本当か!?
▼スポンサーが付けば何でも出来る!IGFにまた超ド級のスポンサー

<アーカイブス2010>
▼ビッグマッチのカードが弱過ぎる〜武藤ゼンニッポンに苦言を呈す!

<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼どこにも報じられていないS・ヘイト平井伸和VM軍暴行事件の深淵

▼5・26 新日本プロレス『BEST of The SUPER Jr.』開幕 後楽園ホール
 Text by いっせい
・G1クライマックスに並ぶ新日本プロレスの看板で鉄板シリーズ
・ハヤトx金本浩二「殺気」〜みちのく戦士の勝利に会場は大熱狂
・Gサスケ Tみちのく ノスタルジーを感じながら試合は現在進行形
・とにかくデビッドの試合はハズレがない、鉄板なんですよ
・スカイハイが鳴り響く18 回目ジュニア級戦士祭典至極『Bring it on!』
・爆弾小僧再来デイビー・リチャ―ズに王道アイアン・メイデン魔の刻印

▼大日本プロレス5・27 後楽園 星野勘九郎覚醒!バラモン兄弟呪い
・現在の日本マット界でもっとも充実していると評判の大日本プロレス
・「一騎当千」では全敗だった星野勘九郎が大暴れ
・全敗男の挑戦に困惑しながら受けた王者、伊東
・岡林裕二が、邪道プロレスの権化、バラモン兄弟と対戦
・バラモン兄弟は、相手が“ストロングBJW”だろうと知った事ではない

▼慈善事業家 タイガー・ジェット・シン&タイガー・アリ・シン 学校慰問
・恒例の学校慰問、タイガーが子供達へメッセージ
・タイガーの周りにはいつも黒山の人だかり

▼5・28『REINA 3』東部フレンドホール大会スーパーワイド特集
・"飛翔天女"豊田真奈美 40歳の輝き! 人間国宝絶好調の巻
・メキシコ、アメリカ〜外国人勢が女子マットに風穴を開ける
・シルエタがA☆YU☆MIのベルトに挑戦表明 中川ともか職人芸に感服
・北米では女神 豊田真奈美と闘える至福ミア・イム+上林愛貴のお仕事
・女子マットの至宝 松本浩代がREINA常連ロッキー黒木千里を痛ぶる
・ロキシー・コットン観客操作術満開NEO最後の遺伝子飯田美花好勝負
・期待のアイドル石橋葵 川野夏実との同門対決でようやくエンジン全開

▼タブー満載企画「海外情報局.91」
UFCストライクフォース交流戦 ロシアGLORY脅威 アベルノWWE 契約
・UFC130 ランペイジ&横田基地スタン勝利SRC 王者サンチアゴ撃沈
・10・29UFC137 ニック・ディアズxGSP ウェルター級王座統一戦発表
・15年後の歴史転換?ニューヨーク・ポスト社説でMMA 合法化主張
・国民的英雄マッチョマンR・サベージ、大リーグ球場でも哀悼の意
・シン・カラ救済にマスカラ戦で脱ぐ予定のアベルノをWWE が獲得へ
・WCWフィンガーポーク事件パロディTNA ディスコ・インフェルノ登場
・グーガン・サキ優勝『United GLORY』壮絶SハリトーノフxMモーKO

★合わせて読めばさらに楽しめる!
仲田GMはKENTAとのケンカにこう決着をつけろ!
KENTAと仲田GMの場外バトルはガチか?パフォーマンスか?
容易に勝敗予想が出来てしまうビッグマッチのメーンに警鐘を鳴らす!
『ALL TOGETHER』というタイトルとは裏腹にすべてが一緒にならないマット界
GW特別企画特大号

販売告知
S・ヘイト暴行事件は予測出来たことだし、なぜ軽傷で止められなかったのかに迫る

電子書籍の無断転載は厳禁であり、引用可能なのはサイト宣伝文までが原則です。当書籍で知りえたいかなる記述をも転載・引用するのは堅くお断りいたします。宣伝文を超えてブログやtwitterなどで紹介したい場合は事前にご相談下さい。表紙画像等を送付させていただきます。

週刊マット界舞台裏'11年6月09日号どこにもない平井暴行事件の深淵

商品コード inouejojiz229

価格 315 円

在庫切れ

ウィッシュリストに追加する »