『UFC 128: Shogun vs. Jones』+『KSW 15 – Konfrontacja』リアルタイム速報

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UFC128 王者ショーグン vs. 超新星ジョーンズ
人気・実力・選手層の厚さで、世界の総合格闘技の頂点に君臨するUFC。今大会のメインカードでは、マウリシオ・ショーグン対ジョン・ジョーンズのライトヘビー級タイトルマッチが行われる。
アメリカ東海岸ニューアークで開催される注目の大会は、WOWOW UFC-究極格闘技-で20日夜6時から放送!番組内では日本の被災者と日本へ向けショーグンとミルコが感動的なメッセージも放送される。
一般の方向け ご加入・番組に関するお問い合わせ先 ⇒ TEL 0120-580-807(WOWOWカスタマーセンター/年中無休9~20時)
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『UFC 128: Shogun vs. Jones』
日時:2011年3月19日
場所:アメリカ・ニュージャージー州ニューアーク プルデンシャル・センター 
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(C)NAOKI FUKUDA/UFC-Zuffa, LLC/WOWOW
<メインイベント ライトヘビー級タイトルマッチ 5分5R>
○ジョン・ジョーンズ
(3R 2分37秒 TKO)
●マウリシオ・ショーグン
ショーグンは、PRIDEでも大活躍し、昨年の5月に行われたUFC113で無敗の王者リョート・マチダをTKOで破り、UFCライトヘビー級王座に就いた。今回、約10ヶ月ぶりの試合が初防衛戦となる。対戦相手のジョン・ジョーンズは、2月に行われたUFC126で、当時無敗のライアン・ベイダーを圧倒。相手に付
けいる隙を与えず、2ラウンド一本勝ち。無傷のジョーンズは、試合直後にタイトルマッチ挑戦が発表された。ジョーンズの戦績は12勝1敗だが、唯一の敗戦は反則負けと事実上は無敗。底が見えない恐るべきファイターがUFCにまた1人出現した。
すぐにテイクダウンに成功したジョーンズはパウンドでショーグンを追い詰める。なんとか立ち上がったショーグンだが、スタンドでもジョーンズ優位。試合前に予告していた膝蹴りを駆使し、長い足から繰り出すキックの波状攻撃にショーグンは防戦一方。最後はパウンド、肘打ち連打でショーグンを追い詰めたジョーンズが、ショーグンを立たせて、金網際で膝蹴りを叩きこみ、ショーグンはダウン。レフリーがストップし、ジョーンズが新王者に輝いた。
試合後にはエヴァンスがオクタゴンに呼ばれ、次の挑戦者として煽られた。
<バンタム級 5分3R>
○ユライア・フェイバー
(判定 3-0)
●エディ・ワインランド
“カリフォルニア・キッド”の異名をもつ第2代WEC世界フェザー級王者だったフェイバーに対するは、現在4連勝中で勢いに乗るワインランド。
ユライア・フェイバーに凄い声援が飛ぶ。試合は軽量級らしくスピーディな展開が続き、両者の意地と意地がぶつかりあい、お互いにテイクダウンを許さない、すぐに立ち上がる展開となる。
しかし、2Rにはテイクダウンに成功したフェイバーが、肘を叩きこみ、じわじわとペースを握ってきた。
そのまま、ペースを握ったフェイバーが試合を有利に進め、見事に判定勝ちした。
<ライト級 5分3R>
○ジム・ミラー
(3R 2分15秒 TKO)
●カマル・シャロラス
ヘンゾ・グレイシー一門にして6連勝中でタイトル挑戦も近いジム・ミラーに対するは、イラン出身のレスリングベース、総合無敗のシャロラス。
相手がイラン出身なので、ミラーに対してUSAコールが巻き起こる。レスリングではシャロラスが上なので、打撃や引き込みなどで翻弄するミラー。そしてミラーは2Rにはついにグランドでバックを制してチョークを狙う。なんとかラウンド終了まで耐えたシャロラスだが、これでスタミナ消耗したのか、3Rにミラーの打撃に捕まってしまう。ミラーはアッパーでぐらつかせ、膝蹴りでシャロラスからダウンを奪う。そして頭を抱えてうずくまるシャロラスに追撃のパウンドを叩きこむとレフリーがストップ。ミラーがすかっと快勝した。
<ミドル級 5分3R>
○ネイサン・マーコート
(判定 3-0)
●ダン・ミラー
秋山成勲の負傷欠場によって、実力者ネイサン・マーコートの相手が、元IFL世界ミドル級王座でもあるダン・ミラーに変更になった。マーコートとしては、勝利してタイトル挑戦権を勝ちとりたいが、ミラーも連勝中と勢いがある。
テイクダウン狙いのミラーだが、マーコートは逆に切り返し、豪快に持ち上げてテイクダウン。しかしミラーもギロチンを狙う。その後もマーコート優勢だが、要所、要所でミラーはギロチンを仕掛け、あわやという場面も作る。しかし、試合を支配していたのはマーコートで、判定でマーコートが勝利した。
<ヘビー級 5分3R>
○ブレンダン・ショーブ
(3R 3分44秒 TKO)
●ミルコ・クロコップ
フランク・ミアにKOされたミルコの復帰戦だが、『The Ultimate Fighter 10』準優勝者にしてヘビー級、次代のスター候補、元アメリカン・フットボール選手のショーブと厳しい相手が用意された。
会場人気はミルコ。生意気な若造ショーブにはブーイング、レジェンドであるミルコへ歓声が巻き起こる。しかし、前に出てプレッシャーをかけるのはショーブ。そしてテイクダウンにも成功し、重いパウンドを叩きこむ。2Rもテイクダウンをするのはショーブで、ミルコはペタラーダ(グランド状態で下から蹴りあげる、ヘンゾキックとも言う。グランドでの蹴りが禁止されているUFCでは反則になる)で注意を受け、ブレイク。その後、金網でこう着してしまう。ミルコはパンチでショーブを出血させるも、反則の金的も蹴ってしまい波に乗れない。逆にショーブはテイクダウンを繰り返し、着実にポイントを稼ぐ。このまま試合は判定になると思われたが、なんとここでショーブの右フックがミルコを捕える。この一発でミルコは完全KO、追撃を止められ、ショーブがTKO勝利。
だれた試合だったが、最後は衝撃的な結末が待っていた。
アンダーカード
<ライトヘビー級 5分3R>
○ルイス・カーニ
(1R 2分15秒 TKO)
●エリオット・マーシャル
ダウンを奪い、そのままグランドで亀状態になるマーシャルを殴り続けたカーニがTKO勝利。2連敗のあとだけに会心の勝利に喜びを露わにした。
<ライト級 5分3R>
○エジソン・バルボーザ
(判定 3-0)
●アンソニー・ジョクアーニ
現ライト級No.1ストライカーのバルボーザと3試合連続KOオブ・ザ・ナイトのジョクアーニの一戦。糖分が高くなるだろう期待通り、激しい試合の末、バルボーザが判定勝ちした。
<ウェルター級 5分3R>
○マイク・パイル
(判定 3-0)
●ヒカルド・アルメイダ
両者決め手がなく、会場からはブーイング。判定でパイル勝利もほぼ互角だった。
<ライト級 5分3R>
○グレイソン・チバウ
(判定 2-1)
●カート・ペレグリーノ
あのチバウ相手に力負けせず、互角の戦いを演じたペレグリーノだったが、2-1でチバウが判定勝ちした。
<バンタム級 5分3R>
○ジョセフ・ベネビデス
(判定 3-0)
●イアン・ラブランド
<ミドル級 5分3R>
○ニック・カトーネ
(判定)
●コンスタンティノス・フィリッポ
<フェザー級 5分3R>
○エリック・コック
(1R 2分32秒 KO)
●ハファエル・アスンソン
詳細版は毎週金曜日発売の『マット界舞台裏』に収録される予定です。
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(C)KSW
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『KSW 15 – Konfrontacja』
日時:2011年3月19日
場所:ポーランド
いつの間にか、世界的なMMA大会に成長したKSW。世界一の怪力男、マリウス・プジアノフスキーや、マメッド・ハリドヴなどをエースとして急成長している。
大会中、リング上に世界一の怪力男、プジアノフスキーも登場。次回大会でジェームス・トンプソン戦の予定もあり、また、パウエル・ナツラとスーパースター対決も噂され、今後の欧州MMAをリードしていくだろう。
<メインイベント キャッチウェイト 5分3R>
○マメッド・ハリドヴ
(1R 0分33秒 腕十字)
●ジェームス・アーヴィン
地元のエース、マメッド・ハリドヴが、元WEC世界ヘビー級王者、ジェームス・アーヴィンを迎え撃つ。UFCでは3連敗でリリースされたアーヴィンだが、その地力は侮れない。そしてやっぱりというかアーヴィンが減量に失敗、85キロ契約なのに、91キロで出てきたアーヴィンだが、そのまま試合は行われる模様。
試合開始すぐに、ハリドヴが引き込み気味に自分から倒れる。上からパウンドを落すアーヴィンに対し、狙い澄ました様に下から腕十字を狙うハリドヴ。これが見事に極まり、アーヴィンはタップ。ハリドヴは完璧な試合で、メインで勝利。減量してこない悪党を相手に地元の英雄が華麗に勝利するという理想的な結末となった。
<KSWライトヘビー級王者決定戦 5分3R>
○ラモー・ティエリ・ソクジュ
(2R 5分00秒 TKO)
●ヤン・ブラホヴィッチ
KSW93㎏級トーナメント王者のヤン・ブラホヴィッチが、世界的に有名なファイター、ソクジュを相手に挑む。ブラホヴィッチは世界のメジャーシーンを目指しているだけに、ここで知名度の高いソクジュを倒してアピールしたい所だ。
1Rは静かな打撃戦に終始、試合が動いたのは2Rからだ。ブラホヴィッチがテイクダウン狙いで組みつき、コーナーまで押し込むもテイクダウン出来ず。ブラホヴィッチは引き込み気味に倒れる。そして、なんと足関節狙い。凌いだソクジュが上からパウンド、ブラホヴィッチも下から仕掛ける。しかし、2R終了した時点で、ブラホヴィッチは立ち上がる事が出来ず、足を痛めたらしく、試合続行不可能。ソクジュがTKO勝利となり、新王者に輝いた。
<KSWライト級王者決定戦 5分5R>
○ニコ・プハッカ
(2R 3分20秒 肩固め)
●マチェイ・ゴースキー
<ヘビー級 5分2R>
○トニー・ヴァルトネン
(判定)
●ルカシュ・ユルコウスキー
<ヘビー級 5分2R>
○ロジェント・ロレット
(判定)
●カロール・ベドロフ
<ミドル級 5分3R>
○ジェームス・ジキック
(判定)
●アントニー・チミェレウスキー
<ミドル級 5分3R>
○ミハル・マテルラ
(2R 3分30秒 ギロチンチョーク)
●グレゴリー・バビネ
<ヘビー級 5分3R>
○マルチン・ロザルスキー
(2R 1分51秒 TKO)
●マルチン・バルトキエヴィッチ
<ウェルター級 5分3R>
○アスラムベク・サイドフ
(判定)
●ルーベン・クラウフォード
背景や周辺事情までを押さえた詳細版は毎週金曜日昼発売の週刊マット界舞台裏’11年3月31日号 マット界の祈り震災地へ届け!に収録されました。ぜひ、濃い分析をお楽しみ下さい。
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