『Strikeforce: Diaz vs. Cyborg』リアルタイム速報

ヒョードル、アリスター、ファブリシオ、ジョシュといった大物が揃うヘビー級トーナメントの開催が発表され、話題になっているストライク・フォースだが、1月29日(アメリカ現地時間)『Strikeforce: Diaz vs. Cyborg』が開催される。
ウェルター級とミドル級のタイトルマッチが行われ、ヘビー級トーナメントに負けず豪華なカードが並んでいる。
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(C)Strikeforce
※リアルタイム中はリロードしてお楽しみください。
『Strikeforce: Diaz vs. Cyborg』 2011.1.29 アメリカ カルフォルニア州サンノゼ
○ニック・ディアス
(2R 4分50秒 腕十字)
●エヴァンゲリスタ・”サイボーグ”・サントス
悪童ニック・ディアスに、最近は嫁もブレイクしている、エヴァンゲリスタ・”サイボーグ”・サントスが対決。共にキャラクター性が強い選手同士なので、派手な試合が期待される。
サイボーグは徹底的にディアスの右足太ももだけをローキックで攻める戦法。これにディアスが苦しむ展開になるが、ディアスも得意のボクシングで反撃、打撃戦となり会場は「ディアス」コールにy包まれる。2Rも打撃戦が続くが、グランドになったら、ディアスがすぐさま、下からの腕十字を極めて一本勝ち。ディアスが貫録を見せつけるのと同時に、ホジャーと共にグレイシーの強さを見せつけた。
<セミファイナル SFミドル級タイトルマッチ 5分5R>
○ホナウド・ジャカレイ
(3R 2分00秒 チョークスリーパー)
●ロビー・ローラー
王者ホナウド・ジャカレイに元EliteXCミドル級王者のロビー・ローラーが挑戦だ。非UFC選手のミドル級選手頂上決戦と言えるカード。スコット・コーカーはジャカレイに足りないのは知名度だけという様に実力は申し分ない。ここは長く北米でトップ選手として活躍してきたローラーに勝って名前を挙げたいが、古豪ローラーも簡単に勝てる相手ではない。最近では、北米デビューして名を挙げようと乗り込んできたメルヴィン・マヌーフを返り討ちのTKOした実績もある。これも名勝負になりそうだ。
1R、最初にテイクダウンを奪ったのはジャカレイだが、スタンドに戻るとローラーが打撃でペースを掴む。スタンド打撃ではローラー有利でジャカレイはダウンを奪われる。再びスタンドに戻るとジャカレは打撃戦を避け、すぐに組む戦法に切り替えてきた。2Rもジャカレイは即効でテイクダウン、グランドで翻弄、パスして腕十字を極めかかり試合を優勢に進める。3Rも即効でテイクダウンしたジャカレイが、チョークスリーパーを極めて一本勝ち。打撃を捨てて、徹底的に得意のグランドに持ち込んだ事が勝利を呼んだという感じだ。
<ヘビー級 5分3R>
○ハーシェル・ウォーカー
(1R 3分13秒 TKO)
●スコット・カーソン
元NFLスーパースター、ハーシェル・ウォーカーのMMA第二戦にして、引退試合も行われる。ウォーカーはこの試合でMMAを引退、再びNFLにチャレンジすると語っており、48歳という高齢でこんなチャレンジをするとは凄いの一言だ。ヒョードルだ、アリスターだと言ってもマニアの間だけの人気、ストライク・フォースでもっとも視聴率が取れる、知名度があるのは、このウォーカーなのだ。果たして本当に引退試合になるのか注目だ。
いきなりの打撃戦でダウンを奪ったのはウォーカー、そのままグランドで上になる。カーソンは足関節狙いだが、ウォーカーは上手く対処、カーソンは負け犬のポジション亀の体勢になる。そこをウォーカーがタコ殴り。なんとか凌いだカーソンが立ちあがろうとする瞬間、襲い掛かったウォーカーのパンチでカーソンが崩れ落ちるとレフリーがストップ。ウォーカーが完勝、会場は大歓声に包まれた。
試合後、ウォーカーは引退宣言を撤回、もう一度!とアピールした。
会場にはメレンデス、クリス・サイボーグらSF王者と共に、UFCヘビー級王者のケイン・ヴェラスケス、そしてラッパーのMCハマーも来場している。
<ライトヘビー級 5分3R>
○ホジャー・グレイシー
(1R 4分19秒 チョークスリーパー)
●トレヴァー・プラングリー
若手グレイシー期待の星、ホジャーは、元Bodogミドル級王者でローカル大会では実績のあるプラングリーと対戦。ホジャーの真価が問われる一戦だ。
スタンドで様子見で始まったが、ホジャーがムエタイの膝蹴りで空気を変えると、強引にテイクダウン。グランドになるとホジャーが圧倒、パスしてマウントを制し、逃げようともがくプラングリーのバックを捕えてチョークスリーパーで一本勝ち。グレイシースタイル、ベーシック1という感じで完勝した。
大会の詳細版は次回の『マット界舞台裏』付録に収録されます。
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