『UFC 123: Rampage vs. Machida』 リアルタイム速報

いよいよ注目の『UFC 123: Rampage vs. Machida』が今週末に開催される。
先週の『UFC 122: Marquardt vs. Okami』がドイツ遠征興行だという事で、小規模大会という感じのカードだった分、今週は、タイトルマッチこそないものの、元王者が4人も集まり、それぞれ対戦するという豪華な大会になりそうだ。
UFC%20123%20Rampage%20vs.%20Machida.jpg
※リアルタイム中はリロードしてお楽しみください。
『UFC 123: Rampage vs. Machida』 2010.11.20 アメリカ ミシガン州オバーンヒルズ
<ダブルメインイベント ライトヘビー級 5分3R>
○クイントン“ランペイジ”ジャクソン
(判定 2-1)
●リョート“ドラゴン”マチダ
メインには、映画『特攻野郎Aチーム』で二代目コング役に抜擢されて人気のクイントン・ジャクソンに、前王者の空手キッド、リョート・マチダの対戦だ。
ジャクソンはなんとPRIDEのテーマ曲で入場してきた。プレッシャーをかけるジャクソンと、足を使ってサークリングのリョートと、静かなスタンドの展開が続くが、トップ選手同士の負けられない戦いなので、緊張感からかブーイングはない。2Rもお互いにケージに押し込む展開が続くが、ジャクソンが遂にテイクダウン、しかしリョートはすぐにケージを利用して立ちあがる。3Rもお見合いが続いたが、リョートの左がヒットしてジャクソンが棒立ちになったところをリョートがラッシュ、パンチと蹴りで一方的に追い詰めて、テイクダウン。そしてパスしてマウントを取り、腕十字を仕掛けるが、ジャクソンが持ち上げてスラム気味に叩きつけて逃げる。再び組みついたリョートが今度は足関節狙いで攻め続けるが、試合が終了。
判定は2-1でジャクソン。後半はリョートが圧倒していたので、会場からは歓声と共に、ブーイングも大きかった。3Rは明らかなリョートのラウンドで、1-2Rはほぼドローだが、マスト判定ならジャクソンについてもおかしくない。ラウンドマスト判定だからこその結果だろう。
<ダブルメインイベント ウェルター級 5分3R>
○BJペン
(1R 1R0分21秒 TKO)
●マット・ヒューズ
マット・ヒューズとBJペンの決着戦だ。これまで1勝1敗の両雄、思えば、一時最強を欲しいままにしたマット・ヒューズに土をつけたのがBJペンだ。その後、リベンジに成功したものの、37歳とキャリアも終盤に差し掛かっているヒューズにとっては、戦績を2勝1敗にして決着をつけたいだろう。
ビリビリする様な緊張感の中、試合がスタートしたが、試合開始直後の打ち合いで、BJペンの右フックがさく裂。崩れ落ちるヒューズに追い打ちをかけるペンをレフリーが止めて、ペンが見事にTKO勝利。あまりに衝撃的な決着に会場は爆発、大歓声に包まれた。
<ミドル級 5分3R>
○マイケル・ファルカォン
(判定 3-0)
●ジェラルド・ハリス
前戦でスラムで勝利したハリスに、シュートボクセ所属でローカル大会で勝利を重ねUFCに参戦してきたファルカォン。
スタンドでのお見合いが続き、会場からブーイングが飛ぶが、ファルカォンがパンチラッシュからテイクダウンを奪うと、一気呵成にパウンドの連打。苦しくて背を向けるハリスをチョークで捕え締めあげる。ハリスはそのまま立ちあがり、ファルカォンを後ろに投げ捨てるが、ファルカォンはチョークを離さず締めあげ、ハリス絶体絶命だが、ラウンド終了で助けられる。2Rもファルカォンがラッシュからパウンドで主導権を握るが、3Rはポイントでリードしていると思ったのか、完全に流すという戦法に。ポイントで負けてるハリスも手が出ず、スタンドでのお見合いが続き、会場からはブーイングが。判定はファルカォンで文句ないが、UFCデビューで、この戦法は評価を落としそうだ。
<ライトヘビー級 5分3R>
○フィル・デイヴィス
(2R 2分55秒 アームロック)
●ティム・ブティッシュ
NCAAレスリング選手権王者にして、MMA転向後も7戦全勝の次代のレスリング怪物デイヴィスに、中堅のブティッシュが挑む。
予想通り、ローキックからデイヴィスがテイクダウン。そして上からパウンド、肘を叩きこむ。かなり痛そうで頭を抱えるブティッシュだが、デイヴィスは頭だけではなく、腹部にもパウンドを叩きこむ。そして2Rもテイクダウン狙いのデイヴィスに、ケージを利用してなんとか耐えるブティッシュは、最後にはギロチンに捕えてテイクダウンされる。ギロチンを脱出したデイヴィスはそのままアームロック。上四方固めの様な体勢になり締めあげるとブティッシュはタップ。デイヴィスが一本勝ちした。
<ライト級 5分3R>
○ジョージ・ソティロポロス
(2R 2分43秒 アームロック)
●ジョー・ローゾン
オーストラリア選手として頑張ってるソティロポロスに、勝っても負けても判定決着がほとんどないローゾン。
試合は軽量級らしく、スピーディーな攻防で、交互に上をとってパウンド、肘や技を仕掛ける攻防が続く。
しかし、2Rにペースを握ってきたソティロポロスが首相撲からの膝蹴り、そしてテイクダウン、グランドで上をキープしてキムラ・アームロックを極めて一本勝ちした。
アンダーカード
<ウェルター級 5分3R>
○ブライアン・フォスター
(2R 2分11秒 ギロチンチョーク)
●マット・ブラウン
<ミドル級 5分3R>
○マーク・ムニョス
(判定 3-0)
●アーロン・シンプソン
<ウェルター級 5分3R>
○デニス・ホールマン
(1R 1分47秒 TKO)
●カロ・パリジャン
<ライト級 5分3R>
○エジソン・バルボザ
(3R 0分26秒 TKO)
●マイク・ルーロ
<ライト級 5分3R>
○ポール・ケリー
(2R 3分16秒 TKO)
●T.J. オブライエン
<ライト級 5分3R>
○ニック・レンツ
(判定2-1)
●タイソン・グリフィン
WOWOW UFC-究極格闘技-
週刊マット界舞台裏’10年10月14日号 vol.58 ディアスSF登場 シナ屈辱台本フジメグ勝利DREAMギャラ未払い醜聞
週刊マット界舞台裏’10年10月21日号 vol.59 UFC生中継直前 暴君ディアス TNA悪ホーガン結託PPVの顛末
週刊マット界舞台裏’10年10月28日号 vol.60 UFCレスナー防衛戦 WWEマットH解雇 スティング殿堂入りの怪
週刊マット界舞台裏’10年11月04日号 vol.61 ダナ重大発表 揺れるMMA界勢力図 WWEテイカー休養
週刊マット界舞台裏’10年11月11日号 vol.62 ビンス覚醒 SFベラトール対抗戦 ヒョードルM-1大会に
週刊マット界舞台裏’10年11月18日号 vol.63 岡見と獣神 WWE台本暴露の波紋 イスラエル/オセアニアMMA
週刊マット界舞台裏’10年11月25日号 vol.64 豪華UFC123 岡見勝利 ダナ・ホワイトがマーコートを激怒 WEC 水垣偉弥失神