2008年GW ダブプロレスツアー 逸脱と、回帰と。

こちらでも数回告知した、広島の団体「ダブプロレス」がG.Wに行った広島・東京・大阪のtourが無事終了しました!全大会を合わせて500人を超えるお客さんにご来場いただきました!アリガトウ!
大阪では初の自主興行(これまではクラブイベントへの参加のみ)、東京では完全な初お目見えで、広島でのホンリョウハッキ、とは行かなかったけど、すごく盛り上がったし、wrestlerやDJなどのやる側も、見て頂いたオキャクサンも、次に繋がる、素晴しい経験になったのではないかと思います。
今回のtourは、ダブプロレスが2000年から行っている、ringなしで行う「バックヤードスタイル」で行われました。最近でこそ、ringの無いwrestling showはいくつかみられるけれど、より一般的なimageからいうと、ringはpro-wrestlingには欠かせない要素。
偶然そこにringが無い、のではなく、最初からringが無いことを前提にshowが構成されているということは、ダブプロレスのtourで行ったwrestlingは「プロレスでは無い」、少なくとも、1954年以降日本で行われてきたプロレスからは大きく逸脱したものだといえます。
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<DJブース、観客が囲むマットの中で内田・カブキ対峙の瞬間。>
実際、「プロレスじゃないみたい」という感想も頂きました。でも、正反対の「これこそプロレスだ!」という評価もあったことは事実。これはどういうことなんでしょう。
少し時計の針を戻してみると、日本で行われるようになる前のプロレスはサーカスで行われた試合がその起源だとされています。サーカスの小屋、あるいはテントの中という空間。そこには老若男女がwrestlingだけではなく色々な芸を見るために集い、動物やクラウン、曲芸士や楽団が居て、騒がしくて、楽しい空気だったはず。
ダブプロレスのバックヤードスタイルでのshowは、その、日本で行われる以前のプロレスへの回帰でもあったのかもしれません。敏感なwresling fanのミナサンが、その空気を、時代を大きく超えて嗅ぎ取ってくれたのかもしれませんね。
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<暗闇がwrestlerによって幻想的な空間にも。レイパロマ登場。>
トモアレ、プロレスからの逸脱と回帰というアンビバレントな魅力が、ダブプロレスのshowにはあったのではないでしょうか。
次回は、もうちょっとザックバランにtourの裏話など。
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<梯子から机に真っ逆さま!”zombie”504の息の根は止まるか?>
kabukikid.
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