(C)PWG
7月29日（現地時間）にカリフォルニア州レシーダでPWG「THIRTEEN」が開催された。
北米インディーにおける西海岸の雄であるPWG（プロレスリング・ゲリラ）の13周年記念大会として行なわれたこの大会は、なんとタッグ王座戦以外の試合がシングルマッチという豪華な大会となった。
そしてメインで行なわれたのは、現PGW世界王者ザック・セイバー Jr.が、挑戦者カイル・オライリーを迎え撃った王座戦だ。テクニシャン同士の対戦だったが、最後はセイバーJr.が腕十字を極めてサブミッションで一本勝ち。しかし、試合後に事件が起った。なんと今大会でPWG卒業になると言われているロドリック・ストロングが前王者の自分は再戦権があるので、ここでリマッチをさせろと要求したのだった。これを受けて急きょ、なんとノーDQで王座戦が開始された。試合はアダム・コールが乱入し、ストロングを誤爆してしまい、セイバーJr.がヨーロピアン・アッパーで勝利。王座奪還なならなかったものの、試合後にPWGから旅立つストロングを観客と参戦選手達によって送別が行なわれた。ストロングは主戦場としていたROHと契約更新をせず、2016年6月25日のTV放送分を最後に退団。そしてPWGも今大会がラストマッチとしていた。今後はWWE入りが濃厚とされている。
■ PWG「THIRTEEN」
日時：2016年7月29日（現地時間）
場所：アメリカ・カリフォルニア州レシーダ
＜PWG世界王座ノーDQマッチ＞
○ザック・セイバー Jr.（王者）
ピンフォール
●ロドリック・ストロング（挑戦者）
＜PWG世界王座タイトルマッチ＞
○ザック・セイバー Jr.（王者）
腕十字
●カイル・オライリー（挑戦者）
＜PWG世界タッグ王座タイトルマッチ＞
○ヤング・バックス（王者）
ピンフォール
●クリス・ヒーロー、JTダン（挑戦者）
＜シングルマッチ＞
○マーティ・スカール
ピンフォール
●サミ・キャラハン
＜シングルマッチ＞
○チャック・テイラー
ピンフォール
●トレント
＜シングルマッチ＞
○ジェフ・コブ
ピンフォール
●トレヴァー・リー
＜シングルマッチ＞
○ロドリック・ストロング
ピンフォール
●ティモシー・サッチャー
＜シングルマッチ＞
○アダム・コール
ピンフォール
●ブライアン・ケイジ
7月29日（現地時間）にメキシコ・メヒコ州トルーカで『AAA テレビテーピング大会』が開催された。
メキシコの2大メジャー団体のAAAは、2016年8月28日にAAA年間最大「トリプレマニア2016」を開催する事を発表。その直前のテレビテーピングとなった今大会では、なんと「トリプレマニア2016」のメインと同じカードが組まれた。そのメインは、AAAの中心的存在であり、サイコ・サーカスを率いるサイコ・クラウンと、ハードコアルチャの申し子、パガノだった。この2人は「トリプレマニア2016」では最終決着戦、マスカラ・コントラ・カベジェラ（敗者、覆面剥ぎ、髪切りマッチ）で雌雄を決する事が決定しており、大抗争中だ。パガノは、流血、凶器なんでもありのハードコアマッチを得意としており、インディ団体ではニチョ（初代シコシス）と血で血を洗う抗争を繰り広げ、遂にカベジェラ戦（敗者、髪切りマッチ）まで発展した（※ニチョが勝利）。しかし、AAA入りすると今後はサイコ・クラウンをターゲットにして、なんと大抗争を繰り広げたニチョとの組んでいる。そんなパガノに狙われたクラウンは当然、ハードコア戦を余儀なくされ、この前哨戦でも、大流血戦となってしまった。結果はパガノが勝利し、大一番に向けて弾みをつけ、クラウンは本番でどう盛り返すかが注目されている。
■ AAA テレビテーピング大会
日時：2016年7月29日（現地時間）
場所：メキシコ・メヒコ州トルーカ
＜ブルテリーマッチ＞
○パガノ
4コーナー先取
●サイコ・クラウン
＜6人タッグマッチ＞
○エル・テハノJr.、ドラゴ、アエロスター
ピンフォール
●ペンタゴンJr.、ダガ、ジョー・リーダー
＜6人タッグマッチ＞
○アベルノ、チェスマン。リッキーマルビン
ピンフォール
●ラ・パルカ、ベンガラ、アルヘニス
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