ボラドールJr.がKUSHIDA下して王座防衛!『CMLL 金曜日定期戦』

(C)CMLL

 7月8日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『CMLL 金曜日定期戦』が開催された。
 今大会のメインでは、ボラドールJr.が保持するNWA世界ヒストリック・ウェルター級王座に新日本プロレスから遠征している現IWGPジュニア王者のKUSHIDAが挑戦した。かつて世界最大のプロレス団体だったNWAの中軽量級の王座はメキシコのCMLL(当時EMLL)が管理していた。その後、NWAが崩壊した後も、中軽量級王座はNWA世界ヒストリック王座としてCMLLが管理している。つまり、IWGPよりも古い由緒正しい王座という事だ。この虎の子の王座を奪われる訳にはいかないボラドールJr.だが、1本目はKUSHIDAの腕十字で取られてしまう。しかし、2本目を取り返し、最後は3本目、必殺のボラドール・スパイラルを決めてKUSHIDAを仕留めフォール勝ち。見事にボラドールJr.が王座防衛を果たした。

 そしてセミファイナルには、アトランティス、マキシモ・セクシー、ディアマンテ・アスールというCMLLテクニコ勢が、現在、提携している新日本プロレスから遠征してきているマイケル・エルガン、タマ・トンガ、タンガ・ロアと対戦。1本づつ取り合い、3本目だが、トンガとロアの2人の連携にアスールがひっかかり、レフェリーの隙をついた反則のローブローを食らって破れてしまった。結果、トンガ勢が反則攻撃で勝利した。

 さらに、ミスティコとラ・マスカラが一騎打ちを行った。マスカラはルーシュと壮絶な仲間割れした後、ルーシュだけではなくルーシュの血縁全てを敵としており、ミスティコはルーシュの弟である為、抗争が続いている。そして遂にシングルマッチで激突する事になったのだ。試合は、憎きミスティコのマスクに手をかけるマスカラ。更に試合中にレフェリーが誤爆で意識を失うとショッカーが現れてマスカラと2人がかりでミスティコを攻撃。レフェリーが気が付いて、マスカラの反則負けとなった。しかし、マスカラは勝敗など問題にせず、今度はミスティコの覆面を完全にとってしまったのだった。顔を隠してうずくまるミスティコ。マスカラのルーシュ一族への攻撃は増すばかりだ。

■ CMLL 金曜日定期戦
日時:2016年7月8日(現地時間)
場所:メキシコ・アレナメヒコ

<NWA世界ヒストリック・ウェルター級王座タイトルマッチ>
○ボラドールJr.(王者)
 2-1
●KUSHIDA(挑戦者)

<6人タッグマッチ>
○マイケル・エルガン、タマ・トンガ、タンガ・ロア
 2-1
●アトランティス、マキシモ・セクシー、ディアマンテ・アスール

<6人タッグマッチ>
○ウルティモ・ゲレーロ、ショッカー、メフィスト
 2-1
●サム・アドニス、ジョニー・アイドル、オクムラ

<シングルマッチ>
○ミスティコ
 反則
●ラ・マスカラ

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