(C)ROAD FC
7月2日(現地時間)に中国・長沙で『ROAD FC 032』が開催された。
韓国最大のMMA団体となったロードFCだが、日本や中国に進出しており今回の中国大会のメインはボブ・サップ対アオルコロの超ビッグカードだ。また、今大会は日本でも無料のインターネット放送アフリカTVで無料生放送が行なわれている。日本でも大ブレイクした野獣ボブ・サップは引退していたが2015年大晦日のRIZINで行なわれた曙との史上最大の再戦で電撃復帰。見事に難敵、曙を退けリベンジを許さなかった。その後の現役続行に関してはオファー次第と答えていたが、韓国最大のメジャーMMA大会ロードFCの中国進出第二弾の目玉として参戦する事となった。ロードFCのスーパーバイザーであったサップだが、今度は選手として盛り上げるようだ。対するアオルコロは140キロという小柄な選手の多いアジア系としては巨漢でありながら散打の達人である。前戦はチェ・ホンマンを追い詰めたものの敗れたが、勝っても負けても突貫ファイトで観客を魅了している。試合は、アオルコロがブンまわしてパンチラッシュにローキック。サップも手を出すも、アオルコロに押され、遂にアオルコロの左フックを食らってダウン。頭を抱えてうずくまるサップにアオルコロが追撃するとレフェリーがストップし、アオルコロがTKO勝利となった。
また、日本から法 DATEと華 DATEという女子選手が参戦したが、惜しくも判定で敗れている。
■ ROAD FC 032
日時:2016年7月2日(現地時間)
場所:中国・長沙
<無差別級>
○アオルコロ(中国)
1R TKO
●ボブ・サップ(米国)
<キャッチウェイト(女子56kg)/5分2R>
○リン・ホーチン(中国)
判定 3-0
●法 DATE(日本)
<フェザー級/5分3R>
○キム・スーチョル(韓国)
1R 2分53秒 TKO
●ジュマビエク・トゥアスン(中国)
<キャッチウェイト(女子46.5kg)/5分2R>
○イ・イェジ(韓国)
判定 2-0
●華 DATE(日本)
<ヘビー級/5分3R>
○ホウ・ツェンリン(中国)
1R TKO
●クァク・ビョンイン(韓国)
前座
<ライト級/5分2R>
○アルバート・チャン(カナダ)
判定 3-0
●イ・ヒョンソ(韓国)
<フライ級/5分2R>
○朝倉 海(日本)
1R リアネイキドチョーク
●リウ・シャオヤン(中国)
7月2日(現地時間)に中国・合肥で『ONE Championship: Dynasty of Champions』が開催された。
世界75カ国を超える国に放送され、世界75カ国を超える国に放送され、今では世界第三、そしてアジア最大の格闘技団体となった「ONE Championship」。日本でも無料インターネットテレビであるAbemaTV(アベマTV)で生放送がスタートして勢いに乗っている。
今大会のメインはモンゴルのキックボクサーで日本でも活躍、ONEではフェザー級王者になっているジャダンバ・ナラントンガラグがフィリピンのエリック・ケリーと対戦した。最近フィリピンのMMAレベルが上がっている象徴と言えるのがケリーで、田中半蔵という修斗の選手にも勝利している。試合は、実力拮抗と思われたが、なんとナラントンガラグが44秒でTKO勝利。衝撃的な結末となった。
また、元UFCファイターであるロジャー・フエルタも登場。コスタリカのアリエル・セクストンと対戦した。しかし、なんとセクストンが下馬評を覆して勝利。元UFCファイターから金星を挙げた。
■ ONE Championship: Dynasty of Champions
日時:2016年7月2日(現地時間)
場所:中国・合肥
<フェザー級>
○ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル)
1R 0分44秒 TKO
●エリック・ケリー(フィリピン)
<フェザー級>
○リ・カイウェン(中国)
判定 3-0
●キアヌ・スッバ(マレーシア)
<ミドル級>
○オング・ラ・エヌ・サン(ミャンマー)
2R 1分57秒 三角締め
●アレクセイ・ブトリン(ロシア)
<ライト級>
○アリエル・セクストン(コスタリカ)
3R 3分53秒 TKO
●ロジャー・フエルタ(米国)
7月1日(現地時間)にテキサス州ヒューストンで『Legacy FC 55: Ritani-Coe vs. Ledet』が開催された。
ASX-TVが全米生中継する北米MMAシーンを支える中堅大会であるレガシーFCは、UFCやベラトールなどメジャー団体との契約を勝ち取ろうとする若手だけでなく、UFCなどからリリースされた選手も再契約を目指し参戦する事も多い。実際に今大会ではフェザー級王座決定戦が行われたのだが、この王者だったデイモン・ジャクソンはUFCと契約して王座を返上している。そして決定戦はケビン・アギラーとトニー・ケリーで争われた。共に北米ローカル大会で実績を積みレガシーFC参戦だが、キャリア的な事もあり下馬評ではアギラーが有利だ。しかし、試合は下馬評を覆し接戦となり、辛くもアギラーがスプリットの判定で勝利。見事に新王者に輝いた。
■ Legacy FC 57: Aguilar vs. Kelley
日時:2016年7月1日(現地時間)
場所:アメリカ・ルイジアナ州レイクチャールズ
<フェザー級王座決定戦>
○ケビン・アギラー(米国)
判定 2-1
●トニー・ケリー(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○デリック・クランツ(米国)
1R 4分22秒 リアネイキドチョーク
●デイブ・バロウ(米国)
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