マヌーフ弟がミドル級王者に！3・29『Superkombat New Heroes』

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2014年3月29日、ルーマニア・プロイェシュティで『Superkombat New Heroes』が開催された。

GLORY、K-1に次ぐ欧州第三のメジャーキック団体であるルーマニアのスーパー・コンバット（Superkombat）は、K-1と提携した事で日本でも知名度が上がった。しかし、K-1が活動縮小されてきた為、団体の中量級エース格であったアンドレ・ストイカがGLORYと契約するなど変化してきている。元々、独自路線で、毎大会ヘビー級トーナメントを実施するなど精力的な活動を続けてきた大会だけに、今年も本拠地ルーマニアで欧州キック界を支えていく事になりそうだ。

そんなスーパーコンバットの2014年最初の大会がこの『Superkombat New Heroes』だ。大会名の通り、若い選手にスポットを当てた大会であり、カタリン・モロサヌ、ラウル・カティナスの２大エースは4月12日開催の『SUPERKOMBAT World Grand Prix I 2014』に参戦する為、今大会には出場せず。代わりに若手や中軽量級にスポットを当てると言う感じになった。

メインでは、新設されたNew Heroesミドル級王座決定戦としてルーマニアのアマンシオ・パラスチフとあのメルヴィン・マヌーフの弟であるドリック・マヌーフが対戦。両者とも積極的に手を出していくタイプで、試合序盤から盛り上がったが、徐々にセドリックが兄譲りの破壊力のある打撃で試合を優勢に進めてきて判定勝ち。王者に輝いた。

セミファイナルではアンドレ・ストイカと共に中量級エース格であるボグダン・ストイカが登場するもローブローに苦しめらた事も影響して判定負け。これで連敗と精彩を欠いた。

また、他のカードもルーマニア勢対欧州勢というカードがズラリと並び、特にクルーザー級の２試合は豪快なKO劇となった。共にルーマニア勢が勝利した為、観客も大喜びだった。

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■　Superkombat New Heroes
日時：2014年3月29日
場所：ルーマニア・プロイェシュティ

＜SuperKombat New Heroesミドル級王座決定戦＞
○セドリック・マヌーフ
判定
●アマンシオ・パラスチフ
※セドリック・マヌーフが王者

＜クルーザー級＞
○ジョージ・ローレン
判定
●ボグダン・ストイカ

＜ライト級＞
○イオヌット・アトディレセイ
判定
●スタウロス・エグザコウスティディス

＜クルーザー級＞
○クリスチャン・リスティ
2R KO
●ロマノ・ロマスコ

＜ライト級＞
○クリスチャン・スペットク
判定
●マンソーリ・ヤコビ

＜クルーザー級＞
○ダヌット・ハードク
2R TKO
●イボ・エフェ

＜ライトヘビー級＞
○ミルジャン・ビドビック
判定
●ミレル・ヤコブ

＜ミドル級＞
○アドリアン・マキシム
判定
●アレキサンダー・トピチ

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