[週刊ファイト9月25日期間 [ファイトクラブ]公開中
▼アジアタッグ新王者から激闘連発!全日本王道トーナメント後楽園熱狂
photo:テキサスロングホーン by 水口達彦 編集部編
・全日本プロレス後楽園大会!激闘の記録
・青柳兄弟史上初王者組崩壊 MUSASHI吉岡世起第127代アジアタッグ戴冠
・フリー転向初王道トーナメント関本大介 奮闘ベスト4で宮原健斗に散る
・綾部蓮巨体ブレーンバスターで投げられる 本田竜輝9分8秒熱闘制す
・宮原健斗シャットダウン炸裂 本田竜輝退け3年ぶり3度目優勝
・長尾一大心多くの人に愛された証 別れを惜しむ声場内に響く
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全日本プロレス後楽園大会!激闘の記録

■ 全日本プロレス 第12回 王道トーナメント準決勝&優勝決定戦
日時:9月15日
会場:後楽園ホール 観衆1469人(札止め=主催者発表)
<第7試合 トーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負>
○宮原健斗
18分11秒 シャットダウン・スープレックス・ホールド
●本田竜輝
※宮原が3年ぶり3度目の優勝
<第6試合 30分1本勝負>
○斉藤ジュン 安齊勇馬 ライジングHAYATO
11分57秒 ジャックハマー⇒片エビ固め
諏訪魔 ●田村男児 野村直矢
<第5試合 バカの時代 vs HAVOC 30分1本勝負>
○鈴木秀樹 佐藤光留 真霜拳號
11分1秒 エルボーバット⇒体固め
芦野祥太郎 ●ザイオン オデッセイ
<第4試合 30分1本勝負>
デイビーボーイ・スミスJr ○“ミスター斉藤”土井成樹 黒潮TOKYOジャパン 立花誠吾
9分58秒 逆エビ固め
大森北斗 羆嵐 井上凌 ●小藤将太
<第3試合 トーナメント準決勝 時間無制限1本勝負>
○本田竜輝
9分8秒 ファイナルベント⇒片エビ固め
●綾部蓮
<第2試合 トーナメント準決勝 時間無制限1本勝負>
○宮原健斗
5分7秒 サムソンクラッチ
●関本大介
<第1試合 アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負>
[挑戦者組]○MUSASHI 吉岡世起
15分2秒 二天一流⇒体固め
[王者組]青柳優馬 ●青柳亮生
※青柳兄弟が初防衛に失敗。MUSASHI&吉岡が第127代王者組
青柳兄弟史上初王者組崩壊 MUSASHI吉岡世起第127代アジアタッグ戴冠

全日本、そして日本プロレス界の至宝アジアタッグ選手権がなんと第1試合で実現した。古くは、あの力道山も巻いた歴史ある王座である。現在の王者組は青柳優馬、亮生の青柳兄弟が務めており史上初めての兄弟での王者である。兄優馬は元三冠王者で、弟亮生は現世界ジュニア王者であり、若手のホープである。
しかも実の兄弟と言うこともあり完璧な王者組と言えるかもしれない。そんな王者に挑戦するのはMUSASHI、吉岡世起の‘ムーちゃん、セーちゃん’である。MUSASHIは、みちのくプロレスのエースとして活躍した選手で今年、全日本の所属となり大いにこのリングを盛り上げている。
一方の吉岡は元W-1の選手で同団体では、クルーザー級(ジュニアヘビー級)のエースとして団体のベルトを総なめにするなど大活躍していたが、W-1の活動休止を受けてフリーとなり、現在は全日本を中心とした団体で活躍して世界ジュニアやアジアタッグを戴冠してかつてと同じ、いやさらなる活躍を遂げている。こんな4人によるアジアタッグ選手権が楽しくないわけがないのである。

まずはMUSASHIと亮生で試合が始まった。亮生コールが大きくてMUSASHIが少しムッとする一幕も・・・序盤はMUSASHIがジャベを仕掛けるも亮生が対応してやり返してそのまま優馬にタッチ。ドロップキックでダウンさせると2人での攻撃でバックエルボーを打つ。
ここまでは青柳兄弟が一歩リードと言ったところか。しかし挑戦者組も負けていない、MUSASHIが亮生をカニばさみで切り返すと吉岡にすぐさまタッチしてコーナーへひざ蹴り顔面キック、リングの中央に戻して背中へサッカーボールキックをして一気に形勢逆転した。
吉岡と優馬がエルボー合戦になり、エルボーでは押されてしまうも、大きな体の優馬を吉岡がロックスターバスターで投げた、これには驚いた。しかしその後、場外でMUSASHI、吉岡へ亮生がラ・ケブラータを仕掛ける。まだまだ勝敗はわからない。

その後、亮生から優馬にタッチして優馬が吉岡へ掟破りのクラッシュ・ドライバー狙いも吉岡が耐える。トップロープから優馬がダイビング・クロスボディー・アタックからもう一度クラッシュ・ドライバー狙いもまたこらえられてあきらめた。
エルボー合戦になり互いに打ち合い吉岡がお返しの掟破りロックスター・バスターも優馬が耐える。その後キック攻撃を受けきった優馬が亮生にタッチした。
MUSASHIに対して亮生がロコモーションフィッシャーマンズスープレックス、青柳兄弟のダブル攻撃、亮生の旋風脚からムーンサルトとたたみかけ必殺のファイヤーバードスプラッシュを放った。しかしそれをMUSASHIが剣山で迎撃して勝機を逃さなかった。
ダブル攻撃から二天一流さらに吉岡が亮生に雪崩式フランケンシュタイナー、最後はMUSASHIがエストレージャ・フトゥーロ(変形ダイビングボディプレス)、もう1度二天一流で勝負あり。新王者組が誕生した。
挑戦者組のテクニックとチームワークが階級の壁を飛び越えた好勝負と言えた。今の全日本のタッグマッチのレベルの高さが証明された一戦となった。
<第1試合 アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負>
[挑戦者組]○MUSASHI 吉岡世起
15分2秒 二天一流⇒体固め
[王者組]青柳優馬 ●青柳亮生
※青柳兄弟が初防衛に失敗。MUSASHI&吉岡が第127代王者組
フリー転向初王道トーナメント関本大介 奮闘ベスト4で宮原健斗に散る

関本大介と言えば‘マッスルモンスター’と呼ばれる言わずと知れた大日本のパワーファイターである。ジャーマンスープレックスやラリアットなどの技は歴代でも随一の完成度を誇る。大日本ではBJW認定ストロングヘビー級やBJW認定タッグなどの戴冠歴があり大日本ストロングの歴史を引っ張ってきた。
デスマッチに挑戦した事もあった。6月に大日本後楽園ホール大会で試合中に負傷してしまいタンかで運ばれてしまった。そのためか同6月いっぱいで大日本を退団、7月からはフリーとして活動する事になった。そしてこの王道トーナメントは関本自身、初めての全日本でのトーナメント出場なおかつフリーになってからは初の大会へのエントリーとなり優勝して欲しいと思い、応援して見ていた。
宮原は全日本のエースでありゼンニチ新時代を引っ張る、全日本のキーマン、いや日本プロレス界のキーマンと言って良いだろう。三冠ヘビー級王座最多通算防衛記録やその他にもチャンピオンカーニバル優勝、世界最強タッグ優勝そしてこの王道トーナメント優勝などたくさんの栄冠を自らの手中に納めて、プロレス界をけん引してきた。
特に王道トーナメントは、今回優勝すれば3年ぶり3度目の優勝となり大きな期待がかかる大切な大会である。
いきなり関本がタックルしてコーナーに宮原を飛ばして串刺しのスピアーそしてブレーンバスター、セントーンと短期決着狙いに出た。そのままの勢いでセカンドロープからのボディプレスを狙い勝負を決めに来た、しかし宮原がかわした。
場外戦になっても関本の勢いは収まらずハンマーパンチ、逆水平チョップと暴れ回る。宮原優勢との見方が多いなか、まさかまさか関本が奮闘する。リングに戻ってからも逆エビ固めで締め上げる関本の逆エビ固めは強烈で試合を決めてしまうような説得力がある。この日も物凄い迫力だった。宮原もどうにかエスケープ。
