[ファイトクラブ]ドラゲー後楽園二連戦!YAMATO防衛デスペラード新日から参戦

写真提供:ドラゴンゲート公式

[週刊ファイト6月19日期間 [ファイトクラブ]公開中

▼ドラゲー後楽園二連戦!YAMATO防衛デスペラード新日から参戦
 (C)ドラゴンゲート 編集部編
・ドラゲー後楽園二連戦 激闘の記録
・YAMATOドリームゲートV8達成Sスカイウォーカー次期挑戦
・当たり前の勝利”が示すツインゲート王者の完成度
・帆希が衝撃の3カウント奪取、トライアングルゲート王座強奪
・“マスクマントリオ”の夢に向けて!デスペラード&DキッドがZ-Brats撃破
・D’Courage壊滅、吉岡勇紀が屈辱の敗北──復活を託された神戸への誓い
・ドラゴン・ベイン、脳震とうで緊急搬送も無事を報告


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ドラゲー後楽園二連戦 激闘の記録

■ RAINBOW GATE 2025
日時:2025年6月4日(水)
会場:東京・後楽園ホール

<第7試合 オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合 60分1本勝負>
[王者] ○YAMATO
 22分31秒 セコンドタオル投入⇒TKO
[挑戦者] ●望月成晃
※王者が8度目の防衛に成功

<第6試合 オープン・ザ・ツインゲート選手権試合 60分1本勝負>
[王者組] ○箕浦康太 ジェイソン・リー
 14分18秒 Golden Rose⇒片エビ固め
[挑戦者組] ドラゴン・キッド ●土井成樹
※王者組が2度目の防衛に成功

<第5試合 オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合 60分1本勝負>
[王者組] ●ストロング・マシーンJ Kzy フラミータ
 17分56秒 ファイヤーバードスプラッシュ⇒片エビ固め
[挑戦者組] ISHIN 加藤良輝 ○帆希
※挑戦者組が第93代王者組に

<第4試合 オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合 60分1本勝負>
[王者] ○U-T
 11分35秒 ビエンジャベペルフェクト⇒ギブアップ
[挑戦者] ●望月ジュニア
※王者が初防衛に成功

<第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
BxBハルク 横須賀ススム ●Kagetora
 3分42秒 SSW⇒エビ固め
○シュン・スカイウォーカー 菊田円 KAI

<第2試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負>
ウルティモ・ドラゴン ドン・フジイ グルクン・マスク ○ベンディート
 9分27秒 ラ・ベンディシオン⇒体固め
大鷲透 問題龍 パンチ富永 ●柳内大貴

<第1試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負>
吉岡勇紀 ドラゴン・ダイヤ ○田中良弥 ルイス・マンテ
 7分26秒 クロスセイバー⇒片エビ固め
Ben-K 豹 JACKY KAMEI ●Riiita


■ RAINBOW GATE 2025
日時:2025年6月5日(木)18:30開始
会場:東京・後楽園ホール

<第7試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
●吉岡勇紀 ドラゴン・ダイヤ 田中良弥
 18分36秒 ローリングラリアット⇒片エビ固め
○菊田円 箕浦康太 帆希

<第6試合 スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負>
○ドラゴン・キッド エル・デスペラード(新日本プロレス)
 15分52秒 ウルトラ・ウラカン・ラナ⇒体固め
シュン・スカイウォーカー ●ISHIN
※セコンド:スターライト・キッド(STARDOM)

<第5試合 ルイス・マンテ20周年記念スペシャル6人タッグマッチ 時間無制限1本勝負>
ウルティモ・ドラゴン ○ルイス・マンテ フラミータ
 レフェリーストップ
●ドラゴン・ベイン アルファ・ウルフ ベンディート

<第4試合 GOLD CLASS コントラ LOVE&PEACE 特別ルールマッチ 30分1本勝負>
[LOVE&PEACE推奨派] ●Ben-K 望月ジュニア
 11分10秒 Riiitanic⇒エビ固め
[GOLD CLASS推奨派] JACKY KAMEI ○Riiita
※特別レフェリー=豹

<第3試合 10人タッグマッチ 30分1本勝負>
YAMATO BxBハルク 横須賀ススム ○Kagetora 土井成樹
 8分24秒 車懸⇒エビ固め
望月成晃 ドン・フジイ 大鷲透 ●布田龍 柳内大貴

<第2試合 3WAYマッチ 時間無制限1本勝負>
豹 vs. ●パンチ富永 vs. ○他花師
 4分18秒 投げっぱなしパワーボム⇒体固め

<第1試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
●ストロング・マシーンJ Kzy U-T
 8分03秒 凶器攻撃⇒反則負け
ジェイソン・リー KAI ○加藤良輝

YAMATOドリームゲートV8達成Sスカイウォーカー次期挑戦

 2025年6月4日、東京・後楽園ホールで開催されたDRAGONGATE「RAINBOW GATE 2025」において、オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合が行われ、王者YAMATOが挑戦者望月成晃を下し、8度目の王座防衛に成功した。この一戦は、YAMATOにとって2023年7月にBen-Kを破って王座奪還して以来、神戸ワールド記念ホールでの大舞台へ向けた重要なステップであり、また望月にとっても「最後のドリームゲート戦」と銘打って挑む覚悟の一戦であった。

 試合はゴング開始と同時に望月がフロントハイキックを叩き込み、その後もローキックや関節技で徹底した足攻めを展開。対するYAMATOもヒザ固めや足4の字などで応戦し、リング上は一進一退の攻防が続いた。YAMATOのギャラリアをカウント1で跳ね返した望月は、三角蹴りやツイスター、ファルコンアローなど手を緩めず、張り手の応酬や胴締めスリーパーまで繰り出して食らいつく。YAMATOも全知全能のフランケンシュタイナーやアンクルホールドで巻き返すなど、試合は熾烈を極め、観客の熱量も最高潮に達した。

 終盤、YAMATOは望月の足を徹底的に狙い、テキサスクローバーホールドから逆片エビ固め、さらにヒザを背中に押し当てた拷問のような形に持ち込むと、セコンドに付いていた柳内大貴が無念のタオル投入を選択。これによりYAMATOのTKO勝利が宣言され、堂々の8度目防衛が成就した。

 試合後には、2021年8月神戸ワールドでYAMATOに敗北して以来の因縁を持つシュン・スカイウォーカーが登場し、「万が一、天変地異が起こってYAMATOに負けた場合はDRAGONGATEを退団する」と衝撃の言葉を放って次期挑戦を宣言。これを受けたYAMATOは「俺にとって代われる人間を求めているのかもしれないが、それはお前じゃない。だがその挑戦、この胸ですべて受け止めてやる」と語り、両者による7月13日神戸ワールド記念ホール大会でのタイトルマッチが決定した。

 バックステージでのYAMATOは「望月はじいさんに片足突っ込んでいるような存在だが、全く衰える気配がない。あの世代がかつて俺たち新世代の前に立ちはだかったように、今度は俺たちの世代が若い連中の前に立ちふさがらねばならない」と語り、世代を超えた継承と戦いの意義を語った。そして「このDRAGONGATEが自分の思い描いた景色になるまで、俺は負けない」と王者としての覚悟を改めて口にした。

 今大会は、DRAGONGATEの歴史における重要な分岐点として語られることになるだろう。YAMATOの王者としての矜持、望月成晃の覚悟、そしてシュン・スカイウォーカーの“退団覚悟”の宣言は、団体の現在と未来を同時に映し出した一戦であり、7月の神戸ワールド大会に向けた物語の扉を大きく開いた。

当たり前の勝利”が示すツインゲート王者の完成度

 2025年6月4日、東京・後楽園ホールで開催されたDRAGONGATE「RAINBOW GATE 2025」において、オープン・ザ・ツインゲート選手権試合が行われ、王者組・箕浦康太&ジェイソン・リーがドラゴン・キッド&土井成樹のコンビ「NOT HUG」を退け、2度目の防衛に成功した。この一戦は、挑戦者組にとって約7か月ぶりのツインゲート返り咲きを狙った一戦であったが、王者組が徹底したチームワークと冷静な試合運びでその野望を打ち砕いた。

 試合はゴングと同時にNOT HUGが奇襲を仕掛け、キッドのドロップキック、619、そして土井のネックブリーカードロップが立て続けに決まり、序盤から挑戦者組がペースを掴むかに思われた。しかし、王者組は場外戦に持ち込むことで一度試合をリセットし、以降はドラゴン・キッドを徹底して狙い撃つ展開に持ち込む。箕浦が同士討ちを誘うなど老獪な立ち回りを見せる中で、キッドは代わる代わるの攻撃を浴び、長時間にわたって孤立状態に置かれた。

 それでもキッドは、観客の大「キッド」コールを受けてコルバタで反撃を開始し、土井がスピーディーな連携で流れを変える。トップロープからの雪崩式フランケンシュタイナー、バイブル、リバースフランケン、DOI555、さらにはバカタレスライディングキックと次々に必殺技を繰り出すNOT HUGは、ジェイソンに猛ラッシュを仕掛け、試合を決めにかかった。フォールこそカットされたものの、土井のドイブルを決める体制まで追い込んだ場面は、挑戦者組の意地と粘りを見せつける見せ場であった。

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