写真提供:ドラゴンゲート公式
[週刊ファイト5月22日期間 [ファイトクラブ]公開中
▼ドラゲー後楽園「豹・コントラ・豹」波乱続出!王座戦次々決定!
(C)ドラゴンゲート 編集部編
・豹争奪戦でGOLD CLASSが勝利!新リーダー宣言と王座戦線への新たな火種
・シュン・スカイウォーカーが宮根誠司へ再び噛みつく!
・望月成晃、鉄人の執念が導いた悲願の王座挑戦決定!
・ドラゴン・キッドがツインゲート挑戦を表明、6月後楽園2連戦の主役に浮上!
・ドラゴンゲート後楽園大会!激闘の記録
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豹争奪戦でGOLD CLASSが勝利!新リーダー宣言と王座戦線への新たな火種
2025年5月9日、東京・後楽園ホールで開催されたドラゴンゲート「HOPEFUL GATE 2025」は、今後のユニット編成や王座戦線に重大な影響を与える一夜となった。メインイベントで行われたのは「豹・コントラ・豹」なる異色の6人タッグマッチで、GOLD CLASSとNATURAL VIBESが、いまだフリーとして活動していた豹を巡って激突した。この試合の結果次第で、どちらのユニットに豹が加入するかが決まるという、極めてドラマ性に富んだ構図であった。
GOLD CLASS側はBen-K、Riiita、JACKY“FUNKY”KAMEI、望月ジュニアの布陣で臨み、対するNATURAL VIBESはストロングマシーン・J、Kzy、U-T、フラミータという精鋭がそろった。試合は終始スピーディーかつ目まぐるしい展開が続き、観客を一瞬たりとも飽きさせない攻防の応酬が繰り広げられた。結果を決定づけたのは望月ジュニアであり、U-Tにヒザ蹴りを連打し、スピンキックを浴びせた後、完璧なジャーマンスープレックスホールドを決めて3カウントを奪取。これにより、豹のGOLD CLASS加入が決定した。
試合後、豹は観客の前で「命を懸けて取り合ってくれた両チームに感謝する」と述べた上で、「今日からGOLD CLASSのリーダーとして活動する」と発言した。しかしながら、Ben-Kがすかさず「それはちょっと待ってくれ」と冷静にたしなめ、ユニット内の主導権を巡る火種を残す形となった。それでも豹は「半年間の孤独を経て、ようやく信頼できる仲間を得た。今度こそバッドエンドは繰り返さない。幸せなエンディングを提供するユニットを目指す」と力強く語った。
さらに、この日の勝利でU-Tからピンフォールを奪った望月ジュニアは、「U-T、5月5日の愛知大会で君が手に入れたそのブレイブゲート王座に、俺を挑戦させろ」と要求した。これに対し、U-Tは「12年かけて獲ったこのベルトを、そう簡単には渡さない」と応じつつも挑戦を受諾。斎藤了GMもこの王座戦を認め、6月4日の後楽園ホール大会でオープン・ザ・ブレイブゲート選手権が実施されることが決定した。なお、この日はドリームゲート、ブレイブゲート、ツインゲートの3大タイトル戦が並ぶ豪華な一夜となる。
バックステージでは、Ben-Kが「プロレスの神様が我々にハッピーエンドを託したのだと思う。世界を変えていく」と力強くコメントし、ユニットとしての未来に確信を見せた。GOLD CLASSに加入した豹が、どのような化学反応をもたらすのか、そして王座戦線における望月ジュニアの台頭が、今後のドラゴンゲートにどれほどの影響を及ぼすのか、目が離せない。
この試合は単なるユニット争奪戦にとどまらず、選手たちの信念、絆、そして未来への展望が交錯する濃密な時間であり、ファンにとっても記憶に残る一戦となった。まさに、「豹・コントラ・豹」という名称以上に、象徴的な闘いが繰り広げられたのである。
シュン・スカイウォーカーが宮根誠司へ再び噛みつく!
東京・後楽園ホールにて開催されたドラゴンゲート「HOPEFUL GATE 2025」は、試合内容以上に一人の男のマイクが全てを持っていった。それはZ-Bratsの中心人物であり、常に話題の渦中にいるシュン・スカイウォーカーである。第5試合終了後、彼が放った言葉の一つひとつが場内をざわつかせ、ついには記者会見の場ではなくリング上で、再び「因縁」という名の火種が再燃した。
きっかけは2024年8月24日に行われた「THE GATE of MIYANE」。その日、シュンは宮根誠司がGMを務めた大会にてBen-K&グレート-O-カーン組に敗北。その時宮根アナから提示されていた「勝てばミヤネ屋出演」という公約が一方的に流れたことに、シュンは今なお不満を抱いている。今回の後楽園では、その“うやむや”にされた過去を蒸し返し、「約束を破ったのはそっちだろ」とばかりに、再び言葉で宮根誠司を挑発し始めた。
シュンはこの日、試合後にリングに戻ると観客の視線を一手に集めながら「ミヤネ屋に出るという話をなかったことにした宮根誠司、オマエは逃げている」と発言。そして「ゴゴスマ」や「情熱大陸」への出演をちらつかせながら、「俺はお前を見限った。新しいフィールドに行くぞ」とテレビ越しにも聞こえるような言葉で挑発を続けた。対する宮根アナも負けじと「去年、オマエはけちょんけちょんに負けたろ」と返し、「俺はまた財産を貯めたんだ」と再戦を匂わせる反撃。言葉の応酬は観客を巻き込み、場内を一気に騒然とさせた。