写真提供:ドラゴンゲート公式
[週刊ファイト4月17日期間 [ファイトクラブ]公開中
▼YAMATOが王座返上シュン・スカイウォーカー軍が勝利したドラゲー後楽園
(C)ドラゴンゲート 編集部編
・Sスカイウォーカーの策略が暴いた混沌!D’Courage崩壊危機と5・5金網戦へ
・YAMATO、王者の美学を示す!ブレイブゲート王座防衛と衝撃の返上宣言
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Sスカイウォーカーの策略が暴いた混沌!D’Courage崩壊危機と5・5金網戦へ
2025年4月7日、後楽園ホールで開催されたDRAGONGATEの大会において、極悪軍Z-BratsとD’Courageのユニット抗争はさらなる混沌へと突き進み、その中心にいたのは他ならぬシュン・スカイウォーカーであった。この日のメインイベントでは、シュン・スカイウォーカー、箕浦康太、ダイヤ・インフェルノ組が、ドラゴン・ダイヤ、菊田円、田中良弥組と6人タッグマッチで激突。序盤から両軍は場外を含めて激しい攻防を繰り広げ、菊田が左眉尻からの出血により包帯で止血するほどの緊張感に包まれた。
試合終盤、因縁深いダイヤ・インフェルノとドラゴン・ダイヤが一騎打ちとなるが、Z-Bratsのセコンドが介入しダイヤが窮地に陥る。そこに現れたのが吉岡勇紀であった。D’Courageの援軍としての登場であったが、インフェルノに向けた攻撃が誤ってダイヤに直撃。この一瞬の誤爆によって、インフェルノがダイヤから3カウントを奪い試合は決着した。
さらに衝撃は続く。試合後、インフェルノのマスクを脱いだISHINが吉岡にマスクを差し出し、Z-Bratsへの加入を促すも、吉岡はこれを拒否し叩きつける。だが、その吉岡に対し、菊田が激高し「今日もお前が壊したんだ!」と一喝。ドラゴン・ダイヤが菊田に冷静な判断を求め、「インフェルノは吉岡さんじゃなかった」と説得を試みるも、その声は届かず、菊田は今度はダイヤを非難。まさかのD’Courage内での仲間割れという最悪の事態へと発展してしまった。
この混乱に、ことの発端を演出した張本人シュン・スカイウォーカーは高笑いしながら「Dカレッジ終わってんな。ゴタゴタだな」と嘲る。一方で、同じZ-Bratsの箕浦康太はこの状況に不信感を募らせ、「いつまでもこんなことやってんじゃねえよ!」とシュンに対し怒りを爆発。これにシュンが「誰にたてついてんだ、オイ。口答えすんな」と返すなど、Z-Brats内部にも不穏な空気が広がり、リング上は完全にカオスと化した。
この事態を収拾すべく登場した斎藤了GMは、5月5日の愛知県体育館大会にて、シュン、箕浦、菊田、ダイヤの4名による金網戦を提案。さらに、吉岡が「元はと言えば俺が原因だ」と自ら志願して金網戦への参戦を表明し、ISHINもZ-Brats側の人数を揃えるためギアニー・ヴァレッタの追加を提案した結果、最終的に吉岡、ISHINも含めた6人による金網戦が正式に決定した。
斎藤了GMが「敗者は坊主かマスクはぎだ!」と宣言したこの金網戦は、まさにドラマと因縁が凝縮された闘いとなることは必至であり、ユニットの分裂、個人の信念、裏切りと忠誠が交錯するDRAGONGATEの真骨頂といえる展開となった。シュン・スカイウォーカーの策略がもたらした嵐は、5月5日にどのような結末を迎えるのか。後楽園のリングは、まさに戦場の幕開けに過ぎなかった。
YAMATO、王者の美学を示す!ブレイブゲート王座防衛と衝撃の返上宣言
オープン・ザ・ブレイブゲート王座におけるひとつの時代が、2025年4月7日、東京・後楽園ホールでのドラゴンゲート大会で劇的な幕を下ろした。ドリームゲート王座との二冠王者であるYAMATOが、自らが保持するブレイブゲート王座を防衛した直後、思いもよらぬ発表で会場を揺るがせたのである。
挑戦者はデビュー3年目の柳内大貴。若き俊英の挑戦を受けたYAMATOは、冒頭から試合を掌握し、力強く、そして容赦ない攻めで存在感を見せつけた。開幕早々に肩固めで絞め上げてペースを握ると、烈火の如きチョップで胸板を真っ赤に染め上げ、王者としての貫禄と威圧感を観客に突きつけた。
柳内も意地を見せて反撃を試みたものの、終始YAMATOの攻勢の前に圧倒され、最後は13分43秒、旋回式ギャラリアからの逆片エビ固めでレフェリーストップ。若き挑戦者の健闘もむなしく、完敗という形で決着がついた。
本来この試合は、YAMATO自身が昨年12月にドラゴン・ダイヤから奪取し、その後「体は一つしかない。消耗品だ」として封印していたブレイブゲート王座を、3月30日の神戸大会での柳内からの志願によって、再び一夜限りで復活させたものであった。それゆえこの防衛戦自体が異例中の異例であり、ここで防衛に成功したことで一区切りを迎えるかに思われた。だが・・・