HIRO YAMATO WBCムエタイ獲得 佐藤亮 不戦勝 ラウェイ参戦ベテラン桜華 引退 NJKF 2025 west 1st

 3月16日(日)、大阪・堺市産業振興センターイベントホールで、NJKF西日本第一弾大会、誠至会主催興行「NJKF 2025 west 1st」が開催された。
 ダブルメインのトリは、WBCムエタイ日本統一ライト級王座決定戦で、NJKFライト級王者のHIRO YAMATO vs.東北地区王者である聖域統一スーパーライト級王者 & 元JAPAN KICKBOXING INNOVATIONフェザー級王者の山岸和樹(以前は「TAaaaCHAN」のリングネーム)という名古屋と東北の選手が大阪で王座を巡って激突する一戦は、名古屋のHIRO YAMATOが4Rタオル投入のTKO勝で王座獲得。(トップ写真)
 もうひとつのメインNJKFスーパーフェザー級2位と3位による王座決定戦は、3位・笹木一磨の体調不良によって試合が中止に。2位・佐藤亮が不戦勝により新王者となった。
 西日本本部の次回大会は4月20日、岡山コンベンションセンターでの拳之会主催興行、そして誠至会主催の次回大会は7月20日、今回と同じ堺市産業振興センターイベントホールでの大会が予定されている。

■ NJKF 2025 west 1st
日時:2025年3月16日(日)開場 12:45 / 開始 13:00
会場:堺市産業振興センター イベントホール(大阪府堺市北区長曾根町 183-5)
主催:NJKF 誠至会 誠至会プロフェッショナル
認定:ニュージャパンキックボクシング連盟
お問い合わせ:NJKF 誠至会 TEL(06)6536-7379 mail:seishikai@lime.ocn.ne.jp

<メインイベントⅡ WBCムエタイ日本統一ライト級王座決定戦 3分5R ※ヒジあり>
○HIRO YAMATO (NJKF大和ジム) 
・NJKFライト級王者
・元NJKFスーパーフェザー級王者
・元WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者
・S-1ジャパンJrライト級王者
・MAX MUAYTHAI Global Fight -62kg王者
  4RTKO 2分00秒
●山岸和樹 (PCK連闘会)※ONE1敗
・聖域スーパーライト級王者
・元聖域ライト級王者/元INNOVATIONフェザー級王者

 1R、ローや前蹴りで間合いを探る山岸に対し、身長とリーチで勝るHIROは圧をかけて出るとローや前蹴り、組んでのヒザ蹴りを繰り出し、後半にはパンチで山岸のバランスを崩させる場面も。
 2RもHIROが前に出て、奥足へのローを中心に前蹴りやハイキック、ヒジ、ヒザと積極的に攻撃を繰り出していく。山岸はローやボディを返す場面もあるが、全体的にHIROの攻勢が目立っていく。
 3RもHIROが優勢。組んで顔面ヒザを入れ、コーナーでもヒザ蹴りを放った上、ヒジで山岸の顔面をカット。ドクターチェックが入るがここは続行に。このラウンドを終えてのオープンスコアはジャッジ三者とも30-28でHIROが優勢。
 4R、決めにかかるHIROはロー、左ハイ、捕まえてのヒザ連打と攻め込み、さらにヒザ連打でダウンを奪うと、セコンドがタオルを投入。HIROがTKO勝利で王座を獲得した。
ベルトを授与されマイクを持ったHIROは「日本統一しちゃったんで、次は世界への道でいいですかね? あとは僕の戦友の祖父江君(元PRO-KARATEDO達人日本フェザー級王者・祖父江泰司)が達人ルールで敗れてタイトルを失ってしまったということなので、戦友の借りはしっかり返したいです」と、この1月に祖父江が敗れたHAYATO(CRAZY WOLF GYM)との対戦を希望した。
 試合後、HIROは「あんまりプランは決めてなくて、相手の出方を見てやっていこうと思っていました。パターンの分析はしていたので、それに合わせて作っていけたらというのがハマって、うまく勝てました。削って勝っていこうと思っていたのが、ヒジで切ったのがきっかけで相手も心が折れた感じで、詰め切れたかなと思います。これからはWBCも世界タイトルがあるし、いろんな世界のタイトルがあるので、一つずつやっていけたらと思います」と語った。

<メインイベントⅠ NJKFスーパーフェザー級王座決定戦 3分5R ※ヒジあり>
⚪佐藤亮 (NJKF健心塾/NJKFスーパーフェザー級2位) 
 不戦勝
●笹木一磨 (NJKF理心塾/NJKFスーパーフェザー級3位) 
 ※笹木選手の体調不良によるドクターストップにより、佐藤選手のNJKFスーパーフェザー級王座決定

 昨年11月の後楽園大会と2試合連続でタイトルマッチが中止という事態に見舞われた佐藤だが、初のベルトを巻き「僕自身、デビュー10年目でやっとタイトルを奪取できて、日頃の練習がようやく形にはなったので、すごくうれしかったです。健心塾も今年30周年という節目の年で、僕がベルトを巻けたのも縁のあることやなと思って、うれしく思ってます。今後はNJKFスーパーフェザー級の看板として他団体でもどこでも戦っていこうと思っています」と喜びの言葉を述べた。

<セミファイナル NJKFフェザー級 3分3R ※ヒジあり>
○真琴 (NJKF誠輪ジム) 前NJKFスーパーバンタム級王者/NJKFフェザー級2位
 判定3-0 (30-28、30-27、30-27)
●和斗 (NJKF大和ジム) NJKFフェザー級8位

 セミでは前NJKFスーパーバンタム級王者の真琴がフェザー級に階級を上げての第1戦。昨年11月の「KICKBOXING JAPAN CUP」55kgトーナメントには王者としてエントリーされていたが、体重オーバーにより1回戦で失格になり、階級アップで出直しの一戦。175cmと、この階級でも長身の真琴は同級8位の和斗を相手にパンチ、キック、ヒジ、ヒザとオールラウンドに攻め込み、3-0の判定勝ち。「大田拓真選手のNJKFフェザー級王座を狙ってたんですけど、2月の防衛戦後に返上したので空位になったので、フェザー級の強い人を集めてトーナメントやりましょう。よろしくお願いします」と、2階級制覇に向けトーナメント開催を提案した。

<第8試合 交流戦 フライ級 3分3R ※ヒジあり>
●髙木雅己 (NJKF誠至会) NJKFフライ級2位
 判定0-3 (三者とも29-30)
○タネ♡ヨシキ (直心会)

<第7試合 NJKF 60kg契約 3分3R ※ヒジあり>
○麻太郎 (NJKF健心塾) NJKFスーパーフェザー級5位
 2RTKO 1分17秒
●篤椰 (NJKF team Bonds)

<第6試合 NJKF 70kg契約 3分3>
●龍威地 (NJKF ARENA) NJKFスーパーウェルター級2位
 判定0-3 (29-30、29-30、28-29)
○光太郎 (NJKF誠至会) NJKFスーパーウェルター級6位

<第5試合 NJKFフェザー級 3分3R ※ヒジあり>
●大稚YAMATO (NJKF大和ジム) NJKFフェザー級7位
 判定0-3 (29-30、29-30、28-30)
○森田陸斗 (NJKF誠至会) NJKFフェザー級12位

<第4試合 交流戦 64kg契約 3分3R ※ヒジあり>
○田邉裕哉 (NJKF京都野口ジム)
 判定2-0 (30-29、30-29、29-29)
●桜華 (小浜道場 絆)※ラウェイ1敗1分


試合前「敗けたら引退」を公言していた桜華は引退を表明した。
・初代KOSスーパーフェザー級王者
・元MAスーパーフェザー級5位

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現在停止中のILFJ(Interntional Lethwei Federation Japan)日本ラウェイ連盟、設立前の第1回ラウェイ世界大会(LWC-1¥)に出場した桜華

<第3試合 NJKFバンタム級 3分3R>
●天 (NJKF誠至会)
 判定0-2 (28-30、29-30、29-29)
○柚子貴 (NJKF京都野口ジム)

<第2試合 フェザー級 3分3R>
●遠山哲也 (NJKF誠至会)
 判定0-3 (29-30、29-30、28-30)
○貴也 (HADES WORK OUT GYM)

<第1試合 NJKFスーパーライト級 3分3R>
○中野功貴 (NJKF誠輪ジム)
 3RTKO 0分39秒
●花見浩太 (NJKF大和ジム)

NEXT☆LEVEL提供試合
<オープニングファイト第1試合 60kg契約 1分3R>
○西川佳汰 (NJKF誠至会)
 判定3-0 (30-29、30-28、29-28)
●小泉寛汰 (NJKF健心塾)