[ファイトクラブ]Dynastyフィラデルフィア世界最高峰質第1試合 3way 黒人最高年俸

[週刊ファイト4月17日]期間 [ファイトクラブ]公開中

▼Dynastyフィラデルフィア世界最高峰質第1試合 3way 黒人最高年俸
 photo by George Napolitano
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会
・毎年レスリング質をライバル『レッスルマニア』前に問う AEW面目躍如
・Zeroトリオ戦リオ・ラッシュ組 アクレイムド解散アンソニー・ボーエンズ
・オーエン・ハート杯ウィル・オスプレイ秘密兵器ケビン・ナイトbestマッチ
・客席MVP介入!BラシュリーSベンジャミン防衛ビッグ・ビルBキース
・Oハート杯女子メルセデス・モネ丸め込みジュリア・ハートなんだけど…
・トリオ王者デス・ライダーズに負けるFTRもコープが裏切られ担架結末
・日本からも現地でも目玉扱いトニー・ストーム丸め込みメーガン・ベーン
・“The Protostar”カイル・フレッチャー4度目対決マーク・ブリスコ大変良
・母ちゃん妹+バンディード再試合クリス・ジェリコ倒しROH世界王座戴冠
・TNT新王者アダム・コールくじいた足セール名勝負 ダニエル・ガルシア
・ケニー・オメガこれが進化した3way究極マイク・ベイリーTNA リコシェ
・リコシェ寝てMベイリー無傷 Ω防衛にNYから顔見世オカダ・カズチカ
・トリ元王者Swerveストリクトランドvs.ジョン・モクスリー最後は全員集合
・音楽映画『SLY LIVES!』天才の没落考 黒人史上最高額が噂のSwerve
・今週の肝トランプ関税 J鈴木事実誤認 ダンプ松本髪の毛30万円鑑定


■ AEW Dynasty
日時:4月6日(現地時間)
会場:米ペンシルバニア州フィラデルフィア リコラス・センター(旧アポロ・オブ・テンプル)

毎年レスリング質をライバル『レッスルマニア』前に問う AEW面目躍如

 毎年、年間最高試合だの、年間最高興行と評することになり、中身に定評のあるAEWの『Dynasty』である。なにしろWWE『レッスルマニア』前に開催されるカレンダーになるため、レベルの高さで勝負となるのはまっとうな戦略であろう。

’24年05月02日号オスプレイAEWブライアン 田中将斗 ONEムエタイKROSS-OVER 岩田美香

 前年はセントルイス開催だったが、本誌には勝手知ったるフィラデルフィアなので、ジョージ・ナポリターノ記者を派遣することにした。テンプル大学の敷地にある旧称アポロは、ぎっしりの超満員であった。

Zeroトリオ戦リオ・ラッシュ組 アクレイムド解散アンソニー・ボーエンズ

 プリショーZERO HOURはトリオ戦から。ニック・ウェインと例のママ、CRU(アクション・アンドレッティ&カタカナ”リオ”大書ラッシュ)に対して、ARフォックスとトップフライト兄弟(ダンテ・マーティン&ダリウス・マーティン w/レイラ・グレイ)が勝利の立体戦。続いては、仲間割れとなったゲイ広言のアンソニー・ボーエンズ w/ビリー・ガンが、怪我の言い訳あるにせよ、わずか40秒でマックス・キャスターを下してチーム・アクレイムドの精算を終えている。

オーエン・ハート杯ウィル・オスプレイ秘密兵器ケビン・ナイトbestマッチ
<本戦第1試合 オーエン・ハート杯>
○ウィル・オスプレイ
 13分50秒 ヒドゥン・ブレイド
●“The Jet”ケビン・ナイト

オフレコ まさか、第1試合が本大会のベストマッチ賞になるとは・・・。とにかく始まって、「なんだこれは」という斬新な展開で、一時も目が離せない。こりゃ凄いとなった。

―― ケビン・ナイトはまだまだ知られてません。普通はオーエン・ハート杯のトーナメントというなら、その決勝をPPV大会でやるとかが普通なんですが、なぜこのカードから本戦なのか。

オフレコ 今はもう、1試合だけに出てくる役割になっているジム・ロス解説者が、結局はこの最初の本戦だけの出番で、「ナイジェル・マクギネスから”ケビン・ナイトは凄い”と聞いてきた」とか言うんだけど・・・より一般向きにわかりやすく秘密兵器を紹介するということなのか。

―― お互いの左手を握り合ったままチョップを打ち合う以下、展開が斬新でした。

オフレコ 中身で見せる『Dynasty』だから、重要な第1試合がウィル・オスプレイということなのか、それについていけるケビン・ナイトを誉めるべきなのか。

―― 大型なのに空中戦やれるケビン・ナイト、皆さん覚えておきましょう。

オフレコ 「WWEは『ロイヤルランブル』から『レッスルマニア』の期間が盛り上がる」という方がいるけど、果たしてそうかな? カードを埋めていく集大成用まとめの期間だから、新たに売り出す秘密兵器の出る幕じゃない。まめにフォローしている専門媒体目線なら、「ふ~ん、やっぱりこれにするのか」という確認だけになってるからなぁ。

―― 「オスプレイにあれほど攻め込んでも、弾力性のあるオスプレイがハネ返してくる」とジム・ロスが言うんですが・・・一般向き解説ですね。

オフレコ フィニッシュに至るhi-spotのシークエンスが周到やった。オスプレイがパワーボムを見舞ってトドメのスタイルズ・クラッシュを放つ。これで終わりかと思わせて、ケビン・ナイトは返してくる。

―― それでオス・カッター決めて、最後はヒドゥン・ブレイドでした。

オフレコ お見事と、思わず画面に向かって拍手やな。こりゃまた凄い『Dynasty』になるという余韻を残すんだから、完璧な第1試合やった。

客席MVP介入!BラシュリーSベンジャミン防衛ビッグ・ビルBキース
<第2試合 AEW世界タッグ選手権>
[王者組]ザ・ハート・シンジケート(ボビー・ラシュリー&○シェルトン・ベンジャミン w/MVP)
 11分00秒 ジャーマン・スープレックス⇒フォール
[挑戦者組]ザ・ラーニング・ツリー(ビッグ・ビル&●ブライアン・キース)

―― AEW世界タッグ選手権なんですが・・・。

オフレコ 名前の通りビッグ・ビルが目立ってたけどな。なにしろ先の試合の興奮があったから、全員がんばってはいたけど、あまり印象に残らない。

―― 最後は客席のMVP介入もあり、シェルトン・ベンジャミンがブライアン・キースにジャーマン、ボビー・ラシュリーがスピアーやってビッグ・ビル止めてる間に元・鈴木軍がフォールしました。

Oハート杯女子メルセデス・モネ丸め込みジュリア・ハートなんだけど…
<第3試合 女子オーエン・ハート杯>
○メルセデス・モネ
 13分00秒 スモールパッケージ・ホールド
●ジュリア・ハート

オフレコ ベルト・コレクターになってるメルセデス・モネなんやけど、あとのSwerveストリクトランドの項でやるけど、彼女もまたナオミと一緒に「黒人選手は不当に低く評価されている」とボイコットをちらつかせた作戦が失敗。結局は解雇になって、まずは新日本プロレスが拾って、それからAEWとなった選手やな。

―― ただ、マンネリに陥っている感はありますね。昨年のオーエン・ハート杯は6月からだったんですが、念のためサイト内検索してみたら、白川美奈がトップ画像のが出てきました。


▼MJF本年初登場AEW調印Tストーム白川未奈オーエン・ハート杯開始

[ファイトクラブ]MJF本年初登場AEW調印Tストーム白川未奈オーエン・ハート杯開始

オフレコ もうこの時から、「スターダムの契約が満了したらAEWに来て下さい」だったんだよな。本誌はちゃんと書いてあるゾ。

―― 願わくは、1・4で美奈は負けてますから、正式所属となってリベンジを願いたいところですね。

オフレコ その願いは叶うんじゃないかな。ただ、まだ今回のDynastyでは、新婚のジュリア・ハートがベルト奪取するとは誰一人思ってないから。

―― そこがカードへの興味的にはマイナス点になったような。アンダーテイカーのロープ拝み渡りとかやってましたけど。

オフレコ 「オカダ・カズチカは顔見世だけで試合はないのか」というPPV大会で、絵になるモネは出番が与えられてることを指摘しておかないといけない。

―― あと、このカードの次がトリオ王座選手権ですが、中だるみというか、これまた長い、長い大会になるんじゃないかという懸念がちらつきだしたことも、試合に集中出来なかった理由ですかねぇ。

オフレコ 今の時代の視聴は、ポーズで画面止めるだけなんだけど、トイレとか飯の準備とか、言い訳付けて中断するマッチメイク順番が早くも到来なんだよなぁ。

―― まだ、あくまで前半戦の序盤なんですけどね。

オフレコ 結果的に本戦だけで10試合、ZERO HOUR入れたら、またまた長い大会になってしまい、そこは「途中でダレた!」と批判しておく必要があるな。

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