[週刊ファイト2月13日]期間 [ファイトクラブ]公開中
写真提供:アントニオ猪木公式
▼アントニオ猪木の墓がある横浜市鶴見区の総持寺で行われた節分の豆まき
写真提供:アントニオ猪木公式 編集部編
・Sareeeとアントニオ猪木の縁、そして節分の豆まきでの想い
・北斗晶、アントニオ猪木への感謝と誓い——總持寺での節分祭に寄せて
・日本の伝統文化・節分の豆まき—邪気を払い福を招く儀式の魅力
・アントニオ猪木の誕生日に寄せて
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Sareeeとアントニオ猪木の縁、そして節分の豆まきでの想い
2025年2月3日、神奈川県横浜市鶴見区に位置する大本山總持寺にて、恒例の節分会が執り行われた。この寺院は、昨年10月に79歳で逝去した伝説的プロレスラー、アントニオ猪木氏の墓所としても知られている。節分会には、多くの著名人が参加し、豆まきを通じて無病息災を祈願した。
この日の豆まきには、俳優の西岡徳馬氏、タレントのせんだみつお氏、熊切あさ美氏らが参加し、境内に集まった多くの参拝者に向けて豆を撒いた。特に、プロレスラーの佐々木健介氏とその妻であり元女子プロレスラーの北斗晶氏も参加し、健介氏は「能登半島のみなさんに元気が届くように!」と述べ、北斗氏は「猪木さんが出会わせてくれて、私たちは結婚30年目」と、猪木氏への感謝の意を表した。
一方、女子プロレスラーのSareee(28)は、猪木氏への深い敬意と感謝の念を抱き続けている。彼女は、かつて猪木氏と対談した経験を持ち、その際に猪木氏から受けた影響は計り知れないものがあった。Sareeeの父親が猪木氏の大ファンであったことから、彼女自身も幼少の頃から猪木氏の試合を観戦し、その闘志と情熱に触発されてプロレスの道を志すようになった。
彼女は「猪木さんの『闘魂』っていう言葉があるじゃないですか。私も猪木さんのように、魂を込めて戦うプロレスがやりたいんですよ。」と語り、その言葉通り、リング上での彼女の闘いぶりには猪木氏の精神が色濃く反映されている。さらに、Sareeeは「猪木さんがつくったIWGP…私が巻くのがふさわしい!」と述べ、IWGP王座への強い意欲を示している。
2024年5月、Sareeeは新団体「Dream Star Fighting Marigold」のデビューイベント「Marigold Fields Forever」に登場し、ボジラとのタッグでジュリアと林下詩美組と対戦し、勝利を収めた。その後、ジュリアとのシングルマッチが予定されていたが、ジュリアの手の骨折により一時は不透明となったものの、最終的にジュリアが復帰し、Sareeeは彼女を下して初代Marigoldワールドチャンピオンの座に就いた。この試合におけるSareeeの闘志溢れるパフォーマンスは、まさに猪木氏の「闘魂」を体現するものであった。
その後も、Sareeeはボジラや高橋奈七永とのタイトルマッチを経て、2025年1月3日の「First Dream」イベントにて林下詩美に敗れるまで、174日間にわたり王座を保持し続けた。彼女の試合スタイルやチャンピオンとしての振る舞いには、常に猪木氏の影響が感じられ、その精神は彼女の中で生き続けている。
このように、Sareeeのプロレス人生には常にアントニオ猪木氏の存在があり、その影響は計り知れない。彼女のリング上での闘いぶりやタイトルへの挑戦には、猪木氏への敬意と感謝の念が込められており、今後も彼女は猪木氏の「闘魂」を胸に、さらなる高みを目指していくことであろう。
北斗晶、アントニオ猪木への感謝と誓い——總持寺での節分祭に寄せて
神奈川県横浜市鶴見区の大本山總持寺にて恒例の節分会が執り行われた。この總持寺は、昨年10月に79歳で逝去したアントニオ猪木の墓所としても知られ、多くのファンや関係者が訪れる場所である。今年の節分会では、猪木と縁の深い人物が数多く参加し、境内で豆まきが行われた。その中でも特に注目を集めたのが、元女子プロレスラーであり、現在はタレントとしても活躍する北斗晶の存在であった。
北斗晶にとってアントニオ猪木は、単なる偉大なレスラーではなく、人生の大きな転機を与えてくれた恩人でもある。猪木がいなければ、現在の自分の人生はなかったといっても過言ではない。彼女の夫であり、元プロレスラーの佐々木健介と出会い、結婚するきっかけを作ったのが猪木だったからだ。北斗晶は節分の豆まきの場で、「猪木さんがいなかったら、私は健介と出会えていなかった。猪木さんがつないでくれた縁に感謝している」と語り、改めて猪木への深い感謝の気持ちを表した。