■ AEW Dynamite
日時：8月2日（現地時間）
会場：米フロリダ州タンパ イングリングセンター
ついにAEWの看板番組Dynamiteが200回記念大会を迎えた。いくら本誌は長寿番組RAWの第1回を米国で見てます他、「最初から全部見ている」を広言できる番組は多々あるが、夕刊タブロイドからサイト仕様になって、2019年10月2日初回の『里歩が初代AEW女子王者！ついに「水曜生TV戦争」開戦』から、全部カバーしていて検索可能となってくると、本誌にとっても感慨深い。
さすがに試合順レポートにすると、志田光がトニー・ストームを下して2度目の女子王座戴冠がメインとなってくると、冒頭公開にしないと読者に怒られてしまう。
試合はサレヤ、ルビー・ソーホーのOUTCASTSが介入を繰り返すも、一進一退の攻防が続いて行く。
OUTCASTSがリングに竹刀を投げ入れトニーに使わそうとするも志田が奪うんだが、ウェポン・ルールではないのでレフェリーの見ている前で使う訳にはいかない。そこでサレヤにガツンは笑えた。しかし、トニーはなおも緑のスプレー攻撃だ。
トニーのストーム・ゼロも2.9で跳ね返し、最後は丸め込みを丸み返しての志田の勝利。この日、エリートの4人、ケニー・オメガ、ヤング・バックス、ハングマン・ペイジの複数年契約延長も番組発表されたのだが、先週のAEW女子部門批判のプラカードに答えるべく、女子王座戦を200回記念のトリにしたところに意義があろう。
番組順に戻せば、順当にクリス・ジェリコの♪Judas合唱からにするのが200回記念のセオリーである。竹下幸之助と組んでサミー・ゲバラ&ダニエル・ガルシアと闘うというJAS（ジェリコ・アプリシエーション・ソサエティ）の仲間割れタッグ戦になる。
竹下の活躍場面では、博識のエクスカリバー解説員が「DDTの『ピーターパン』で高校の同級生と・・・」とやりだすんだが、このところよく出ている新日の選手の際に「G1では・・・」ならともかく、大半の米国内視聴者には「なんのこっちゃ？」と思うのだが・・・。
最後、ドン・キャリスがレフェリーの見てない角度でバットでガルシアを殴り、それでジェリコ班長がフォールして勝利なんだが、それはクリスの指示ではなく、むしろ不本意という顔になり・・・キャリスを巡る物語はロンドン『All In』まで続きます。
そのウェンブリー・スタジアム開催8・27『All In』、記録的な前売り数、これまでの歴史の塗り替えるところにきてますが、メインがMJSとアダム・コールのTHE MATCH王座戦だと正式に公表されました。
肝心の200回記念なのに今週、締切り時間から結局全部紹介できないのだが、ジャングルボーイが現在エージェント業のジェリー・リンに喧嘩売っていた件、ジェリーさんは背広姿で出てきて「自分は首をやられてもう現役ではない」と。「だがECW同士でまだ現役なのがいる」と、ロブ・ヴァン・ダムがAEW初登場。通称RVDが次週、本名ジャック・ペリー君と試合するんだそうです。
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