“ご当地プロレス王”雷神矢口が手がける「浅草プロレス」が、コロナ禍を乗り越えて4年ぶりに復活! 2019年9月以来となる旗揚げ戦第3戦を2日、上野恩賜公園野外ステージ(水上音楽堂)で賑々しく開催した。
第1試合から駄菓子屋戦士ベーゴマンと「どぜう」(初登場)の下町対決で会場を盛り上げ、一瞬も見逃せないスリリングな異種格闘技タッグマッチ、今度は打って変わった人気者キャラクターたちの3WAYマッチと今回も彩り豊かなカードが並び、レジェンド小畑千代さんも応援に駆けつけて矢口ら後輩たちに熱い檄を送った。
セミファイナルでは力道山3世・力と現代に蘇った白覆面の魔王デストロイマンの一騎打ちも実現し、デストロイマンの4の字地獄を耐え抜いた力がバックドロップからの渾身の逆エビ固めで執念の勝利を奪った。そしてメインでは、地元出身の矢口が、「ゴールデンロッカーズ」としてコンビを組む山本SAN、今戸神社の守り神・招福亭今戸キャットを従えて、AKIRA&リッキー・フジ&KARATE NINJAと激突。「浅草六区ンロールエクスプレス」もリッキーのカミカゼからAKIRAのムササビプレスにつなぐ絶妙の連係を披露したが、負けじと大技を繰り出して燃えに燃えながらも冷静に勝機を読んだ矢口が今戸キャットにフィニッシュを託してロックンロール対決を制した。激闘を終えた矢口は、逆境に屈しない反骨精神とインディーの意地を訴え、コロナ禍で中断を余儀なくされていたご当地プロレスシリーズの復活を高らかに宣言した。
なお、この日15時からは、浅草プロレス復活戦に先がけて「怪獣プロレス」の予告編イベントが同所で催され、登場キャラクターたちのお披露目や、その道の大家である山口敏太郎氏と中沢健氏の怪獣&UMAトークショーなどで観客を喜ばせた。9月2日には「まち元気プロレス」グループの町田プロレス第6戦を控え、さらに9月28日に決まった怪獣プロレス旗揚げ秋葉原大会に向けて、雷神矢口プロデューサーによる大進撃が再び開始される。(小野 仁)
■ 浅草プロレス復活戦!”なつやすみ上野大会”
日時;2023年8月2日(水)17時30分開場 18時00分試合開始
会場:上野恩賜公園野外ステージ(水上音楽堂)
観衆:250人
<第1試合 [下町対決]シングルマッチ15分1本勝負>
○駄菓子屋戦士ベーゴマン
(7分9秒、片エビ固め)
●どぜう
※ベーゴマアタック
<第2試合 異種格闘技タッグマッチ20分1本勝負>
伊藤崇文&○川村亮
(12分14秒、片エビ固め)
T.J. &●浅草KID
※フルネルソンバスター
<第3試合[なつやすみ上野スペシャル]3WAYマッチ30分1本勝負>
○ウルトラロビン
(9分14秒、片エビ固め)
●上野パンダちゃん
※ウルトラディスティニー。もう1人はサイゴードーン
<セミファイナル[昭和対決]シングルマッチ45分1本勝負>
○力
(11分17秒、逆エビ固め)
●デストロイマン
<メインイベント [ゴールデンロッカーズ vs 浅草六区ンロールエクスプレス Rock‘n’Roll対決!]6人タッグマッチ60分1本勝負>
雷神矢口&山本SAN&○招福亭今戸キャット
(11分20秒、キャットスープレックスホールド)
AKIRA&リッキー・フジ&●KARATE NINJA