[ファイトクラブ]NXT遠征前Dirtyドム3wayに Rリプリー防衛イリヤ・ドラゴノフ2試合

[週刊ファイト8月3日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼NXT遠征前Dirtyドム3wayに Rリプリー防衛イリヤ・ドラゴノフ2試合
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 早く結果だけ出してるサイトがあるが、現地の間違ったままのをせっせと写して日本語にして出してもきっちり見て書く媒体から笑われるだけ。例えばRAWで中邑真輔とブロンソン・リード(新日のジョナ)はどっちが勝ったのか? 記録が重要なのではなく、反則決着の場合はお茶の間の視聴者には「どっちが勝者なんか覚えてない」が本来の実態に沿った正しいレポートなのである。いや、より正確には「どうやらシンスケは近くにヒールターンするな」を報道することが肝心となろう。

 さて、現地日曜夜7・30『Great American Bash』テキサス遠征前のNXTは、そのRAWでも人気が爆発しているJudgement Dayを引き続き投入して、コンテンツ供給過多に陥っているAEWのDynamiteを抜くことに総力を挙げている。番組はドミニクではなくもはやDirtyドムと、”マミー”リア・リプリーのお出ましから。平均視聴者数こそ前週より減ったが、広告を出稿する業界人が指標にしている18から49歳の平均視聴率は0.21%から0.23%に上昇して好調を維持しているNXTなのである。
 先週の番組で「ドムとの試合なんかしたくない」と本音の失言していたムスタファ・アリが割って入り、「先週、ドムの挑戦を受けたのはStupidだ」とまたも失言なんじゃないか(笑)。ということで小競り合いから二人が誤爆するspotを挟んで『GAB』は3way戦になりました。ケツ丸わかりなんですが・・・(苦笑)。
 番組には当然『GAB』の煽りも随所にという構成だが、事前収録セグメントなので公式写真はないのだが、スーパーマーケットで因縁のブレア・デボンポート(ビー・プレストリー)をロクサーヌ・ペレスが急襲してボコる絵は、「あのペレスちゃんが・・・」という驚きがあるから印象に残ります。


スキズムとトリック・ウィリアムス、イリヤ・ドラゴノフ、カーメロ・ヘイズの6人タッグが、レスリングとしてはこの日の目玉でしょう。ジャーガー・リードがひたすら受け役なんですけど。

 リバプールの風ダイアドの足引っ張る黄色仮面はクリード兄弟というストーリーの続きを挟みつつ、最後に寝るのはジョー・ゲイシー親分で、ここは当然カーメロ・ヘイズ勝者なんだが、イリヤとトリックが衝突してしまい、2試合目というかトリでの私服でのやり合いに繋げます。


 ウェイン・ブルームの息子ヴォン・ワグナーは、幼児の頃に生死に関わる開頭手術をしたこと、学校では「モンスターといじめられた」話をカミングアウトして以来、ベビーフェイスになったようでハビエル・バーナルを裏投げで仕留めます。

 そこで終わりではなく暴れっぷりを続けてテーブル葬をやっていると、ヒールのブロン・ブレイカーが突っ込んできてスピアーを一閃。さらにリング下からパイプ椅子を取り出しなんだけど、レフェリー陣が止めるのがちょっと遅く、椅子でリング下叩くだけって・・・(笑)。そりゃワグナーの頭を叩くのはご法度なんだが、これは恐らくタイミングのミスだと思う。


 東京五輪レスリング金メダルのゲイブル・スティーブソン、ついに『GAB』でバロン・コービンとプロレスのデビュー戦決定です。もっとも実兄デーモン・ケンプはどんどん上手くなってるけど、ゲイブルにはカリスマ性が見えないのですが・・・。ただ、バロン・コービンが相手、しかもSmackDown-RAWではなくNXTからというのが意味深かも。ちなみに映画好きの本誌、何度もバロン・コービンを映画に使うべきと活字に残してきてるのですが。やられ役もこなすのでゲイブルの初白星が演出されるんでしょうけど、プロレスの方が金メダルよりはるかに底なし沼という命題に気がついてくれるのかどうか。

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