[ファイトクラブ]Bデボンポート神越Rペレス Mアリ450Tベイト Eソープ格闘Dケンプ

[週刊ファイト7月13日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼Bデボンポート神越Rペレス Mアリ450Tベイト Eソープ格闘Dケンプ
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■ WWE NXT
日時:7月4日(現地放送時間 録画番組 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center

 残念ながら現地での放送は「独立記念日」休日であり、なんであれTV視聴率は期待できないのであるが、だからこそ実験的なRAWアンダーグラウンドの復活になる「NXTアンダーグラウンド」名義でのUWF格闘技ルールでの試合など、極めて見どころ満載の2時間となった。


 試合はゴングが鳴る前、ロクサーヌ・ペレスの入場段階からブレア・デボンポート(ビー・プレストリー)が急襲するところから。激しいハードヒットの展開を経て、最後は明らかに飯伏幸太のカミゴェ2連発にてデボンポートの勝利。日本経験者ならこうなります。


 続いてもイイ試合であり、ウェス・リーが保持するNXT北米王座を巡る三角関係になっているタイラー・ベイトとムスタファ・アリの本格プロレスである。今回はアリの450スプラッシュが決まり、テキサス開催現地7・30『Great American Bash』での王座挑戦が決まった。


 よく知らないケラニ・ジョーダン w/デイナ・ブルックが、テイタム・パクスリーにスタナーを決めるカードは印象に残らなかったのだが、そこからコーラ・ジェイドがいちゃモン付けていたのは記憶に残ってます。日本時間で昨日に見ていても、他の作業があるから後回しにしていたら、人間の記憶は忘れるものと、写真を整理していて思い出すものに別れるものなのです。


 さて、「RAWアンダーグラウンド」は当サイトで検索すればシェイン・マクマホンの肝入りで始まり、2020年の8月頃までやっていたんだが、どこかロープのないジムで四方を練習生が取り囲んでピンフォールなしのいわゆるUWFルールで行われる”地下格闘技”だったのだが、「客に受けてない」とウヤムヤになった企画モノであった。今回はロープこそ外すが、パフォーマンス・センターでやっており、トップバッターに選ばれたのがエディ・ソープこと、元新日LA道場のカール・フレドリックスと、プロレスラーとしての成長が著しいデーモン・ケンプ(本名ボビー・スティーブソン)である。エディにはケンプの実弟である五輪金メダリストのゲイブル・スティーブソンがついている不思議な構図なんだが、実況では兄弟というのは伏せられたままなのだ。


 試合はロープのないリングでケンプがエディをリング外にスープレックスで投げたりと見応えの或る内容となり、最後はエディが三角締めの体制でケンプを殴り続けてレフェリーが試合を止めた。但し、そこで終わりのハズもなく、ようやく本格的な五輪金メダリストの事実上のお披露目となり、ボンボンと周囲を取り囲んでいた練習生を投げまくるというもの。
 なるほど、これが見せたかったのかと納得するのであった。ちなみにロープを取りハズすこともあるのか、この独立記念日の収録自体は先週行われており、この試合が順番としてはトリに行われている。

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