[週刊ファイト6月9日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼4度目Double or Nothingベガス超満員MJF残留~CMパンク世界王者
どこまでガチ?MJF離脱騒動:お客満足だったがカットせず長時間是非
(c) AEW タダシ☆タナカ+シュート活字
・3周年迎えたAEW集大成としてのDouble or Nothingおさらい再紹介
・AEW世界女子王座戦とは何か?セリーナとサンダー・ロサ:Wrestling
・これぞプリショーでお客を温めた期待通りの笑撃Hookハウゼン初陣
・前日イベント欠席MJFシュートとワークの境界線!ウォードロウ大爆発
・最後の輝きハーディズcarryしたYバックスだがジェフ満身創痍の代償
・ジェイド・カーギルTBS防衛アナ・ジェイまだプロレス試合運び出来ない
・旧NXT見てた客層がAEW軸故にマルコム・ビベンズ/エンバー・ムーン
・ド迫力House of Blackデス・トライアングル6人タッグの醍醐味を凝縮
・オーエン・ハート杯アダム・コールがサモア・ジョー制すということは・・・
・女子はブリット・ベイカーがルビーSOHO下すの丸わかりなんだが・・・
・あくまで尺与えマーサ・ハート未亡人演説させる主旨PPV料金$49.99
・ペイジ・ヴァン・ザント早急かもATT軍とお馬鹿カップルにFカザリアン
・吸い玉跡のカイル・オライリー意外と噛み合ったダービー・アレン10分
・シネマ仕様を10人LIVE遂行で魅せる流血戦:ジェリコMOXブライアン
・ガソリン撒きに流血!ハードコア戦はAEW売りではあるが教育上問題
・アンドラデにルーシュ:元祖インゴ・ベルナブレス再結成予告セグメント
・予想外したJボーイ恐竜組防衛もKリー&SwerveにTAZ軍タッグ戦線
・バックショット・ラリアット失敗とか理想ではなかったが祝CMパンク戴冠
■ AEW Double or Nothing
日時:5月29日(現地時間)
会場:米ネバダ州ラスベガス T-モバイル・アリーナ
3周年迎えたAEW集大成としてのDouble or Nothingおさらい再紹介
―― まずは背景説明から。2019年1月、いよいよAEWが始動となってケニー・オメガやクリス・ジェリコの加入が発表。本誌は最初から「大変なことが起きますよ」と。
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オフレコ そしてPPVとして第1回となるラスベガスでの『Double or Nothing』が現地5月19日に開催。MOXとジャケット背中に大書された”昔の名前で出てきます”ジョン・モクスリーこと、WWEを退団したディーン・アンブローズが乱入。立て続けにジェリコ、レフェリーをダーティ・ディーズで沈めると、オメガを場外に誘い、巨大ポーカーチップが積まれた頂上でまたオメガにダーティ・ディーズで頭をゴツンとやるところがエンディングだった。
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―― 第2回が2020年5月22日、これはすでにコロナ期だったんで、シネマ仕様という名目で事前収録した無観客スタジアムでの開催。サミー・ゲバラが命からがら轢かれそうになる車から走って逃げたりと、日本のプロレスはここまでやらない、やれないという総括でした。
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オフレコ 昨年の現地5月30日、第3回は、本拠地フロリダのジャクソンビルだから勝手が許されたんだろうが、WWEよりも先に有観客に踏み切り、日本の厳しい制限とはえらく違う風景だったことが記憶に残る。
▼Double or Nothingマスク無し密、密、密Happy Ending超満員札止め
―― つまりプロモーションの旗揚げ公表自体は2019年の頭からですが、最初の大会開催からはちょうど3周年となったのが今回の第4回『Double or Nothing』、大会名通りラスベガスに戻っての開催となりました。しかもすべてがグレードアップされて、UFCでもお馴染み巨大なT-モバイル・アリーナを掛け値なしの超満員にしての3周年記念大会です。
オフレコ 第3回のBuy In プリショーが、NWA世界女子王座戦ということで、セリーナと里歩が凄い試合を魅せるところからだった。トリは前年に続いての映画仕様のスタジアム・スタンピードⅡだったんだけど。すっと見てきた者には感慨深いものがある。
AEW世界女子王座戦とは何か?セリーナとサンダー・ロサ:Wrestling
<第9試合 AEW世界女子王座戦>
[王者]○サンダー・ロサ
16分55秒 ファイヤーサンダー・ドライバー
[挑戦者]●セリーナ
―― 速報版で結果はすでにサイト公開してあるんで、 [ファイトクラブ]記事の場合は冒頭箇所を見せるので今回は順番でなくて、ではそのセリーナとサンダー・ロサ戦からにしますか。皆さんに知ってもらいたいベストマッチなのか、そういうのから始めましょう。
オフレコ なるほど。そりゃハチャメチャで面白かったという意味では第10試合の「アナーキー・イン・ザ・アリーナマッチ」なんだろうけど、これはもう映像で見てくださいとなるからなぁ。
―― では終わった時に言っていた「AEW世界女子王座戦」ですかねぇ。
オフレコ よく、DIVA時代が終わってJoshi Puroresuがアメリカのプロレス番組で全世界に配信されるようになったと簡単に説明することが出来るんだけど・・・。
―― この二人がやったのはまたちょっと違ってましたね。ホールドとホールドを返し、返されと、男子の職人レスラーがテクニカルな攻防をじっくり見せつける、この二人がやりたかった「本物のプロレス」を披露する王座戦でした。
オフレコ 志田光に2連勝含めて9連勝しているセリーナにとっては、自身のキャリア集大成をやりたいという覚悟が、レフェリーのオーブリー・エドワーズ女史がベルトを見せる試合前からはっきりと見えた。
―― セリーナはオクトパス・ホールドも魅せました。ロープ越しのドラゴン・スクリューも決めてます。
オフレコ 竹下幸之助も出てきた現地5月18日のDynamiteの煽りセグメント、DIVA時代に陽が当たらなかった不満を延々とマイクして、「ちょっと長いよ」と言われていたセリーナなんだけど、やる側・作る側から深くプロレスを楽しんでいる方なら、彼女に感情移入して見てたんじゃないかな。
―― ロサの防衛はわかっていたことなんですが、シャーロットらがやってるWWEの女子王座戦とも違う、AEW世界女子王座戦をやり遂げました。揃って二人が勝利したんです。
これぞプリショーでお客を温めた期待通りの笑撃Hookハウゼン初陣
<プリショー>
HOOKハウゼン(フック&○ダン・ハウゼン)
5分20秒 フォール
トニー・ニース ●マーク・スターリング
オフレコ ジェイド・カーギルのマネージャー役やってるマーク・スターリングはやはりレスラーだったとかはあるけど、あとはフックがボンボンと投げまくっての勝利。これでイイのだ(笑)。