[ファイトクラブ]AEWハチャメチャ『Double or Nothing』無観客エンタメ番組頂点極める

▼AEWハチャメチャ『Double or Nothing』無観客エンタメ番組頂点極める
 photo (c) AEW タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・8時間収録34分凝縮!ダントツの面白さスタジアム・スタンピード決戦
・93番サミー・ゲバラがフットボール会場走らせ吹っ飛ばされまくる殊勲
・Mハーディ金持ち席プール変身からKオメガ高台から片翼の天使まで
・不遇だったブロディ・リーの試金石!ジョン・モクスリーの世界王座戦
・木村花さん追悼からナイラ・ローズ倒しての志田光戴冠劇は好試合に
・毛色の違うカードを提供するAEWのComedy役ショーン・スピアーズ
・代打出場となったペネロペ・フォードと”異星人”クリス・スタットランダー
・53歳マイク・タイソン肉体凄い!Codyとランス・アーチャーのTNT王座
・「藤波辰巳」時代を思わせたMJFジャングルボーイの古典レスリング!
・Impact Wrestlingブライアン・ケイジ初陣ラダーマッチ優勝次回王座戦
・収録後のマイク・タイソン、トニー・カーン代表を加えた記念撮影と今後
・「試合なら日本のレベルが世界一」神話の崩壊


■ AEW Double or Nothing
日時:5月22日(現地放送時間)
会場:米フロリダ州ジャクソンビル デイリーズ・プレイス + TIAAバンク・フィールド

―― 本稿は全文公開する簡略版ブログとは異なり、裏ネタ交えながら徹底的に全試合を掘り下げましょう。

オフレコ 無観客プロレス大会として頂点を極めたことは間違いない。木村花さんのニュースがあって沈んだ気持ちのままからの視聴だったけど、ちゃんと訃報を伝えていただけでなく、エンタメ番組として笑顔を届けた功績は計り知れない。見逃した方は今からでも遅くはないだろう。

8時間収録34分凝縮!ダントツの面白さスタジアム・スタンピード決戦

<第8試合 スタジアム・スタンピード・マッチ>
インナー・サークル(クリス・ジェリコ&●サミー・ゲバラ&ジェイク・ヘイガー&サンタナ&オルティーズ)
 34分00秒 スタジアムのゲート上から落下する片翼の天使
エリート(○ケニー・オメガ&ヤングバックス&ハングマン・ペイジ+マット・ハーディ)

―― 映画仕様というか、撮影開始から終了まで8時間かかったそうですが、クリス・ジェリコは「30年やってきて最高の試合だった」と自慢しています。単なる広報上のリップサービスではなく、やり遂げた達成感はあったかと。

オフレコ あのダラダラとやってしまった『レッスルマニア』でのエッジvs.ランディ・オートン戦を反面教師にして、練りに練ったさまざまな攻防をうまく繋げて編集されている。また、もちろんアンダーテイカーvs. AJスタイルズのボーンヤード・マッチから、いかにCreativeに上回るかが撮影班、編集者らスタッフ含めての目標だった。あっちは本当に映画スタジオ借りて予算的にも大がかりにやったけど、面白さでAEWの圧勝だったことは本誌の速報だけじゃない。

―― 無観客大会の演出としてひとつの頂点を極めた感があると、即刻ブログ欄に下書き保存してましたね。写真入稿待つ必要があるので、テキストだけでは「公開」ボタン押さない方針があります。スピードだけなら今はSNSで一般ファンが先に出しますけど競争する意味ありません。

93番サミー・ゲバラがフットボール会場走らせ吹っ飛ばされまくる殊勲

オフレコ 競技スポーツ式というか、選抜出場選手の名前がアナウンスされてエリート軍にハングマン・ペイジがいないと思ったら、やっぱり本物の馬でフィールドに乗り込み、サミー・ゲバラが走って逃げると。冒頭でこれは「傑作」になりそうとの予感からやから。

―― 間違いなくサミーがMVPというか、スタジアム・スタンピード絵巻を体現してくれました。

オフレコ しかもそれだけに終わらず、ロコモーション式でマット・ジャクソンがサミーを端から端まで何十回も続けて投げてタッチダウンまで行く荒業spotもあった。もちろんこれは編集だから、本当に一気にやったわけではない。他の選手の攻防場面が挟まるにせよ、少なくも5、6回は連続でやってたから、リングでなく芝生を思えば特にやられ役のサミーは驚異的。称賛しかないやろう。

―― まして現地5月6日のDynamite放送回では、ゴルフカートに追いかけられるスタントが記憶に残っているから、お約束でフィールド上もサミーがまた命からがら全力で走らされます。

Mハーディ金持ち席プール変身からKオメガ高台から片翼の天使まで

オフレコ 誉めるだけでは有料記事の深淵分析にならないから、あえて指摘するならAEW世界王座戦までのデイリーズ・プレイス収録のカードと、スタジアム・スタンピードの2つの大会を「二本立て映画」で提供した感があったこと。全3時間40分、やや長いと感じる中だるみはあったかもな。あと、アメリカのアメフト会場は金持ち用のミニ・プール付き席があるんで、これを使わない手はないとばかりマット・ハーディがサンタナ&オルティーズに水中に顔突っ込まれて34秒とか耐えるコント場面が、一部で元WWEのシャド・ガスパーがカリフォルニアのベニス・ビーチで流されたばかりで不謹慎だと指摘されていた。

―― ちゃんと大会冒頭には追悼のビデオも流しているのに、水中で生き返るたびに、マットのこれまでのキャラ、ブロークンとかダマスカスまで水中から3度でしたか別の姿で生き返るスキッドやってましたから。まさに編集試合なんだからイリュージョンもありで大笑いなんですが、文句言う奴はいるでしょう。

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