WM直前RAWブランド分け無意味RK-Broウーソズ以下最後の仕込み

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■ WWE RAW
日時:3月28日(現地時間 日本YouTube水曜以降)
会場:米ペンシルバニア州ピッツバーグ PPGペインツ・アリーナ


 カーボーイハット被ったブロック・レスナー様のお出ましはベビーフェイスのリアクションというピッツバークからのRAWだが、ジミー・スミス、バイロン・セクストンに、コーリー・グレイブス。さらにSmackDownのマイケル・コールの4人が実況席に並んでいて、『レッスルマニア』直前だから許されるのだろうが、もはやブランド分けもクソもない。実際、SmackDownのウーソズ、中邑真輔らも出てきて、最後の仕込みに必死の(一応は)RAW番組という構成に。

◆“2大王者”レインズとレスナーがWM王座統一戦を前に王座奪取を宣言

 ユニバーサル王者ローマン・レインズとWWE王者ブロック・レスナーが「レッスルマニア38(WM)」の王座統一戦を前にRAWに登場するとお互いに王座奪取を宣言した。
 レスナーがオープニングに登場して「俺たちが向かうのはスープレックスシティだ。WMでは逃げる場所はないぞ!」とレインズに忠告すると「WMでは俺が2本の王座ベルトを掲げて“新統一王者”と呼ばれるだろう」とレインズとの史上最大のレッスルマニア決戦に向けて意気込んだ。それにしても、お客がレスナーの言葉にWHAT? WHAT?とストーン・コールドのリアクションになっていて、レスナーもアドリブで名前出していたんだが・・・。


  レイ・ミステリオがミズを回転エビ固めで仕留めるシングル戦も。ただ、SNSインフルエンサーのローガン・ポールが祭典目玉の一つなので、マスクをポールから取り戻したレイがドミニクとダブル619の絵にしてました。

◆ビンス会長がロリンズのWM出場を明言!対戦相手は当日発表

 ビンス・マクマホン会長が「レッスルマニア38(WM)」の出場が決まらないセス“フリーキン”ロリンズをオフィスに呼び出してWM出場を明言すると対戦相手は当日に発表することを決めた。これまでロリンズは“WMトークショー争奪”でケビン・オーエンズ、“WMエッジ戦争奪”でAJスタイルズと対戦するも敗戦してWM出場のチャンスを逃すと突如ビンス会長から早朝オフィスに来るように呼び出された。ビンス会長はロリンズに「罰金か、それとも解雇か?」と呼び出しの理由を聞かれると「ロリンズがWMに出場できないなんて。早く俺に言えば良かったのに」と話を切り出した。さらに「ロリンズはレッスルマニア38に出場するが、対戦相手は俺が決めるからリングで知ることになる」とロリンズのWM出場を明言するも、対戦相手を当日発表することを伝えた。もう一般客までわかっているんだけど、こういう「当日サプライズ」も恒例だからということなんだろうが・・・そっちの方がインパクト効果アリという演出には疑問です。


 オモスの短い試合、ボビー・ラシュリーの出番は本誌は紹介無視します(笑)。さらに24/7のコントは、戸澤明なのに90分短縮版カットはおろか、もはやWWEジャパンからの広報文にも出さない扱いに。ただ、タミーナに結婚を申し込む戸澤は、リングの仕事が出来るだけでなく、演技もやれる貴重な日本人選手になっている。これはもの凄いことだとは強調しておく。なかには英語覚えないから使えって貰えてない選手もいるからだ。
 一方のレインズがウーソズ&ポール・ヘイマンと共にリングに上がると「WM34のレスナー戦では一族を失望させたが、俺はその状況を一変させた」と過去の対戦に言及。さらに「俺はレスナーから全てを奪う。ヘイマンを奪い、王座の最長保持記録も塗り替えた。最後は奴の王座ベルトを奪ってやる」と王座奪取を宣言してレスナーを挑発した。レインズ vs. レスナーの王座統一戦が行われる「レッスルマニア38」は日本時間4月4日にWWEネットワークで配信される。


 トリプルHの引退余波が続いている。一般紙も報道してることが再紹介されていた。本誌でも映画『レスラー』と絡めた記事を出したばかりだ。


 現女子タッグ王者ゼリーナ&カーメラ(実況席のコーリー・グレイブスと婚約中)に、シェイナ・ベイズラー&ナタリアが合体したヒールに対して、サーシャ・バンクス&ナオミと、リブ・モーガン&リア・リプリーの8人タッグは・・・短縮版ではカットです。はい、リプリーのリップタイドがゼリーナに決まるケツでしたが、単なる女子勢の顔見世になっているカードだからでしょう。


 今回の番組の目玉セグメントはケビン・オーエンズのプロモなんじゃなかろうか。なにしろ『レッスルマニア』初日のトリがKOショー、スティーブ・オースチンなのだから。「俺のスタナーの方が上手い」と。もう番組冒頭からでお客さんはKOの一言ごとにWHAT? WHAT?なのだった。


 パット・マカフィー戦が控えるオースチン・セオリーが、現インターコンチ王者のリコシェにコンテンターズ戦(ノンタイトル戦の呼称)でATL決めて勝ちます。当然そうなるんですけど・・・。

◆“EST”ビアンカがKOD2連打!王者ベッキーを返り討ちにして斬髪制裁

 “EST”ことビアンカ・ブレアが「レッスルマニア38(WM)」のRAW女子王座戦を前に斬髪を狙う王者ベッキー・リンチの襲撃をKOD2連打で返り討ちにすると、大観衆の前でベッキーの髪をハサミで切り刻んで制裁した。ビアンカがリングに登場して「WMでは私が王座奪取して新王者としてリングを降りるのよ」と王座奪取を宣言すると、そこへ現れたベッキーにパイプ椅子で襲撃されてしまう。

 さらに大型ハサミでビアンカの髪が狙われた。しかし、ビアンカがベッキーを持ち上げてKOD2連打で返り討ちにすると、放置されたハサミを掴んでベッキーの髪を斬髪。スタッフも現れて制止する中、ビアンカは何度もベッキーの髪を切り刻んで制裁した。王者ベッキー vs. ビアンカのRAW女子王座戦が行われる「レッスルマニア38」は日本時間4月3日にWWEネットワークで配信される。


 続いてドリュー・マッキンタイアが、HappyコービンとMADCAPモスを二人まとめて・・・試合もありました。こういう人たちも出ますということなんでしょう。

◆中邑真輔&リック・ブーグスがWMを前にRAW出演王者ウーソズと大乱闘

 中邑真輔&リック・ブーグスが「レッスルマニア38(WM)」のSDタッグ王座戦を前に番組メイン戦後の王者ウーソズを襲撃して大乱闘となった。スマックダウン所属の中邑&ブーグスがトリ試合のリングサイドに登場すると「レッスルマニア38」で対戦する王者ウーソズと“RKブロ”ことRAWタッグ王者ランディ・オートン&リドルのタッグ王者対決を観戦した。

 試合は白熱の攻防を展開も試合途中にストリート・プロフィッツのRKブロ襲撃で反則裁定となると試合後には中邑&ブークスがウーソズを襲撃して4チームが大乱闘に。中邑がジェイを蹴り飛ばせば、ブーグスもベンチプレスで持ち上げたジミーをロープに投げ飛ばして一蹴。一方、RKブロは襲撃されたストリート・プロフィッツにRKO連打を放って返り討ちにした。

 王者ウーソズ vs. 中邑&ブーグスのSDタッグ王座戦は日本時間4月3日に、王者RKブロ vs. ストリート・プロフィッツ vs. アルファ・アカデミーのロウタッグ王座トリプルスレット戦は日本時間4月4日に2日間開催の「レッスルマニア38」で行われ、その模様はWWEネットワークで配信される。


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’22年04月07日号スターダムKAIRI 集客惨敗NJCザック 現地取材SDニタ ONEX秋山青木