photo by George Napolitano
またもWWE大量解雇のニュースが駆け巡った。今回はフロリダ州オーランドのパフォーマンス・センターのスタッフ、コーチが軸だ。なんといっても番組上はNXTのGMという出演者でもあったウィリアム・リーガルの名前があることに衝撃が広がっている。
アイルランド出身のベッキー・リンチもまた、英国出身のウィリアム・リーガルが初期段階のチャンスをくれたことからSNS投稿している。
Eternally grateful that Regal gave me a chance when I was nothing. I owe so much to him. pic.twitter.com/ML4c4KgICa
— The Man (@BeckyLynchWWE) January 6, 2022
NXT番組では執務室に選手が不平を言いに来る場面などでしょっちゅう出ていたが、PPV番組のシカゴ会場に大きく登場したのは2019年11月23日の『NXTテイクオーバー:WAR GAMES』になる。親友のティーガン・ノックスを滅多打ちにしてヒールターンしたダコタ・カイに、退場を命じた場面が思い起こされる。
ちなみに写真に写っているレフェリー、元選手のドレイク・ヤンガーもすでに解雇されている次第だ。
WWEは新社長ニック・カーンが就任して以来、いずれはUFCのように大手に高額プレミアムで買収されることを目論んでおり、定期的に人員整理もしていることを対外的にもアピールしたいようだ。ユニバースにしてみればコロナ禍なのに増収増益を続けており、まったくもって資金不足に陥っているわけではないので、「なんでやねん」と怒るのも無理ないが、エンタメ業種に終身雇用はありえないのであって、特に若いファン層にもデモグラフィックを拡大したい名称もNXT 2.0にしたパフォーマンス・センターに関しては、スタッフ、コーチも若返りを狙ったものと思われる。
If it wasn't for William Regal a lot of your favorite guys wouldn't be on television. He got so many of us "indie guys" an opportunity. He will never take credit for that, but he deserves his flowers for helping and molding this generation of wrestlers. #ThankYouRegal pic.twitter.com/ib8GFIHHzE
— Johnny Gargano (@JohnnyGargano) January 5, 2022
ハチマンこと鈴木秀樹は、現地前日の生中継『NXT New Year’s EVIL』にも、マルコム・ビベンズ率いるダイヤモンド・マイン軍のコーチ役としてロデリック・ストロングのセコンドに画面登場していたばかりだ。実際の役割も日本スタイルを教えるコーチ業だった。
(c) 2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.
もっとも前日試合が放送されたのに、翌日解雇リストというのは結構少なくない。
日本でも知られているのはDXの時代に現NXT現場責任者のショーン・マイケルズらとクリック(派閥)にいたロードドッグことブライアン・ジェームスも含まれている。マッチメイク実行委員会の同僚だったスコッティ2ホッティは、昨年11月に辞表を提出していた。
まだ確認されてない名前もあるようだが、他には
関節技の鬼 ティモシー・サッチャー
玄人受けの職人 ダニー・バーチ
アリソン・デンジャーの選手名で知られコーチ業だったキャシー・コリノ
ECWを経てドラゲーUSA/EVOLVE創設、WWE売却後入閣したゲイブ・サポルスキー
などが日本でも知られている名前だが、総勢では10名を超えるリストになる。
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