里歩BベイカーRampage始動AコールBフィッシュ組+Eキングストン

(c) AEW

■ AEW Rampage
日時:11月26日(現地放送時間 録画番組)
会場:米イリノイ州シカゴ ウィントラスト・アリーナ


 番組はアダム・コール&ボビー・フィッシュ組が本格始動。ベスト・フレンズ軍のオレンジ・キャシディ&ウィーラー・ユウタが相手だ。

 オレンジ君がギミックであるポケットに手を突っ込んでをやおるとするもコールはさせずに、「アダム・コール、ベイ、ベイ!」はシカゴの客を大合唱にしてみせるという笑えるspotを挟んで試合が進行している。細部まで実に考えて作ってあるのがわかる。なんでも早すぎると言われてしまう本誌は2019年度の『鷹の爪大賞』から天才的な試合運びを押してきたのだが・・・。ちなみに感謝祭の週をシカゴでやるというのは、トニー・カーン代表のDynamiteで断言した「永久にシカゴでやる」との宣言により、WWEは追い出された格好になった。

 ユウタにも見せ場は与えられている。トレント・バレッタがケガで出てこれない間、ベスト・フレンズを成立させている功績は評価せねばならない。

 やはりというか、最後にフォール取ったのは雪崩式ファルコン・アローをユウタに見舞ったボビー・フィシュだった。


 Dynamite中継内での前煽りで驚いたのは、 9・5『All Out』の21名参加女子カジノロイヤル(デビュー戦だったルビーSOHO優勝)で、里歩はトップロープから落ちてはいなかったと映像付きでやったこと。いや、正直記憶になかったのだが・・・。まぁちゃんと仕込んであったという驚きもあるのだが、そもそも実況でも触れられた通り里歩が初代AEW世界女子王者なんだし、Dr.ブリット・ベイカーは里歩に一度も勝ったことないのだ。ということで、from Shinagawa, Japanと紹介された「里歩が勝ったら次期挑戦者」というお膳立てが付いた。まぁこの時点で大人のファンはわかったと思うが、そんなことはどうでもイイ。さすがにちゃんとしたJoshi Puroresuが展開されたのだから大満足だろう。

 D.M.D.のロックジョーをさせないという展開があったので、里歩のダブルフット・スタンプでは決まらないことは読めた。ベイカーはスリング・ブレイドも使う。最後はネックブリーカー狙いのところを切り返してのフォール。面白くなってきた。


 事前のインタビューで2.0(元NXTのEVER-RISE)を従えるダニエル・グレイシーを「顔じゃねぇ」といなしていたエディ・キングストンが番組トリを務めることに。相棒のジョン・モクスリーともどもヒールターンするのかという素振りも見せていたのだが、なにしろMOXがアルコール依存症で施設入り(近く復帰情報が出た)なので、ここではベビーフェイスである。小橋建太のチョップはもうすっかり実況でも強調することになる。ダニエルが「なかなかやる」は当然としても、恐らくリアルからの応用なのだろうが左足ヒザが悪いようで、何度も足を引きづりながら闘う展開に。もちろんダニエルはその足を攻めるのだ。

 2人のカメラマン、裏拳のフィニッシュは押さえられなかったようだが、フィニッシュのあと2.0がキングストンを襲撃する。

 実況席にいたクリス・ジェリコが事態を見かねて飛び出していき2.0を一掃する。ただ、必ずしもキングストンと共闘というわけでもなさそうな微妙な番組エンディングなのだった。


※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼AEWアトランタMJF毒舌’Cooking Meth’パンク-Cody炎上机アンドラデ

[ファイトクラブ]AEWアトランタMJF毒舌’Cooking Meth’パンク-Cody炎上机アンドラデ

▼今週の要:猪木ラストスタンド-Stardom-RIZIN神戸-拳王中嶋-Iceリボン

[ファイトクラブ]今週の要:猪木ラストスタンド-Stardom-RIZIN神戸-拳王中嶋-Iceリボン

※500円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’21年12月09日号猪木Last Stand 韓国I編集長 スターダム代々木 RIZIN神戸 師走’70