Rampage半骸骨逆転ビリー+JボーイLザウルス-AコールBフィッシュ

(c) AEW

■ AEW Rampage
日時:11月19日(現地放送時間 録画番組)
会場:米バージニア州ノーフォーク チャートウェイ・アリーナ

 AEW Rampageに関しては1時間番組ながら独自の大会を開催してLIVE中継の場合もあれば、Dynamite大会の会場3時間目を編集して放送する場合もある。今回のはハングマン・ペイジの故郷凱旋となったバージニア州ノーフォーク大会の続きだが、お茶の間視聴者にはそんなことまで気が付かないと思われる。また現地では、さらにもう一度ペイジが出てきて盛大なお祝い会の会場限定ボーナスがあったそうだが、さすがにそれは放送されていない。


 PPV大会『Full Gear』ではMJFに負けてしまったのだが、こっちこそ最高試合賞との賞賛が続いたダービー・アレン。ビリー・ガンと表記するとWWEから訴えられるので、ビリーとだけ呼ばれる大男は58歳、息子たちとのガン・クラブで未だに暴れているが、その肉体は筋骨隆々のままなんだから恐れ入る。

 それにしても大型揃いのレスラーに交じっても巨人のビリーと、細身で小さいダービーでは体格差が余りにもあり過ぎ。バンバンと投げ飛ばされる、もう8割はビリーの攻撃が続く試合展開になる。

 場内外にコフィン・ドロップを見舞うんですが・・・。そりゃ最後の最後は逆転でダービー勝利なのはわかっていることかと。

 しかし最後の絵だけ見たら、ガン・クラブが勝ち誇ったような印象しか残らない。スティングも絡んでいたんで、この抗争が続くんでしょうが、人気者ダービーがやられ過ぎの試合デザインというのもどうなのか。


 TBS王者決定トーナメントのムキムキ女ジェイド・カーギルに、レッド・ベルベットというカードも体格差が顕著な絵図に。まぁこれもケツはフェイスバスター(ジェイデッド)になることはわかってるんだが、ベルベットが引っ叩くところが70年代黒人アクション映画『クレオパトラ・ジョーンズ』シリーズなのかなぁ。
 ジェイドのマネージャー、マーク・スターリングは、正式な芸名はスマート・マーク・スターリングであり、つまり「シュマーク」なんだと。自分で認めるところは偉い。


 番組トリはSuperKliqのヤングバックスは『Full Gear』でジャングルボーイのコンチェルトを喰らったので出れないという設定で、元アンディスピューテッド・エラのアダム・コールとボビー・フィッシュが、ジャングルボーイ&ルチャザウルスと激闘した。

 それにしてもRAWに行っていたらキース・リーのマネージャーBUDGEでしゃべる役だけ。今頃解雇リストかものアダム・コールが、ヒール役で堂々と何度もメインを務めている情景ってどうなのか。WWEは見る目がないということになる。なんでも早すぎるとお叱りを受ける本誌は2019年からコールを鷹の爪大賞だとプッシュしてきたんだが・・・。

 試合はコールとジャングルボーイのスーパーキック合戦を挟んで、やはりフォールガイのフィッシュがスネアトラップにタップするのだが、さすがにメインイベントは締めてくれたのであった。


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