[鷹の爪大賞シュート活字年間総括④]Full Gear名勝負連続!エディ・ゲレロに捧ぐ鷹の爪大賞年間最高大会5時間

[週刊ファイト11月25日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼ケニー・オメガ倒しハングマン・ペイジAEW新世界王者PPV Full Gear
 名勝負連続!エディ・ゲレロに捧ぐ鷹の爪大賞年間最高大会5時間
 (c) AEW +週刊ファイト タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・ROH解体序章ジェイ・リーサルAEW契約発表!サミー・ゲバラTNT戦
・大河ドラマ有終の美!Kオメガ画伯が描くアダム・ペイジとの至宝25分
・「プロレスの神様ありがとう」至福Yバックス介入せずに頷き、そして・・・
・本誌が追い続けた2019年初頭の設立発表から3年終えたAEW驚異
・年間最高試合賞の負け役こそがMVP鷹の爪大賞ケニー・オメガお仕事
・2019年5月マット界地殻変動開始AEW TNTとの放送契約を正式発表!
・わかりやすい善インナーサークルと悪ATT軍の予想超えた面白さ拍手
・AWAバロン・フォン・ラシクがクロー攻撃!イーサン・ペイジ受け役感心
・2005年11月13日ミネアポリス没エディG追悼のフロッグスプラッシュ
・CMパンクあえてブーイング受け大流血の末エディ・キングストンにG2S
・FOZZYギター入場Bベイカーと星条+ブラジル旗タイ・コンティ晴れ舞台
・4way戦をタッグ変更なので連携悪いPAC&Cody-マラカイBアンドラデ
・ヒゲ面ジャングルボーイらベビーフェイスにスーパークリック何でもあり
・ルセフと異なるミロを引き出すブライアン・ダニエルソン20分強いかに
・フィニッシュ異論あるが職人芸ルチャ兄弟FTR本物タッグ戦とはなにか
・最高試合賞はこちらの誉れも・・・次世代MJFダービー・アレンの22分+
・志田光サンダー・ロサxナイラ・ローズw/ビッキー&ジェイミー・ヘイター
・年間最高大会比較検証パンク-ブライアン-みのる投入9・5『ALL OUT』
・Dynamiteペイジ故郷バージニア州ノーフォーク凱旋Cowboy Shit Day


ROH解体序章ジェイ・リーサルAEW契約発表!サミー・ゲバラTNT戦

 すでに噂されていたことだが、PPV大会セミの試合後、メイン前の箇所にてジェイ・リーサルのAEW契約が発表された。草刈り場になってしまった以上、どの団体が誰を取るかが業界の関心だったわけだが、やはり一番デキる選手をAEWが確保したことになろう。

▼[年間総括①]ROH全選手解雇の衝撃とリアルタイム配信時代のさらなる普及・浸透

[鷹の爪大賞シュート活字年間総括①]ROH全選手解雇の衝撃とリアルタイム配信時代のさらなる普及・浸透

 さっそくサミー・ゲバラが出てきて、現地水曜11月17日DynamiteでのTNT王座戦となっている。新日本プロレスは米カリフォルニア州サンノゼ大会現地11・13『BATTLE IN THE VALLEY』にてバディ・マーフィことバディ・マシューズと、元NXTブロンソン・リードのジョナ・ロック確保が確認できたが、ROHとは提携してたんじゃないのかとの突っ込みはアリだ。まぁAEWにはオカダ・カズチカまで登場予定なので、借りられるんだろうけど。

大河ドラマ有終の美!Kオメガ画伯が描くアダム・ペイジとの至宝25分
■ AEW FULL GEAR
日時:11月13日(現地時間)
会場:米ミネソタ州ミネアポリス ターゲット・センター

<第9試合 AEW世界王座戦>
[王者]●ケニー・オメガ
 25分35秒 バックショットラリアット
[挑戦者]〇ハングマン・アダム・ペイジ

 ハングマン・アダム・ペイジとケニー・オメガの物語は、実況では2019年5月25日に開催された『Double or Nothing』のBuy-In、つまり会場での第1試合だった21名参加のカジノバトルロイヤルでペイジが優勝、この優勝者がこの大会のメインだったクリス・ジェリコvs.ケニー・オメガの勝者と初代AEW世界王者決定戦を闘うことになった(もちろんジェリコが初代王者になる)時から始まると説明される。しかし、実際は2019年1月、AEWの発足が正式発表された段階からの大河ドラマであり、ついにクライマックスを迎えたことになる。

 ただ、何が起こるかわからない格闘演劇プロレスは、いくら長期計画があっても、お客さんがディレクションを決めることになる恐ろしい底なし沼のスポーツ芸術であり、団体側が練ったシナリオ通りに物事が進行するなど奇跡に近いことを強調する必要がある。この間、AEWは急成長を遂げてマット界の歴史を塗り替えていくことになるが、ここにようやく周辺状況を踏まえて「時は来た」となり舞台の機が熟したのであった。

 やはり練りに練って考えた構成に感服なのだが、本誌は伝統としてもツラツラ書いたりせず、ぜひPPV購入願うというのが一貫したスタンスになる。片翼の天使を決めにかかるもペイジはビクトリーロールで切り返し、さらにジャーマンも見舞うがタイガードライバー’98で切り返されと、これは日本流の試合展開がついに世界標準となってマニアをも唸らせているという信じられない光景、涙なしに見られない至宝戦へと昇華していく。これが2021年アメプロ究極の頂点なのだ。

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