©ONE Championship
ONE CHAMPIONSHIPは、11月12日（金）シンガポール・インドアスタジアムで事前収録（10月29日）された『ONE: NEXTGEN Ⅱ』を配信放送した。
メインはONE初参のリッテワダ・ペッティンディーアカデミー（タイ）がONEムエタイバンタム級1位のセーマペッチ・フェアテックス（タイ）に1R左ストレートでダウンを奪われ、2Rもパンチが度々ヒットするが、肘によるカットで逆転TKO勝。現在ムエタイ上位選手がどんどんONEに参戦する傾向があり、今後もONEで高レベルのオープンフィンガーグローブ・ムエタイ戦やキックボクシング戦が実現しそうだ。
日本から参戦の手塚裕之は2Rまでやや優勢に試合を運んでいたが、3Rアギラン・ターニ（フィリピン）のハイキックをもらいフラッシュダウンを喫してしまい、火が付いたか？パンチの打ち合いで打ち勝ち、金網まで追い詰めラッシュをかけたところでレフェリーが試合をストップして決着をつけた。
10月29日行われた「ONE: NEXTGEN」シリーズⅢは、11月26日（金）リト・アディワン（フィリピン）vs.ジャレッド・ブルックス(米)のMMA戦メインで配信される。
“ONE Championship”APP、ABEMA TVでもライブ配信された。
■『ONE: NEXTGEN Ⅱ』
日時：2021年10月29日（金） SGT（シンガポール）20：30 世界標準時UTC +8 ／JST(日本)21：30 UTC +9
場所：シンガポール
＜メインイベント第6試合 ムエタイ バンタム級（61.3㎏ – 65.8㎏）3分3R＞
●セーマペッチ・フェアテックス（タイ／級1位）Saemapetch Fairtex
2RTKO 2分10秒 ※左肘によるカットでレフェリーストップ
○リッテワダ・ペッティンディーアカデミー（タイ／2017ルンピニースタジアム ＆ 2016WMC140ポンド（スーパーライト級）王者、）Rittewada Petchyindee Academy
1Rセーマペッチの左ストレートがヒットしてダウン先取
2Rリッテワダは左肘でカットに成功
カットされたセーマペッチ @muaythaichai
＜コーメインイベント第5試合 MMA フェザー級（65.9kg – 70.3kg） 5分3R＞
○タン・カイ（中国）Tang Kai
1RTKO 4分3秒 ※左フック→パウンドでレフェリーストップ
●ユン・チャンミン（大韓民国）Yoon Chang Min
ONEで対戦した共通の日本人選手・高橋遼伍にタンはKO勝利（2021年3月5日配信「ONE“FISTS OF FURY Ⅱ”」）、ユンはKO敗（2020年11月20日配信「ONE ”INSIDE THE MATRIX IV”」）という結果のようにタンの打撃の圧され気味となったユンは左フックで腰が落ちてダウンしたところに追撃のパウンドでレフェリーがストップをかけタン・カイが完勝。
＜第4試合 キックボクシング フェザー級（65.9kg – 70.3kg）ワールドグランプリ交替試合 3分3R＞
●ジャン・チャンユ（中国）Zhang Chunyu
判定0-2
○ドビダス・リムクス（リトアニア）Dovydas Rimkus
ONEデビューのドビダス・リムクス（リトアニア）が2014年WPMF王者で、2019年7月日本の格闘技大会Krushで、加藤虎於奈に判定勝の経験があるジャン・チャンユ（中国）に判定勝
＜第3試合 キックボクシング フェザー級（65.9kg – 70.3kg）ワールドグランプリ交替試合 3分3R＞
○スモーキン・ジョー・ナタウット（タイ）Smokin’ Jo Nattawut
1RKO 2分50秒 ※右ストレート
●ユーリック・ダフティアン（アルメニア／ロシア）Yurik Davtyan
＜第2試合 MMA 86kg契約 5分3R＞
●アギラン・ターニ（フィリピン）Agilan Thani
3RTKO 3分45秒 ※スタンドパンチの連打でレフェリーストップ
○手塚裕之（日本／パンクラス・ウェルター級王者）Hiroyuki Tetsuka
栃木県で農業も営みながらトレーニングを積む手塚は、“ジャパニーズ・ビースト”の異名も持ち、「地方在住選手にも夢を与えたい」を体現した。
＜第1試合 ムエタイ バンタム級（61.3㎏ – 65.8㎏）3分3R＞
○ハン・ズーハオ（中国）Han Zi Hao
判定3-0
●ビクター・ピント（フランス）Victor Pinto
兄アントワン・ピントとムエタイ・ブラザースとして『THAI FIGHT』常連で2017年からはGLORYに参戦し、現在ONE参戦中のタイ在住フランス選手ビクター・ピントは、兄と2017年からGLORYに参戦、兄は現在リタイア中だが、弟ビクターはONEに参戦。両者1R（ビクター・ピント）、2R（ハン・ズーハオ）とダウンの応酬を演じたが、終始パンチで攻勢だったハン・ズーハォが3-0で勝利した。
試合後ビクター・ピントの父親でマネージャーでもあるサージ・ピントは判定に抗議していた。
タイ・バンコク・バーンカピのPinto Fight Studioでコーチもしている。
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