AEWジェリコ-どうなるHペイジ-マラカイ・ブラックCody引退追い込む!?

(c) AEW

■ AEW Dynamite Home Coming
日時:8月4日(現地時間)
会場:米フロリダ州ジャクソンビル デイリーズ・プレイス


 番組名にあるように再びジャクソンビルに戻っての生収録。まずはクリス・ジェリコの入場曲大合唱から。ちなみにまったく関係ない場面でも、全部歌詞覚えてきたゾというマニアが勝手に合唱を始める場面もあり、それは「今見てる試合はイマイチ」でもあるから歓迎されざるリアクションなのだが・・・。
 MJFからの刺客によるジェリコ試練の5番勝負。この企画自体、日本プロレスマニアの発想なんじゃないかとも思うのだが、なんと第三弾はフベントゥ・ゲレーラという昔のライバル対決に。


 二人ともまだまだ出来る。凄いことなのだ。なんかトップロープからでないとフィニッシュにならないとか言ってたが、ジューダス・エフェクトを上から決めていた。なにしろ自分の全試合記録を本にして出版したジェリコさん。通称フービーとの試合は、メキシコ時代、WCW時代と通算で上記なったとのこと。はい、フービーとはまたやって下さい。流血デスマッチはもう止めた方がいいです。

 第三段階はクリアでも第4の刺客はウォードロウだ。フービーもジェリコも痛めつけていた。


 ダニエル・ガルシアと出てきたのはNXTを解雇されたケベック出身EVER-RISEである。AEWではジェフ・パーカー&マット・リーなんだそうだ。

 ジョン・モクスリー&エディ・キングストン&ダービー・アリン w/スティングにやられる役なんだが、つい先日までコメディ・セグメントに出ていた元EVER-RISEとしては最短の登場かも。
 ところでせっかくお客さんの応援機運も高まっていたハングマン・ペイジなんだが、ケニー・オメガに負けちゃってどうなるのかのセグメントが随所に出てくるのだが、バックステージ模様は公式写真には選択されていない。ダークオーダー軍も辞めて一人になったとか言われるスキットもあったのだが、とりあえず不安定な状態を引っ張るようだ。


 クリスチャン・ケイジがブレイドをスピアーで葬るシングルは、当然バニーも介入するのだが、”Legit”レイラ・ハーシュ戦の布石も盛り込まれていた。


 ハングマン・ペイジがリング上に出てくるセグメントでは、前週に引き続きエリートはバスケ軍団らしく、器用にボールをずっと回せるカール・アンダーソンが面白いのだが、ここではまたヤングバックスにBTEトリガーを何連発もぶち込まれることに。エリート・キラーになったフランキー・ガザリアンも救出には来るが返り討ちに。どうなる? ハングマン・ペイジ!


 上記は現地7月7日のマイアミ大会、MMAの総本山ATT(アメリカン・トップ・チーム)のダン・ランバート会長がやられる名場面だが、実はプロレスファンというのが丸わかりだったのが笑えたものだ。今回も出てきて「報復してやる」と。どうやら大物格闘家の転向が期待出来そうだ。


 ダスティン・ローズが付いてるQTマーシャル道場のリー・ジョンソンだが、AEWに来て以来無敗の元ルセフことミロには叶わない。ゲームオーバーが決まってミロのTNT王座防衛となった。


 前のイザコザを引きずってバニーとレイラ・ハーシュの一騎打ち。レイラはロシア人だけど米国家庭に引き取られて育った本物Legitのレスリング選手。短足ずん胴体型なんだが、応援したくなるキャラである。オレンジ・キャシディ軍が付いてるベビーフェイスなのだ。時代が変わったので、WWEエヴァ・マリーのようなDIVAはもうイイ、見飽きたということなのかも。

 試合はオマケ付きで勝った方がNWA女子王者のカミーレに挑戦と。サンダー・ロサは正式にAEW所属になったんだが、NWAとの連携は健在のようである。腕十字で一本取ったレイラにカミーレがリングインするんだが、身長差ありすぎやろうが。まぁ、これもレイラ応援の感情を起こさせているのかも。


 出、出、出ましたアリスター・ブラック、いやマラカイ・ブラック! 解説のエクスカリバーが、ボブ・シュクライバーに特訓されとか言うんだから、WWEではそんな話はやらなかった。登場が決まっている。白のコディ・ローズを漆喰の闇が支配するのである。


 ブラックマスが決まった。腹違いの兄貴ダスティンが松葉杖を差し出し、惨敗の結果にコディは片方のブーツを脱いで、あたかもお客に引退を告げるかのような場面に。そこにブラックがその松葉杖でブン叩たく。まぁ、実際はコディがハリウッドのTV番組に入るので暫くリングから離れるからなのだが、そんなことはどうでもいい。かくして最高のマラカイ・ブラック初登場が演出されたのであった。
 

 現地金曜8月13日の夜10時、SmackDownが終わってから始まる新番組の実況解説陣は、タズ、エクスカリバー、クリス・ジェリコ、マーク・ヘンリーだと発表されている。
 なお、AEWにも欠点があり、公式写真の配布がまたも二日後になり、週刊ファイト8月12日号の締切りに間に合ってない。拡大版は次週号の収録とさせていただく。


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