[ファイトクラブ]8・1神戸:YAMATO、Kagetora王座奪取! 4大タイトルマッチ含む大会全貌

[週刊ファイト8月12日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼8・1神戸:YAMATO、Kagetora王座奪取! 4大タイトルマッチ含む大会全貌
 photo & text by 西尾智幸
・YAMATO、新しい波の防波堤となる!
・シュン・スカイウォーカーを撃破しドリームゲート5度目の戴冠
・堀口元気、前日7年半ぶりブレイブ戴冠も1日天下~Kagetora新王者に!
・素行不良の悪冠一色、久々のドラゲー復活も王座奪取はならず
・王者・横須賀ススム&KING清水組、初タッグながら徐々に好連携に
・360度全角度から飛んでくるドロップキックが見れたバトルロイヤル
・斎藤了がドラゲーのGM及び大会本部長に就任!これより新体制始動
・ほぼコーナーで座ってるMr.中川はレフェリーの鑑!


■ DRAGONGATE “SPEED STAR FINAL”
日時:2021年8月1日(日) 15:00 試合開始 観衆:3,580 人(札止め)(=主催者発表)
会場:神戸ワールド記念ホール

グレートリセット完了! 史上初YAMATOドリームゲート5度の戴冠

<第7試合 60分1本勝負 オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合>
【王者】
●シュン・スカイウォーカー
 18分7秒 ラグナロク⇒片エビ固め
【挑戦者】
YAMATO
※YAMATOが第33代王者に

 前日の神戸大会でKzyを下し、5度目の防衛に成功し順調に自身の防衛記録を伸ばしたシュン・スカイウォーカー。この日の挑戦者はYAMATO。新時代を作って行く為にも、ここで負ける訳にはいかない。しかしYAMATOは『グレートリセット』を宣言。時代が戻されるのか? 『今』を走り切るのか? 注目の一戦となった。

 最近のプロレスでは、珍しくなってきた国歌吹奏。君が代を聞きながら、天井の日の丸を仰ぐ両者。緊張感が増す中、ゴングは鳴った。静かなるスタートかと思いきや、開始2分でコーナーにシュンを乗せ、ドロップキックで場外に叩き落とし、そのまま花道へ。YAMATOはブレーンバスターを仕掛けるが逆にシュンに返される。更にシュンは追い打ちとばかりに、花道をダッシュするがそれをキャッチされ、後方に投げられ花道を転がって落ち、脚にダメージを受ける。


 お互いに、大技を繰り出し尽くすも、決め手とならず。最後は、本能のままに、お互い膝をついての頭突き、肘打ち合戦。そして、珍しいラリアットの打ち合い、ダメージが大きかったシュンをYAMATOは逃さなかった。ギャラリアからラグナロクで勝利をもぎ取った!
 白熱の好勝負となったが、これで約4年ぶりにして、ベルト史上初の5度目の戴冠となったYAMATO。新しい波の防波堤となった。負けたシュンは、『背水の陣で闘った結果がこれ・・・時代の象徴・俺達の世代が、かつての世代に負けた事は情けない』と落ち込んでいたが、シュンは若さ、勢い、そして実績もある。次のチャンスを必ずモノも出来ると信じたい。
 シュンが言う“かつて”が、再び“今”となった。YAMATOが公約通り『グレートリセット』を行った。自らこのベルトを“重い十字架”と語ったYAMATO。これからの動向に注目だ!

堀口元気1日天下/復活悪冠一色/横須賀ススム&KING清水は初防衛

<第4試合 60分1本勝負 オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合>
【王者】
●堀口元気
 7分23秒 毘天八艘⇒片エビ固め
【挑戦者】
○Kagetora
※Kagetoraが第41代王者に
前日、約7年半ぶりに同王座を獲得した堀口がこの日初防衛戦として迎えたのが、Kagetora。しかし、残念ながら毘天八艘を喰らい、7分で王座転落、1日天下で終わってしまった。

<第5試合 60分1本勝負 オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合>
【王者組】
ラ・エストレージャ
○ドラゴン・ダイヤ
ジェイソン・リー
 10分30秒 レプテリアン
【挑戦者組】
“brother”YASSHI
大鷲透
●近藤修司
※王者組が2度目の防衛に成功
 
 7・9後楽園で、YASSHIが大鷲、近藤を引き連れ、トライアングルに挑戦表明。神戸初日の大会で、王者組がタイトル初防衛した為、16年前に素行不良でユニットごと解雇された、あの“悪冠一色(アーガンイーソー)”が復活・挑戦となった。
 しかし、勢いに乗る王者組が、ダイヤの得意技・レプテリアンで近藤を沈め、2度目の防衛にも成功した。

記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン