[週刊ファイト3月4日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼新日不入り乱入継続-高橋ヒロム欠場-先週号好評-スターダムAEWノア
タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・負のスパイラル高橋ヒロムの左大胸筋断裂
・編集部スタッフの読者反響話題スターダム、新日集客、AEW若手起用
・Impact Wrestling収録現場から気に入らないと帰ったサミー・ゲバラ
・AEW Dark: Elevation大巨人ビッグショーのポール・ワイトと長期契約
・プロレス絡み映画評の評判が高く、新規会員の導入線になっている件
・FBI用語プロファイリング:各専門媒体、読者層の照準がそれぞれ違う
・サイバーエージェント傘下から改革路線方舟ノアとSNS過信の危険性
・ヤマモ山本雅俊が解説する「今、NOAHが好調な理由を考えました」
・海外情報局拡大版先行のミャンマー死者とコロナ初期対応のデマ論考
・第1次、第2次世界大戦、ベトナム戦争の合計戦死者50万人超えた米国
―― 2月22日の新日プロ大会レポートはTERUZ記者の詳細版が別途あるので内容重複は避けますが、今週の総括やるなら大阪城ホール2連戦を前に、欠場していた内藤哲也が「挨拶くらいは出来る」と白スーツ姿で出てきたことと、2・25後楽園での復帰を発表してます。しかし、カリスマである高橋ヒロムの半年欠場を指摘しないわけにはいきません。
オフレコ 先週号のシュート活字委員会担当記事にて、負の連鎖、負のスパイラル懸念を活字にしたばかりのタイミングで、高橋ヒロムの左大胸筋断裂は痛過ぎる。
―― 不入りのほうは、ノアも後楽園ホール500人以下の発表になっているとか擁護論もあるんですが・・・。ノアの新ロゴに緑の伝統カラーが入ったのは良いことだと思います。
オフレコ まさにその先週号に、ランニング・コストの違いまで書いてあるでしょうに。そういう比較はナンセンスだと思う。
SHOとの激闘連戦は身を削っていたのか?
▼都内興行増が生んだマンネリ感 ドームリマッチ2月大阪城で巻き返しへ 新日本
―― いずれにせよ、様々な記事が収録されている毎週金曜発売の週刊ファイト、すでにファイトクラブ会員になっている方でも新日やノアの大会レポートは永久保存版として500円ならお得です。重複する記事もありますが、ページ数制限のない電子書籍の拡大版は量がまるで違います。
編集部スタッフの読者反響話題スターダム、新日集客、AEW若手起用
―― 内部者の議題というか、データ解析とスタッフの意見を紹介します。あと、「読者コーナー」の反響は電子書籍ジャーナルのみ収録なので、ファイトクラブ会員だけの方、たまには買ってみて下さい。有難いのはダブり記事あっても永久保存用に両方の年間サポート会員お願いしてます。
オフレコ 武藤敬司が表紙の先週号は評判良かったし売れているからな。但し、「常に広く皆様から改善案やご意見を求めてます」というのもあるから、公開は冒頭箇所でやろう。
・新日後楽園「北側席に幕」のヒット数が高い
▼後楽園ホール集客苦戦の新日本プロレス ついに北側席に幕をかけて大会開催
▼髪切り戦で「楽しいひな祭り」拒絶 長与参戦&北斗解説で武道館待ったなし スターダム
・スターダム
―― 私に話をしてくれるスターダム関係者は「マッチメイクはロッシー小川さん」と言ってますね。バックステージでも「反省会お願いします」と言って回っている選手の行く先はロッシーさんと公式カメラマンの大川さんだけで、他にボスっぽくしている人はいません。
なので本当にロッシーさんじゃないかと。
ロッシーさんが舞華や上谷を節目で大胆に起用していると聞いています。
オフレコ そりゃ小川さんが最終的なアンカー責任者なのは以前からであり、例えば「王座移動がこのタイミングだと思う」とマッチメイク委員会で上がってきたとして、それを「いや、まだ早い」とかやる権限は当然にある。ただ、具体的な試合ごとの起承転結の筋書きなり、WWEならエージェントと呼ばれる担当が一大会だけで相当数いたりするんだけど、「小川さんは試合作りが非常にうまくて」という話は聞いたことない。ご存じのように花月、葉月コンビがやってたんだけど若手選手から嫌われて追い払らわれた。今、誰がやってるんだろうという・・・。
―― アイコン岩谷麻優は無理ですね。「後輩育てられない、スターズからどんどん抜ける」というオモテの物語進行は、リアルの裏返しでしょうし・・・(笑)。
オフレコ タイプが違うだけであって。現在メインというか、エースのジュリアか、古参になってしまった岩谷麻優はそういうのは関わらないというのも業界のお約束。マスコミだと、メインのライターは販売作業に関わらないというのと同じ(笑)。
―― とにかくスターダム10年といっても男子団体とあまりにも出入りの激しさから陣容が違う。辞めた選手の数の多さでも悪名高き団体で、女子の場合は仕方ないという擁護論もありますが、かといって昔のやり方の花月とかの指導方針は、もう今の時代に総スカン食うだけだったリアルもありました。
オフレコ 議論が深まるのは結構なことで、カネ出してまで他にない最新情報や濃いと見解/分析を求める先鋭読者が求めているのはそこだろうから。
―― さて、3月3日の武道館大会控えて、どこまで体制変わっているのか否かということですね。
オフレコ 中野たむの坊主がメインになったことで、赤いベルトが内容で上回るには上谷沙弥がOVERだったら本気で誉めるゾ~。ロッシー小川や花月はそんなこと絶対しないけど、新日は若手がプッシュされてないことも問題やろう。次の後楽園辺りから、さすがにアチコチ批判出てるからやり方変えてくるとは思うけど・・・。
―― それがですね2月22日の後楽園ホールは「不入りとSNS総スカンは継続」ということで。
―― 若手プッシュというなら、AEWのサミー・ゲバラがImpact Wrestlingで騒動起した。
(c) AEW
▼AEW里歩セリーナ魅了!女子clip紹介-LアーチャーMOXフェニックス
オフレコ だいたいサミー・ゲバラ君に発言権なんかあるのかとも思うが、そんなストーリー嫌だとImpactのテーピング(ナッシュビル)から家(テキサス)に帰ったというのを逆に評価するなら、AEWは若手プッシュしているのが凄いことになる。女子トーナメントは、日米でやってるが数字がすでに先行指標になってるから里歩を優勝させるのかも。ただ、志田光vs.里歩じゃ前もやってるからサンダー・ロサはありかな。鷹の爪大賞best bookerはトニー・カーンだと活字に残してある。邪道外道はとっくに選外というのを気付くべきなんだが・・・。
―― AEW Dynamite評のミソは番組の中盤にあった里歩セリーナを大きく扱っていること。
オフレコ それが一般ブロガーとの判断力の違いであって、これは凄い試合だと思った。決して日本人選手で可愛い里歩だからトップ画像なのではない。また、もう中身は老人のスティングにバンプなんかかやらせるな!と記者意見も活字にした。
―― そしたら、出したあとから単なる全体の平均視聴者数字だけでなく、セグメントごとの視聴率も判明して、里歩セリーナがトップだとわかりました。やっぱりですね。
AEW Dark: Elevation大巨人ビッグショーのポール・ワイトと長期契約
オフレコ そして大巨人ビッグショーこと、ポール・ワイトとの長期契約が発表になった。なんでもAEW DARKだけでなく、AEW Dark: ElevationというYouTubeチャンネルの新番組も始まるらしい。次々と進軍を緩めてないことになる。
プロレス絡み映画評の評判が高く、新規会員の導入線になっている件
―― その読者コーナーと合わせて読まないと前後がわからないかもなんですが、シュート活字は誤解されやすいところがあって、「日本のプロレスは遅れてると言ってるだけ」と思われやすいんだと。但し、同じ奴がずっとbooker(現場監督)をやってる点の指摘なら正論なのかも。なにしろ、トニー・カーンはファンだったかもにせよ、選手だったわけでも、どこか団体なりで下っ端にせよ働いたこともありません。親の稼業を受け継いでフットボールや、特に英国プレミア・リーグのサッカー・チームの運営実務こそやってきましたが・・・。
オフレコ なでもかんでも「プロレスは特殊だから」が弁解に使われがちなんだけど、いわば素人のトニー・カーンがここまで成功というのを教訓にしないと日本のマット界は不味いかと。
―― 実際、WWEがあれだけ強い北米で、第二の団体というか、対抗勢力を作るなんか無理と新日首脳陣は判断して、どうせスグ潰れると高を括ってましたから。ところが今や、門戸開放というか、徐々にではありますがKENTAが出てきたり、ジョン・モクスリーがDynamite番組の中で、New Japan Strongで配信されるKENTA戦の煽りの時間が与えられています。
オフレコ 日本で、新日の対抗勢力を作ることは可能とボクは計画書も持ってるんだけど・・・。まぁ記者の意見なんか、取り上げられないんだろうけど、盟主が陥りやすい「奢り」の問題は先週号でやったから。ただ、Fightの専門媒体だから音楽や映画の話は要らないという方がいたけど、それは間違っているとは先週号の数字データからはっきりした。
▼ノア武道館成功-スターダム2連戦-映画WW84とマット界-新日迷走考
▼メタフィクション・プロレス考:映画評つぐない-若草物語-レディ・マクベス