[ファイトクラブ]ノア武道館成功-スターダム2連戦-映画WW84とマット界-新日迷走考

[週刊ファイト2月25日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼ノア武道館成功-スターダム2連戦-映画WW84とマット界-新日迷走考
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・「武藤敬司の戴冠はノア所属になったのでなるほど」では素人の呟き
・フランケンの上谷沙弥!岩谷麻優「昔の自分」言わせたウナギ・サヤカ
・ワンダーウーマン1984核兵器競争-欲望の資本主義-帝王Jローラー
・市販DVDをわざわざ買う楽しみノーマン・ジェイソン監督の音声解説
・1984年2月3日雪の札幌テロ事件ファン興奮と今のライオンマーク考
・後楽園北側席幕掛け集客-内藤哲也右ひざ負傷-新日離れの深淵考察
・Google10億ドル予算「優れたジャーナリズムには対価が支払われる」
・世界最高峰『NXTテイクオーバー:ヴェンジェンスディ』見て見ろよ
・追及できるのは業界関係者「奢り」の弊害とファンの自分教主義蔓延
・編集部より「週刊ファイト改革の各種提案お待ちしております」


―― 今週の総括としてはノア武道館からになります。ただ、トップ画像は上谷沙弥にしました。本誌が押してる選手なんで・・・。

オフレコ たっぷりと大会レポートが別項にあるんで・・・。このエントリーだけクリックしたらぎょっとするかもだけど、一冊の電子書籍ジャーナルとしては同じ写真がかぶるのは好ましくないからな。スターダム2連戦のは使ってないのが豊富に残っている。

―― ヤマモ山本雅俊さんの「今、NOAHが好調な理由を考えました」もありますからね。シュート活字委員会の役割は、他の記事から抜けている議論を掘り下げたり、週間のまとめになります。ただ、ノア武道館が話題の中心には違いありません。

オフレコ また繰り返すのかだけど、ちゃんと先週号に「後藤洋央紀”厳重注意”失笑!緬甸軍轄-WWE高収益-ノア武道館直前」活字残してある通り。有料箇所なんで読んでないとか言われるからな。専門媒体記者なら「ケツが丸わかり」であり、むしろ読めてなかったら、週刊ファイトの故I編集長から「花の凡くら記者」呼ばわりされて「何年やってるんだ!」と叱られていた。

―― だから、サイト公開になる冒頭箇所に、しつこく繰り返すしかないんです。「武藤敬司の戴冠はノア所属になったのでなるほどと思った」では、素人のつぶやきになってしまう。専門媒体としては、会見で秋山準がDDT所属になる絵でやることまでも規定路線だったかと。

オフレコ 当初、「1年間のレンタルで移籍」とか発表されるものは、よほどにヘマやらかさない限り、そのまま最初から移籍であることもパターン化してるからなぁ。

―― ただ、一時は宗教団体ノアと陰口叩かれ、ブック乞食になっていた他団体への尊大な態度を覚えている記者からすれば、この改革は高木三四郎じゃないと無理だっただろうとも思います。その面では凄いことかと。まぁ名前はノアでも、もうまったく別組織の会社じゃないかと言われたらそうなんですけど。

オフレコ それは同感。また集客もコロナ制約下としては立派だったのも誉めないといけない。

―― 但し、12月の新日ジュニアと比べても上回ったとかの議論はよくわかりません。なにしろ高木社長は様々な集客ルートを持ってることで有名というか、そこが強みでのし上がった方です。結構なことなんですが、それでの動員数がどの割合なのか詳しくない以上、なんとも言えない。

オフレコ 新日ジュニア武道館のは基本、実券だけの数字だと思うけどな。ABEMAの社員には、招待券自由に持って行ってよいだとしても、コロナ禍なので、無料だろうがまだ外に出かけたくないと考える方が普通なのに加えて、エンタメ興行は友人と一緒に行くならというパターンだから。席を空けて座らされて騒ぐのもご法度となってる以上、どうしても一人だけになってしまう。終わってからも店が閉まっているから仲間とは会食出来ない。本当にプロレス好きでないと招待券あっても出向いたりしないだろう。以前のような動員をかけることは無理なんじゃないか。

―― となると、予想以上に大健闘だったことは間違いなく、やはり称賛はすべきでしょう。

オフレコ 潮崎豪ががんばってくれたおかげとか、拳王がいなかったら今のノアはなかったまで、これも我々の担当稿で活字に残してきたことなんだけどな。サイクルというのがあるから、秋山準にせよ、ある段階でベテランが王者になるのは歴史の踏襲なんだけど、やはり若手がどんどん売り出されないと、退化とか後退とか、保守に走ってると思われてしまうと未来がない。

―― 手腕が試されるのはここからどうするかですね。いくら調子が良くなったとはいえ、58歳の武藤敬司に頼っていてはオシマイ。WWE RAWなんか、40台ばかりの「エリミネーション・チェンバー」の選抜メンバーが、さっそく叩かれてました。

オフレコ 毎週のセグメントごとの視聴率を気にしないといけない、女性客が離れている傾向はヤバいと、辛口やる媒体があることは市場が健全な証拠であって、日本マットがマイナーなヲタク趣味のままなのはジャーナリズムの欠如も大きい。

フランケンの上谷沙弥!岩谷麻優「昔の自分」言わせたウナギ・サヤカ

―― Valentine Special後楽園2連戦、スターダムも別項レポート拡大版あります。ウナギ・サヤカはがんばってました。「高田馬場でサヤカがジュリアに処刑された」とか、一部で大騒ぎしてるのに、「終始劣勢だったウナギはボロボロにされ」程度ではぬるいんじゃないかとの指摘があったんですが。

オフレコ なつぽいがカワイイ。

―― コラコラ、それはおっさんの好みでしょうに。ウナギはGカップのアイドルなんです。

オフレコ まぁ、「ジュリア残忍!ウナギ・サヤカ10分以上も痛ぶり処刑のガチ勃発」とか、大仰に書くのは許されるんじゃないかと。

―― でも、普通にウナギは同日夜のサイン会でドレス着てファン応対してました。

オフレコ アングルも見抜けないネットのピーチク、パーチク組の論調と、マスコミが派手に書くというのはまた別のことやからな。「マーベラスでガチ勃発!」の方は、耳に入っても直観で「はぁ?」であって、そんなのニュースでなぞってたらこっちの恥になるとメールしたやろが。

―― あれはおっしゃる通りでした。さすがに見抜いてましたね。

オフレコ 響って、田中盟子やろ? 今を時めくリア・リプリー、当時はデミ・ベネットやったけど、コンビ組んでやってたの何度も撮ったよ。長与千種の団体やでぇ~。そんな「いきなり拡声器持ってメインに乱入」って、アングルに決まっとるやないか。

―― 上谷沙弥のフランケンシュタイナー、武藤が先にやったあとだったのが可哀そうはあるんですが、武藤のはモンキーフリップの出来損ないみたいで、58歳を感じてしまいました。やっぱり若手が華麗にやるから映えるんであって・・・。

オフレコ 武道館の林下詩美戦は注目している。中野たむの坊主頭は勘弁して欲しいけどな(笑)。


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