同門対決のセミ・メインはどこまでも濃厚 ジュリアと朱里はフルタイム、林下は初防衛 スターダム

 20日、スターダムが大阪ビッグマッチ『10周年記念イヤー夢の祭典プロローグ OSAKA DREAM CINDERELLA』エディオンアリーナ大阪第一競技場大会を開催した。

 2020年に旋風を巻き起こしたドンナ・デル・モンドでの大将・副将対決となったセミファイナル。お互いの強さを認め合っているからこそトコトンやり合うが、手の内を知っているからこそ決定打を許さない。2冠戦のグレードをジュリアと朱里が観客に見せつけた試合となったが、決着に30分は短すぎた。最後はスタンドでもヒザ立ちにになっても打撃を打ち合い、ダブルノックアウト状態でフルタイムとなった。

 メインはクイーンズ・クエストのリーダー渡辺桃が赤ベルト新王者の林下詩美に挑む。こちらも20分を超える激闘となったが、岩下を下して戴冠したばかりの林下の勢いが勝った。BTボムを食らった桃は林下に初めての敗戦となる。すると初防衛を果たした林下に対して、舞華がマイクで対戦を要求。1月のフューチャー・オブ・スターダム選手権試合では林下が貫録勝ちしていたが、林下を狙うモチベーションは消えていなかった。懸けられるタイトルは異なるが、来年1月の後楽園大会でのタイトル戦が決定的となっている。

 
■ スターダム10周年記念イヤー夢の祭典プロローグ OSAKA DREAM CINDERELLA
日時:12月20日(日)16:00
会場:エディオンアリーナ大阪第一競技場 観衆1,027人(コロナ対策限定人数=主催者発表)

<第1試合/フューチャー・オブ・スターダム選手権試合>
〈挑戦者〉〇飯田沙耶
  8分19秒 垂直落下式ブレーン・バスター⇒片エビ固め
〈挑戦者〉●上谷沙弥
※もう1人は<王者>舞華
※第3代王者の舞華が3度目の防衛に失敗、飯田が第4代王者に

<第2試合/タッグマッチ>
○小波&刀羅ナツコ
  7分5秒 トライアングル・ランサー
里歩&●ルアカ

<第3試合/DDM vs 大江戸隊 タッグマッチ>
○ひめか&なつぽい
  11分5秒 ランニング・パワーボム⇒エビ固め
ビー・プレストリー&●鹿島沙希

<第4試合/ハイスピード選手権試合>
〈王者〉〇AZM
  10分31秒 横入り式エビ固め
〈挑戦者〉●星月芽依
※AZMが3度目の防衛に成功

<第5試合/アーティスト・オブ・スターダム選手権試合イリミネーションマッチ>
〈王者チーム〉中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカ
  3-2
〈挑戦者チーム〉岩谷麻優&スターライト・キッド&ゴキゲンです☆
●ウナギ(7分22秒 回転エビ固め)〇ゴキゲン
●中野(10分24秒 タイガー・スープレックス・ホールド)〇キッド
〇白川(11分42秒 オーバー・ザ・トップロープ)●岩谷
〇白川(12分54秒 オーバー・ザ・トップロープ)●キッド
〇白川(15分22秒 GSS→片エビ固め)●ゴキゲン
※COSMIC ANGELSが初防衛に成功

<発表事項>

<第6試合/ワンダー・オブ・スターダム&SWA世界二冠選手権試合>
〈ワンダー王者〉△ジュリア
  30分時間切れ引き分け
〈SWA王者〉△朱里
※ジュリアが4度目の防衛に成功/朱里が初防衛に成功

<第7試合/ワールド・オブ・スターダム選手権試合>
〈王者〉〇林下詩美
  24分26秒 BTボム⇒片エビ固め
〈挑戦者〉●渡辺桃
※林下詩美が初防衛に成功
※舞華が次期挑戦者に名乗りを上げる


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