中野たむ「新しいユニットとしてスタートします」 COSMIC ANGELSが初防衛でSTARSから離陸 スターダム

 20日、スターダムが大阪ビッグマッチ『10周年記念イヤー夢の祭典プロローグ OSAKA DREAM CINDERELLA』エディオンアリーナ大阪第一競技場大会を開催した。

 第5試合では9日のテレビ東京『家、ついて行ってイイですか?』にも出演、結成1か月で6人タッグ王座を獲得して勢いに乗る中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカのCOSMIC ANGELSが登場した。両チームのリーダーである中野と岩谷が緊張感のある攻防で闘いをスタートさせるが、STARSが連係攻撃で主導権をいきなり握る。挽回しようとCOSMIC ANGELSも序盤から宇宙旅行ロケット式合体場外ダイブを成功させる。

 試合はウナギ、中野の2人が次々とフォールを許してしまったCOSMIC ANGELSが“後がなくなる”大ピンチに。1対3の圧倒的不利となったところで白川が岩谷、キッドをイリミネーションマッチならではのオーバー・ザ・トップロープで脱落させる。一騎打ち状態になったところでゴキゲンが白川を丸め込みなどで追い詰めるが、立て直してGSSを成功させた白川が殊勲の3人抜きでCOSMIC ANGELSに逆転勝ちをもたらした。

白川 (涙をこぼしつつ)なかなかつらいイリミネーションマッチでしたけど、チャンピオンとして年を越せます。3人でベルトを持ってまた大阪に来ます。どうぞよろしくお願いします。

中野 コズミックエンジェルズは・・・今日勝ったことで(涙をこらえながら)宣言します。STARSを脱退して(語気を強めて)新しいユニットとしてスタートします。

岩谷 (中野を睨んで)中野たむ!! 今日は2人(岩谷&キッド)ともあんなの(オーバー・ザ・トップロープ)で失格。やり足りない・・・そう決めたら潰すだけ。来年1月のエディオンアリーナ、完・全・決・着というか完全に潰したいと思います(と中野を突き飛ばす)。今までこちらこそ・・・ありがとうございましたッ。せいぜいベルトを大切にしててね。スグ奪うから、また。

キッド どうぞご勝手に。イリミネーションマッチでタイトルマッチなんてふざけるな。納得できるか!! 飯田含めた3人で挑戦する権利あるだろッ。

ウナギ 私たちがチャンピオンです。でもやり足りない。ウルさいSTARSの挑戦を受けて黙らせましょう。

中野 いつ何時でも挑戦を受けます。STARS、またやりましょう。

COSMIC ANGELS デリシャ~ス、う~ん、マッ!!

 大会までに「いつまでも、岩谷麻優の後ろを走っている訳にはいかない」との言葉でSTARS内ユニットか独立かが問われていたCOSMIC ANGELS。標榜する宇宙旅行からすると「離陸」という位置づけだろうか、正式に独立することが明らかとなった。それでもお互いに「やり足りない」とし、さらなる対立構造の激化が必至となっている。
 
 
■ スターダム10周年記念イヤー夢の祭典プロローグ OSAKA DREAM CINDERELLA
日時:12月20日(日)16:00
会場:エディオンアリーナ大阪第一競技場 観衆1,027人(コロナ対策限定人数=主催者発表)

<第1試合/フューチャー・オブ・スターダム選手権試合>
〈挑戦者〉〇飯田沙耶
  8分19秒 垂直落下式ブレーン・バスター⇒片エビ固め
〈挑戦者〉●上谷沙弥
※もう1人は<王者>舞華
※第3代王者の舞華が3度目の防衛に失敗、飯田が第4代王者に

<第2試合/タッグマッチ>
○小波&刀羅ナツコ
  7分5秒 トライアングル・ランサー
里歩&●ルアカ

<第3試合/DDM vs 大江戸隊 タッグマッチ>
○ひめか&なつぽい
  11分5秒 ランニング・パワーボム⇒エビ固め
ビー・プレストリー&●鹿島沙希

<第4試合/ハイスピード選手権試合>
〈王者〉〇AZM
  10分31秒 横入り式エビ固め
〈挑戦者〉●星月芽依
※AZMが3度目の防衛に成功

<第5試合/アーティスト・オブ・スターダム選手権試合イリミネーションマッチ>
〈王者チーム〉中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカ
  3-2
〈挑戦者チーム〉岩谷麻優&スターライト・キッド&ゴキゲンです☆
●ウナギ(7分22秒 回転エビ固め)〇ゴキゲン
●中野(10分24秒 タイガー・スープレックス・ホールド)〇キッド
〇白川(11分42秒 オーバー・ザ・トップロープ)●岩谷
〇白川(12分54秒 オーバー・ザ・トップロープ)●キッド
〇白川(15分22秒 GSS→片エビ固め)●ゴキゲン
※COSMIC ANGELSが初防衛に成功

<発表事項>

<第6試合/ワンダー・オブ・スターダム&SWA世界二冠選手権試合>
〈ワンダー王者〉△ジュリア
  30分時間切れ引き分け
〈SWA王者〉△朱里
※ジュリアが4度目の防衛に成功/朱里が初防衛に成功

<第7試合/ワールド・オブ・スターダム選手権試合>
〈王者〉〇林下詩美
  24分26秒 BTボム⇒片エビ固め
〈挑戦者〉●渡辺桃
※林下詩美が初防衛に成功
※舞華が次期挑戦者に名乗りを上げる


 2020年から2021年へ!! 週刊ファイトが激動の国内プロレス界を斬る。

[ファイトクラブ]新日2冠戦 vs.ノア20周年 2020年のプロレス大賞序曲

[ファイトクラブ]プロレス大賞選考前最後のビッグマッチ ベストバウトで流れ出た涙の理由 新日本武道館

[ファイトクラブ]ゆずポン復帰&コズエン初戴冠 スターダム10周年はグラレスラー祭りか

[ファイトクラブ]GO TO NEW JAPANなのに狭き門 感染者数増で5000人上限復活 新日本

[ファイトクラブ]コロナイヤーを締め括った杉浦軍興行 今こそ振り返る本当は怖いノア

[ファイトクラブ]ゴールデン☆スターが初ゴールドメダル 最低動員の中で掴んだ最高導夢

[ファイトクラブ]コロナ感染拡大リスク高まる冬本番 武道館3大決戦は大丈夫か?

 電子書籍で格闘技最新情報&見解を読む。

21年01月14日号Rizin 東京ドームDash3連戦 ノア杉浦軍 全日新春 DホッジBリー追悼

’21年01月21日号ノア+武道館3大決戦 BフレンズSEAd 昇HAYATO J緊急事態トランプ JKA