[週刊ファイト6月18日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼記者座談会
新日プロ 大阪城ホール2連戦で“復活”を猛アピール!
・この回復ぶりに辛口の本誌評論家たちも驚きを隠せない
・世間に健在ぶりをアピールする狙いも・・・
・王者・内藤への挑戦者は前日まで分らないという設定
・新日プロの本格的な復活は夏が終わってから?
熱心な大阪のファン
コロナなんかに負けるな! プロ野球やJ・リーグなどとともに新日本プロレスも110日ぶりに“復活”することとなった。6月15日から7月3日までは無観客配信興行だが、7月11、12日には大阪城ホールにてビッグマッチ2連戦を放つ。この回復ぶりに辛口の本誌評論家たちも驚きを隠せない。
(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)
A 新型コロナウイルスの影響でまったく身動きがつかなかった新日プロに、ようやく大阪城ホール2連戦というスケールの大きい話題が出てきました。今回、新日プロの菅林会長が発表した内容に見出しを付けるとしたら?
(C)テレビ朝日 新日本プロレス・菅林会長
B 新聞の見出しとしては「新日プロ、コロナに反撃のノロシ」かな? ちなみに、見出しを考えるのは整理マンで、あの永島(勝司)さんも東スポでプロレス記者になる前は整理部に所属して見出しを付けていた。
C しかも1面でしょ? 1970年代の(東スポが)売れている頃なので抜群のセンスだったと思います(笑い)。70年代には東スポでプロレスを担当していた「飯山さん」が全日本プロレスに転出しています。
A そこで、ぜひお聞きしたいのは以前、このコーナーで「1発目のビッグマッチは大阪になる可能性が高い」とおっしゃったこと。あれは単なる憶測ですか、それとも、ちゃんとした情報?
C 情報提供者に迷惑をかけないために、わざとボカして書いたり話すケースもありますが、あれは状況判断による憶測。東京のコロナ状況があれほど厳しければ、大阪しか考えられないわけで。それにしても、いきなり大阪城ホール2連戦とか驚きです。
B 興行再開となってもキャパの50%も客を入れられないのだから誰も2連戦は思いつかない。
A 2連戦にした理由は?
C やはり、華やかなビッグマッチを開催することによって興行収入を得るだけじゃなく、テレビの視聴率を上げる、新日ワールドの会員を増やしていくといった戦略があったと思います。あと、ド派手にやって世間に健在ぶりをアピールする狙いも・・・。
二冠王の内藤
▼記者座談会:新日プロも経済の悪化次第で厳しい決断を迫られる!
▼記者座談会:新型コロナのワクチン早期開発が待たれる中、木谷オーナーが練る戦略は・・・
▼記者座談会:「新型コロナ」長期化ならマット界も倒産続出か!?
▼記者座談会
全面解除はいつ?小池知事や西村大臣の慎重な対応にマット界もイラッ!!
▼記者座談会
2022年、日本人レスラーの数は半分以下に減少か!?