[ファイトクラブ]記者座談会:新日プロも経済の悪化次第で厳しい決断を迫られる!

[週刊ファイト5月21日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼記者座談会
 新日プロも経済の悪化次第で厳しい決断を迫られる!
・新型コロナ終息後も元の業績に戻すことは困難
・今まで以上の長期の自粛に追い込まれるかも
・プロレス団体にとって厳し過ぎる
・メイ社長の経営手腕に注目しましょう



3月29日 プロレスリングノアの無観客大会

 日本もようやく諸外国並みに自粛解禁を段階的に始めたが、新型コロナウイルスの感染リスクが高いとされるプロレスなどスポーツ・イベントの解禁はまだまだ先になりそう。また、経済悪化により企業の大半が新型コロナ終息後も元の業績に戻すことは困難と見られており、新日本プロレスも来年以降、厳しい決断を迫られそうだ。

(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)

A きょう(14日)、39県で緊急事態宣言が(部分的に)解除されましたが、やはり大規模なイベントは時期尚早ってことでプロレス興行の再開も先送りになった。

B まだまだ先だろうと思っていても、団体の大半は経営がひっ迫しているので、どうしても「ひょっとしたら福岡、広島といった地方都市は解禁になるかもしれない」と期待してしまうじゃないですか。それを「50人以下のライブハウスなら容認する」と発表されたらガックリきますよ。

C まったくその通りなんだけど、いざ全面解除になっても特に屋内競技の場合、大勢のファンが詰めかけたらクラスターが起きる可能性が高いので怖くてすぐには客を入れれないでしょ? その恐怖はワクチンが開発されるまで付きまとう。

A いろんな団体が興行を再開して、もし1回でもクラスターがプロレス会場で起きたらテレビや新聞で大きく報道され、今度はマット界全体が今まで以上の長期の自粛に追い込まれるかも。

B ノアとか全日プロは無観客でのTVマッチを行っていますが、本当は試合自体が危険。汗では感染しないらしいけど、対戦相手の飛沫を浴びまくりますからね。そこは6月中の開幕(当面は無観客)が現実性を帯びてきたプロ野球とは違うわけで・・・。

C プロ野球は遅くとも開幕までにアンパイア、裏方さんを含めた全員にPCR検査を受けるはず。ところが、ノア、全日プロ、DDTなどはなかなか検査を受けられないという事情もあってやっていないんじゃないかな。

A 大相撲も28歳の力士が新型コロナで死亡したことで全員がPCR検査を受けることになった。

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