[ファイトクラブ]記者座談会:新型コロナのワクチン早期開発が待たれる中、木谷オーナーが練る戦略は・・・

[週刊ファイト5月7日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼記者座談会
 新型コロナのワクチン早期開発が待たれる中、木谷オーナーが練る戦略は・・・
・すでに来年以降の戦略を練っているようだ
・正直、ファンもプロレス観戦どころじゃないという・・・
・新日プロも規模縮小は避けられない?
・興行、イベントは1番後回しにされそう



木谷氏はサイバーエージェント傘下となったノアの関係者とも話し合った

5月6日を待たず、ほぼ決定的と見られる非常事態宣言の延長。段階的に自粛が解禁されるようになっても、“3密”となる興行が1番後回しにされるのは確実でプロレスのナマ観戦も遠のくばかり。こうした厳しい状況下、他団体首脳とも話し合うなど精力的に動く新日本プロレスの木谷高明オーナーは、すでに来年以降の戦略を練っているようだ。

(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)

C 冒頭から非常に残念な情報になりますが、キラー・カーン(カン=小沢正志)さんが約30年続けてきた居酒屋を閉める決意をしました。早急に東京都なり国なりが当面、飲食店の家賃の8割程度を負担する制度ができない限り彼の決意は変わらないでしょう。ファンだけではなくマスコミ関係者にも親しまれた居酒屋だけに本当に寂しい。

A ラーメン店、焼き肉店、スナックなどを経営する他の元レスラーも苦しいのは一緒でしょ? 今更プロレスに復帰できないし。

B 飲食店に対する長期的な家賃援助については野党の議員が国会で安倍首相に強く要望しましたが、はかばかしい返事しか得られなかった。非常事態宣言が5月末くらいまで延長されたら全国の飲食店、中小企業の30%以上が潰れますよ。


新日プロと全日プロの交流戦もありそうだ

A プロスポーツ、エンタメの世界だって相当ヤバイ。企業とのスポンサー契約と興行収入で経営が成り立っているバスケのBリーグにしても、すでに悲鳴を上げていますから。当然、プロレス団体は大丈夫かってなりますよね?

C 遅くとも6月には興行を再開できなければ全然、大丈夫じゃないと思います。最大手の新日プロにしても2年後、3年後にどうなっているのか見当もつきません。安倍さんが1930年代の「世界恐慌以上」と言ったほどだから日本経済も相当、深刻な事態になりつつあると見るべきでしょう。正直、ファンもプロレス観戦どころじゃないという・・・。

A そんな厳しい状況の中、新日プロの木谷オーナーはコロナ終息後を見据えならが精力的に動いている。

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